読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

不安や悩みを引きずってしまう人が行うべき対処とは?

不安がいつまでも消えない

 

生活の中ではいろんな不安があるものですよね。

 

仕事でうまくいかないことがあって上司に怒られたりすると、その場で反省してすぐに次につなげることができる人もいれば、その気持ちをズルズルと引きずってしまって何日も落ち込んでしまう人もいます。

 

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私もいつまでも引きずってしまうタイプですので、スパッと気持ちを切り替えることができる人をいつもうらやましいと感じてしまいます。

 

とはいっても、自分の気持ちの切り替え方について調べてみても、なかなか良い方法が見つからないのが現実かもしれません。

 

実は不安というのは、人類が生き残るために必要だったものなので、引きずるほうが生命維持には有効に働く、という報告があります。

 

太古の昔は、今のように文明が進んでいるわけではなくて、食料を探す必要があったり、住む場所を確保したりするなど、いろんなことを自分で行う必要がありました。

 

もちろん共同生活の中で、大勢の人と協力しながら生活の場を作り上げていくわけですが、今ほど便利な生活ではありませんし、危険も身近にある状態でした。

 

そのため、少しでも危険を感じると、そこに不安を感じることですぐに対処できるように身体が設計されているのです。

 

その不安を感じることは、すぐになくなってしまうと、まだ危険が去っていないにも関わらずリラックスしてしまう結果になるため、命に関わることだったのですね。

 

不安なことがずっと気になる状態、それが理想的な状態だったということができそうです。

 

時代は変わって現在は、そのような危険はあまり身近に感じない状況になっていますが、身体の進化は気が遠くなるほどの時間をかけて進んでいくものです。

 

人類もいつかは今の便利な生活に合わせて、精神面や肉体的な面で進化していくのかもしれませんが、今はまだ以前の人類とそれほど変わらないのだそうです。

 

文明が進んでいっても、人類自体はそれほど変わっていないため、不安を感じてもそれを長い時間感じ続けるという状況は変わらないということになります。

 

不安を長く感じるということは、人類ならば当たり前ということになりますので、それほど心配する必要もないことのようです。

 

忙しく行動すること

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しかし、不安を感じたままだとやはり、いろんな弊害が出てきてしまいますよね。

 

仕事や勉強をしていても、不安のために集中できないとか、ミスをしてしまうということもあります。

 

ですから、人類の機能としての不安は理解しつつも、できればその不安は早く解消した方が良いわけです。

 

そこで、いろんな方法を試したり、研究報告を見てみたりしたのですが、効果が高いのは忙しく行動するということです。

 

不安には特徴があって、何もしないでいると増大していくというものと、対処するための行動を起こすことで減少していくものです。

 

不安を感じていると、どうしても行動することができなくて、特に自分から主体的に動くことができないことが多いです。

 

ですから、自分の判断ではなくて、人にどう行動するかをゆだねてしまうことが多いものです。

 

しかし、不安を感じているときには、自分の判断でいろんな行動をしていくということが重要になるようです。

 

もちろん人の意見を聞いて行動する、ということは重要であるということは言うまでもありませんが、さらに自分でそれをどう改善していくか、効率にしていくかということを考えることも同時に必要になります。

 

不安を感じると自分からは動きづらい状況になるのですが、それでも自分で考えていろんな行動をしていく、ということはつらいものであるのですが、重要なことでもあるのですね。

 

もちろん、最初から正しい行動ができないかもしれません。

 

しかし、その都度軌道修正して、正しい方向に変えていけばよい、というのはいつも同じです。

 

そして、間違ったとしても自分の判断で行動した、ということがポイントでもあります。

 

自己肯定感が高まる

 

なぜ自分の判断で行動することが重要なのでしょうか?

 

まず、不安を感じないように行動を自分で考えて行っていくことで、自己肯定感が徐々に高まっていくということがあります。

 

不安を感じても、自分で考えて行動することができた、ということが自分に自信を持たせることにつながるのですね。

 

自己肯定感が高まることで、不安を感じた時には自分で行動しようという気持ちも強くなり、さらに不安に対する行動をとることができるようになる、という素晴らしい状況を手に入れることができるわけです。

 

不安を感じたらハグする

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そして、不安をとりあえず和らげたい、という場合はハグする、抱きしめるという行動が効果がある言われています。

 

ハグをする、抱きしめるという行動は、オキシトシンというホルモンを分泌するとされていて、それが不安をやわらげるとともに幸せ感を増大させる効果があるとされています。

 

オキシトシンは現在も研究が進んでいるようで、記憶力なども向上させる効果があると言われていますが、不安を和らげる効果、ストレスを解消する効果もあると言われています。

 

ですからパートナーや恋人がいる場合は、ハグすることで不安を解消することができます。

 

また、不安を感じなくても頻繁にハグをするという人は、免疫力も高くなっているという研究もあります。

 

オキシトシンの効果は、私たちの免疫力にまで及んでいるということですね。

 

ハグする相手がいない

 

ハグに関しては、パートナーや家族がいれば行うことができますが、そんな相手がいない場合はどうすればよいのでしょうか?

その場合は、クッションや抱き枕などを抱いて、誰かと電話するという方法でも効果が認められています。

 

友達や家族と話すときに、クッションを抱きながら話すことで、効果を得ることができます。

 

テレビ電話などだとクッションを抱いていることに、相手が違和感を覚えるかもしれませんので注意が必要ですが。

 

誰かと話すということもオキシトシン分泌に効果があるのですが、話すこともできないという場合はクッションなどを抱くだけでもある程度の効果があると言われています。

 

つまり不安を一人で感じるような場合は、クッションや布団をハグすることで、ある程度和らげることができるのですね。

 

ペットと触れ合う

 

そして、人ではなくて動物、ペットと触れ合うことも不安を和らげることができます

 

ペットをハグするというのもよいですし、なでるということも不安をやわらげてくれます。

 

また、ストレスを和らげてくれるのもペットの素晴らしいところです。

 

そして、ペットのかわいい、面白い動作を見るだけでも不安が和らいでいくものですよね。

 

ペットを飼っている場合は、ぜひペットに癒されるようにしてください。

 

まとめ

 

不安を感じることは自然なことなのですが、できれば早くに解消したいものですよね。

 

いつまでも不安を感じていると、やはりストレスになってしまいますし、生活にも支障が出てきてしまうことがあります。

 

まずは、ハグしたり動物と触れ合ったりしながら不安をやわらげ、自分で考えて行動していくことで、不安を乗り越えていくことが重要なようです。

 

そうして自己肯定感を高めていくことで、不安への対処も上達していけるというのは、私のようにいつまでも不安を引きずってしまう人には、とても有益な情報ですね。