身体のゆがみが老化を促進する?
ゆがみは大敵
身体のゆがみを取るということは、アンチエイジングにはもちろん健康促進のためにもとても重要なことです。
身体がゆがんでしまうと、どうしても筋肉にも負担がかかりますので、緊張してしまって柔軟に動くことができない、というような状況になってしまうことがあります。
筋肉というのは柔軟に動くことでその機能を果たすことができるわけですが、固くて柔軟性がなくなってしまうと、様々な弊害が出てきてしまうものです。
筋肉は、柔軟に動くことで血流を良くする働きがありますが、固くなってしまうと血流が悪くなってしまうことから、アンチエイジングが進まないどころか老化を促進、というような結果になることもあります。
血流が悪い、ということから引き起こされる弊害としては、やはりむくみがあるでしょうか。
血流が良くないわけですから、老廃物や余分な水分がそこから流れていかない可能性が高くなります。
そうなると当然その部分は、むくんでしまいますよね。
逆にむくみに悩んでいる場合には、身体のゆがみがないか、ということも確認する必要があるかもしれませんね。
そして、ゆがむことで引き起こされるものとしては、たるみも考えられます。
ゆがみとたるみってあんまり関係がなさそうな気がしますが、実は密接に関係があったりします。
原因として考えられるのは、やはり筋肉が固くなってしまうことです。
筋肉が固くなってしまうと、筋肉が自由に動かなくなってしまいますので、引き上げなければならない筋肉であるにも関わらず、その機能を果たすことができない、という状況になってしまいます。
そうなると、当然たるみの原因になってしまうわけです。
たるみは身体のいたるところで起こる可能性があるわけですが、顔に起こると大変です。
確実に見た目が老けてしまいます。
顔のたるみで引き起こされるものとしては、ほうれい線がありますね。
頬のたるみによって、ほうれい線ができてしまうと、見た目は老けるものです。
ほうれい線が1センチ伸びると6歳老けて見えると言われるほどです。
また、目の下にできる通称ゴルゴラインも、たるみが原因でおこりますし、頬がたるんでしまうと、それも老けて見える原因となります。
身体のゆがみというのは、健康にもよくない影響がありますし、さらに見た目も老けてしまう可能性があるという、最悪の状況を作り出す元凶になりそうです。
ですから、日ごろからゆがみが起こらないような生活をする必要がありますね。
身体のゆがみを作るもの
身体のゆがみを作る原因としては様々あるわけですが、重要なのは日ごろの習慣だと言われています。
身体を常に左右対称に使うことができていれば、当然身体はゆがまないわけですが、人間ですから、完璧に左右対称に使うなんて言うことはできません。
どちらかをたくさん使って、どちらかをあまり使わない、ということが常であるはずです。
その癖をできる限り左右対称にするということが、ゆがみをなくすためには必要になりますね。
座り続けることの弊害
座り続けるということが身体に良くない、ということは常識になりつつありますね。
座り続けるということは喫煙と同じぐらいに健康に悪影響を与えるということが言われ始めています。
座り続けるということは、それだけ健康に悪影響を与えるのですが、さらに身体をゆがめる原因にもなってしまっています。
まず、座り続けるということは、当然筋肉が休んでいる状態になっており、特にお尻の筋肉は休んでいる状態になります。
しかし、考えてみると、お尻は身体の真ん中にある部分ですし、大きな部分でもありますので、たくさんの筋肉があるのですが、その筋肉が使われない状態ですので、筋肉が衰えてしまったり、固くなったりするわけです。
そうなると、当然違った筋肉で補強する必要が出てくるわけで、脚や腰などの筋肉が使われるようになってくると、当然ゆがみの原因になってしまいます。
本来使われるべき筋肉が使われず、使われるべきではない筋肉が使われるわけですから、ゆがみを発生させてもおかしくありませんよね。
そして、座っている姿勢を考えてみてください。
脚を組んだり、頬杖を突いたりしている姿勢が多いのではないでしょうか?
このような姿勢を取っていると、左右どちらからに体重がかかってしまっているはずです。
しかもその姿勢は長時間続けることが多いのではないでしょうか?
その結果はもうすぐにわかりますよね。
ゆがみの原因になるのは当然です。
しかも、お尻の筋肉は衰えてしまっているわけですから、その歪みはさらに体中に広がっていってしまう可能性が高いわけです。
普通に座って、両足が同じ割合で床についていればゆがみはないわけですが、そのような姿勢を取っていることはあまりないのではないでしょうか?
座る姿勢が多いという場合は、かなりゆがみに気をつけないと、すぐに歪んでしまうことになります。
ゆがみを防ぐ
ゆがみを防ぐためには、基本的な考え方は左右対称、重心を左右均等にかけるということです。
言うまでもないことですが、これができていない方がかなり多いです。
デスクワークをしている方は、特に左右どちらかに体重をかけて座っていることが多いですね。
ですから、日ごろから左右対称を意識して行動する必要があります。
立っている姿勢でも同じことで、多くの方がいわゆる「休め」の姿勢をしていることが多いです。
休めの姿勢は、左か右の足に体重を乗せている姿勢ですので、当然ゆがんでいることにになります。
休めという言葉の通り、その方が楽だから行うわけですが、それを長時間行うと身体全体に悪影響が出てしまう可能性があるわけです。
ですから、立っている時も左右対称にしておく、という意識を常に持っておくということがとても大切になります。
座っている時も同じことで、左右対称に体重をかけて座るということを常に意識しておくことが大切です。
お尻に座骨という骨があります。
その座骨が左右で同じように椅子についている状態で座っている、というのが左右対称です。
どちらか一方に体重が載ってしまっている場合は、やはり歪んているということになりますので、注意が必要になりますね。
両手を同じ割合で使う
これは、やはり利き手をたくさん使ってしまうことから、身体がゆがんでしまうことを避けるために行うことです。
とはいっても、書くときなどは利き手を使わなければならないことが多いですが、休憩時間などでは逆の手で書いてみたり、食事は右で食べて、間食の時は左手を使うというような感じて使い分けると効果的です。
どうしても利き手ばかり使ってしまうことが多いと思いますが、それも少しずつ身体のゆがみにつながる可能性があります。
ですから、意識して利き手でないほうを使うようにしましょう。
まとめ
私たちはどうしても左右どちらかに歪んでしまいがちな生活をしています。
特にスマホを使っていると、猫背になって右手だけ、左手だけで操作している方がほとんどです。
つまり今の生活は、便利な反面、ゆがみやすいということになります。
ですから、意識して左右を同じ割合で使おうとする意識を持つ必要があります。
そうすることで、姿勢も均等で美しくなっていくものです。
アンチエイジングや健康というのは、当然即効性のあるものではありませんが、スラリと均等な立ち方をしている方は、自然と美しく見えるものです。
姿勢を正すということは、即効性のあるアンチエイジングなのかもしれませんね。