読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

賃金が上がらないのはなぜ?その犯人を捜してみました。

日銀が目標を達成できないのは?

 

Yahooのニュースで物価目標についての記事がありました。

 

news.yahoo.co.jp

 

物価目標は、インフレ率が年2%程度の上昇を続けることですが、それが達成されていないというわけです。

 

金融緩和によってお金を市場にたくさん供給している状況で、金利も安くしているわけですから、企業や個人がお金をたくさん借りて、いろんな経済活動を行うことで緩やかに物価が上昇していく、というのが一番簡単なシナリオですね。

 

もちろんその通りになれば、たくさんお金が市場に出てくることで、いろんなものが売れたり、趣味などに使うお金も増えることから、企業の収益も回復して個人所得が増えていく、それが繰り返していくことが期待できるわけです。

 

しかし、そうなっていないというのが私たち一般的な人間の感じていることではないでしょうか?

 

お金が出てきていない?

 

目標を達成していないのは、私たち国民の所得が全く増えていないからであり、どこかでそのお金が吸い上げられているから、と考えるのが一番説得力があるでしょう。

 

ではどこが吸い上げているのでしょうか?

 

このコロナ禍で一番儲けているところはどこかを探せば、この答えはすぐにわかるでしょう。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

一番儲けているのは、国でしたよね。

 

税収が過去最高になっているわけですから、これほど儲けているところは他にはないはずです。

 

つまり、日銀が一生懸命お金を市場に供給しようとしているけれど、それを国が全て吸い上げてしまっているわけです。

 

しかも税収が一番多いのは消費税というから開いた口がふさがりません。

 

政府の役割は、富の再配分にあります。

 

富める者から取り、それを貧しい者に配分するということです。

 

しかし、消費税は誰にも一定の税率でかかるものですから、富の再配分ということから考えると、全く逆の税金ということになります。

 

このような状況で、物価を上昇させようとしても上がるわけがないのです。

 

物価を上げるためには減税、財政出動

 

物価を上げるためには、国民からお金を奪うのではなくて、国民にお金を与える政策をしなければ、日銀がいくら頑張っても無駄ということが、今の状況が証明しています。

 

もちろん日銀の金融緩和がなければ、景気はさらに悪くなっていたはずです。

 

あの悪夢の民主党時代を思い出すとすぐに分かりますね。

 

政府日銀ともに何もしなかったため、景気は本当にどん底になってしまいました。

 

ですから、今の日銀は非常に頑張っているということが言えるのですが、もう一方の政府がプライマリーバランスを理由に増税しまくっているからこの状況が生まれているのです。

 

足りていないのは、減税と財政出動だということが今までの結果が証明しているように思います。

 

日銀だけに任せていても、物価目標は達成できないということに、次の総理、そして政府にはしっかりと理解してもらいたいものです。

 

まとめ

 

プライマリーバランスの黒字化が正しいと思っている人が多いのではないでしょうか?

 

もちろん家庭のプライマリーバランスはとても重要です。

 

しかし、政府はそうではありません。

 

なぜなら、私たち国民は通貨を発行する権利がありませんが、政府には通貨を発行する権利があるからです。

 

自国通貨建ての国債を発行しても、国家が破綻することはないということは、財務省のホームページに記載されています。

 

つまり通貨発行ができる国家は、借金をしても破綻しないということを自分自身で認めておきながら、国民向けにはプライマリーバランスの黒字化を話しているということになります。

 

明らかに国民をだましているように感じますがいかがでしょうか?