疲れやすい、血流が悪くなっているかもしれません。
血流が悪いと何が起こる?
血液の流れ、血流の良さは健康そしてアンチエイジングにはとても重要であるということは誰もが知っていることですよね。
血流を良くすることで、様々なメリットが私たちの身体にもたらされます。
まず、身体の隅々に酸素を行き渡らせることができますし、逆に二酸化炭素を効果的に素早く体外に排出できるようになるということがありますね。
そして、免疫という点でも血流は本当に重要な役割を果たしています。
血液の中には白血球をはじめとして、免疫に関係する様々な細胞が存在しているのですが、重要なことはそれらの細胞が元気であるということはもちろんなのですが、素早く異物が入ってきたところに到着して、作業を開始する必要がありますよね。
血流が良い状態であれば、それらの細胞は緊急事態が発生している場所に素早く到着して、すぐに作業を開始することが可能です。
どんなことでもそうですが、問題はできる限り早く解決に向けて行動することが大切で、それは体内の免疫に置いても同じことです。
できるだけ現場に早く駆けつけて、作業を開始することでその効果がより高くなるというわけです。
さらに血流が良ければ、体温も高く保つことができます。
末端冷え性の方などは、本当につらいものですが、身体の末端の血流があまりよくないために冷えてしまうことが原因です。
ひどい人になると、夏でも電気毛布などを使っている方がいます。
逆に血流がスムーズで、身体の隅々にまで血液が届くようになれば、末端の冷えもなくなって体温も理想的に高い状態をキープすることができます。
体温が下がると、これまた免疫力が下がると言われています。
逆に体温が1℃上がると、一時的に免疫力は5倍ほども高くなると言われています。
如何に体温を高くキープすることができるか、ということが免疫力を維持する秘訣と言えそうですが、それを実現するのが血流ということになりますね。
疲れやすい場合
最近どうも疲れが取れないとか、すぐに息が切れてしまうなど、なんとなく不調を感じるという場合は、原因は血液の流れにあるかもしれません。
もちろん自分で判断することなく、必要であれば医療機関で診察を受ける必要があるのですが、その際も血流を改善しておくということは、マイナスに働くことはありません。
血流が悪くなっている可能性がないか、ということを確認する必要がありますね。
血流が悪くなるのは?
血流が悪くなるのは、いったいどのような理由があるのでしょうか?
血流が悪くなるという原因として、テレビなどでよく言われるのは、ドロドロ血液というものですね。
血液がドロドロと粘性を帯びてくると、当然ですが血流は悪くなってしまうため、血流が悪くなる原因とされているわけです。
ドロドロ血液の原因はいろんなものがあるわけですが、最も多いのは食べ過ぎや飲みすぎと言われています。
たくさん食べたり飲んだりすると、当然ですが血液内にたくさんの糖質や脂質などが流れ込んでくるために、血液がドロドロになってしまうわけです。
血液をサラサラに保つためには、必要以上の栄養を血液内に入れないということが重要になってくるわけで、それを実現するためにはバランスの良い食事を適量食べるということが重要になってきます。
運動不足
血流が悪くなるのは、運動不足も大きな原因となります。
運動をすることで、血流がすぐに良くなることは誰もが経験していることです。
そして、運動をすることで筋肉量が多くなれば、血液を心臓に送り返すポンプの役目も強くなります。
その結果血流を改善することができるわけです。
また、筋肉の量が増えることで体温も高くすることができます。
ですから、私たちの身体はできる限り動かして、筋肉を維持することがあらゆる意味で重要になってきますね。
空腹の時間を作る
とはいえどうしても食べ過ぎてしまう、という方も多いのではないでしょうか?
今日は、朝はフルーツを食べて、昼はサラダとタンパク質、夜は軽い食事を摂るというようなことを続けても、人間ですから食欲は空腹になればなるほど強くなるわけで、節制した食事をしても反動でドカ食いをしてしまったりします。
そこで気をつけなければいけないことは、常に胃に何かを入れているような状況を作らないということです。
小腹が空いて落ち着かないからお菓子などを食べる方が多いのではないでしょうか?
しかし、間食におやつなどをいつも食べていると、胃や腸にいつも食べ物が入っているような状況になってしまいます。
そうなると、当然ですが血液も常に栄養が補給されることになりますので、必要以上の糖質や脂質が常に入っているという状況になってしまうわけです。
血液がサラサラになるためには、必要以上の栄養が入っていない状態を作る必要があるわけですから、いつも何か食べているような状況は良くないということになります。
ですから、空腹の時間を少し作ることがとても重要になるわけです。
プチ断食を行う
そこで効果的なのがプチ断食と言われるものです。
このプチ断食というのもいろんな方法があるようですが、私がお勧めするのは睡眠時間を利用したプチ断食です。
寝る前3時間は何も食べない状況で寝てしまいます。
そうすると睡眠時間を8時間とすると、11時間何も食べない状況が作れます。
プチ断食をする場合は、朝食を抜くことで12~16時間程度の断食ができます。
睡眠時間を入れて11時間の断食を行うと朝食を食べないと、お腹が空いて何もできないという場合は朝食を食べてもよいと思います。
ちょっと長めにプチ断食したいという場合は、朝食を抜くことで少し長めのプチ断食ができるということですね。
これなら負担なく誰でも継続できる方法ではないでしょうか?
プチ断食の効果について
プチ断食の効果については、たくさんあるのですが、いくつかご紹介すると、まず睡眠が深く良質なものになります。
寝ている間にお腹の中に食べ物が入っていると、それを消化する必要がありますので、睡眠時間も内臓は動いているということになります。
そうなると、当然ですが睡眠の質は悪くなってしまって、十分に寝たという感覚が得られない可能性があるわけです。
ですから、空腹で寝るということは、良い睡眠をとるためにも必要ということです。
そして、血液に関してもよい効果がたくさんあります。
中性脂肪の低下、悪玉コレステロールの低下、血糖値の改善などの効果があると言われています。
血液ドロドロの原因は、血液内の余分な糖質や脂質が原因でしたが、見事にその原因を改善してくれているのがわかると思います。
運動を習慣化する
そして血流を改善するために重要になるのが、運動を習慣化することです。
筋肉を維持することがとても重要なのですが、筋肉を維持するためには運動を継続して行わなければ維持できません。
そのため、運動を習慣化する必要があるのですね。
どうしても運動が苦手だという場合は、日ごろの動作の強度を上げることです。
一番簡単なのは、歩くスピードを上げることですね。
まとめ
血流を維持することが健康やアンチエイジングにはとても重要なわけですが、そのためには、やはり健康促進のための基本となることを行うことでしたね。
睡眠をしっかりととるための食事の仕方、健康促進のために運動を習慣化するということが、さらには血流を改善する効果もあるということです。
健康促進の基本は、やはりすべてに通じるものなのですね。