部屋が汚いと集中できない、そしてさらなる悪影響が!
部屋が散らかっていて集中できる?
部屋がきれいになっていないと、なんとなく集中できないという経験はありませんか?
やはりきれいな部屋の方が集中力が高くなりますし、記憶力なども高くなり仕事や勉強がはかどりますよね。
逆に部屋が汚いほうが仕事がはかどるという方もまれにいらっしゃいますが、それはどこに何があるのかを把握していて、そこにあるほうが便利だという状況になっているからのようです。
そのことから考えると、汚い部屋でもどこに何があって、使いやすい位置にあるということであれば問題ないのですが、ほとんどの方は汚い部屋の場合はどこに何があるのかわからないと思います。
そのため、今必要なものが見つからないなどで、まず探すことから始めて見つかるまでに時間がかかり、結果として集中力を失ってしまうことになります。
また、探し物の時間というのは、きれいに部屋を整理しておけば必要のない時間ですので、物を探す時間というのは時間を無駄にすることになります。
集中力に関しても、今すぐに始めるということが集中力を高めるためには最も良いのですが、部屋が汚い場合は探し物などですぐに始められないことがあり、集中力を高めるという意味でもよくないことです。
汚い部屋が集中力を阻害する様々な理由
先ほど探し物が集中力を阻害するということをお話ししました。
それだけではなくて、部屋が汚くて整理されていない場合、集中力を阻害するものは本当にたくさんあるのです。
まず、ものが散乱している状態を考えてみると、今現在必要ないものがいろんなところに放置されている状況のはずです。
理想的な状況というのは、今現在に集中できる環境なのですが、そのためには今必要なものだけが目に入り、必要のないものは目に入らないということが重要なのです。
その状況を完璧に作り出すことは難しいですが、整理されていて必要のない物は極力見えないというのが理想の状況ですね。
しかし、いろんなものが部屋の中に散乱している場合は、どうしても必要ないものが目に入ってしまうことになります。
そのような小さなことは影響ないのでは、と思うかもしれませんが、その小さなことが常に起こっているわけですから、積もり積もって大きな影響になっていくのですね。
幸せを感じる度合いというのは、今現在に集中しているほどに高くなる、ということが研究によって報告されているのですが、部屋が汚いということ、整理がされていないということが、今現在への集中を阻害するということになると、幸せを感じる度合いも下がってしまう可能性があります。
幸せ度が下がれば仕事の効率も当然下がり、勉強の効率も下がってしまいます。
自己肯定感が下がる
そして、幸せを感じる度合いが下がるということは、自己肯定感が下がってしまう可能性があります。
自己肯定感というのは、いろんな定義があると思うのですが、私が一番簡単に自己肯定感を理解できると考えている定義は、「自分を好きでいること」になります。
自分を好きでいる、い続けるということが自己肯定感が高いということになります。
自分のことが好きな人ほど、自分の目標を達成してきやすいものです。
自分のことが大嫌いにも関わらず、目標を達成していく姿を想像することって、なかなか難しく感じますよね。
自己肯定感を高める方法などは、こちらを参考にしてみてください。
その自己肯定感ですが、部屋が汚い、整理されていない状況でいると下がってしまう可能性が指摘されています。
それはなぜかというと、整理されていない部屋を見ると、自分は掃除ができない、部屋をいつまでたってもきれいにできない、という気持ちから自分を否定するような気持ちが出てきてしまうからです。
部屋が汚い、整理されていない状況では、明るい気持ちを持とうと思っても、なかなか難しいということはすぐに理解できると思います。
本や雑誌が床に散乱していて、食べたもの、弁当の容器などもそこかしこに散乱している、脱いだ服はそのまま放置しているような状況で、ポジティブな考えを持つことなどできないでしょう。
当然ゴキブリやダニなどもたくさん発生している状況でしょうから、環境的にも劣悪なことになっているかもしれません。
そんな状況の中で、仕事でしっかりと結果を残したり、勉強したことを記憶したりすることは、まず無理でしょう。
部屋をきれいに保つことは、健康にももちろん大切ですし、精神衛生的にも大きな影響を与えている、ということがここからわかると思います。
最近落ち込みやすい、ストレスを感じやすい、という場合は部屋が汚れていないか、ということを確認してみる必要があるかもしれませんね。
部屋をきれいにするためには
部屋をきれいに整理した状態をキープするためには、掃除は基本中の基本です。
掃除をしなければ、部屋がきれいになることは絶対にありませんからね。
床に埃がたまっていたり、髪の毛が落ちていたりすると、それだけで気分が良くないですから、こまめに掃除を行うことが、部屋をきれいに保つためには必要です。
しかし、掃除をしても部屋をきれいに保つことができない、ということを良く聞きます。
実は掃除を行う前に行うべきことがあるのですが、それを行わないと部屋は整理整頓できないのです。
それは、いらないもの、不要なものをすべて捨ててしまうことです。
部屋が汚い、整理整頓ができない人の特徴は、掃除しないということはもちろんですが、それよりも物が捨てられない、ということがあります。
物が捨てられないために、部屋の中に必要のない物がたくさんあふれかえってしまい、結果として部屋が汚くなってしまうのですね。
部屋をきれいにする、整理整頓するためには、必要がない物はすべて処分してしまうことです。
物が捨てられないという場合の気持ちとして最も多いのは、「もったいない」と「いつか使うかもしれない」という気持ちです。
しかし、よく言われることですが、いつか使うかもしれないというときの「いつか」は永遠に来ないということを理解しておくことが大切です。
また、もったいないという場合は、その気持ちは大切なのですが、不要なものがたくさん部屋に詰まっているために、新しいものが入ってくることができない、ということを考えると、その方がもったいないのかもしれない、というようにもったいないの定義を少し広げてみることも大切です。
不要なものを残すことで、集中力が下がったりすることの方がもったいない、と考えると不要なものも捨てることができるのではないでしょうか。
売れるものはメルカリで売ってみたり、誰かにあげるのもよいですね。
いらないものを捨てることで、ものがあふれかえることがなくなり、整理整頓がしやすくなりますし、その状況で掃除をすれば部屋が常にきれいな状態をキープできます。
部屋に不要なものがなければ、換気もスムーズにできますので、酸素も多くなることから、集中力を高く維持することもできるようになります。
小さななことに感じるかもしれませんが、換気は侮ることができないものですよ。
まとめ
部屋が整理されていないことで生じる不都合は、今まで見てきたように想像以上に大きなものですよね。
出世したいとか、資格試験に合格したい、外国語をマスターしたい、というような夢のためにも、やはりまずは部屋をきれいにする、家を住みやすい状態にするということが重要です。
自分に必要なものだけが、常に目に入るという理想の状況をまずは作り出すということが大切なのですね。