「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」(コウケンテツ著)を読んだ感想
食事は大切だけど作るのはつらい
食事が健康やパフォーマンスを向上させるために、とても重要であるということは誰もが理解していることですよね。
ですから、健康に良いものを作って食べたい、野菜をたくさん使っておいしく家族に食べてもらいたい、などのように考えている方も少なくないと思います。
しかし、毎日の食事の準備となると、これが意外と大変ですよね。
毎日の料理を考えるのも面倒だし、一品だけでは文句を言われるし、作っても感謝されない、などなどいろんな負の感情が湧き出てくるのが料理かもしれません。
食べるものが私たちの身体を作っているわけですが、それゆえ大切だとわかっているのですがそれを作るのが面倒、疲れるというときも当然あるのが私たち人間です。
そんなときにも、手を抜くことなく料理を作っている方、特にお母さんが多いのかもしれませんが、本当にすごいことです。
私も料理が好きなので料理はしますし、それが健康に良いことだとも考えています。
調味料も材料を見て、良い材料を使っているものを買いますし、塩も天然塩を買うようにしています。
おいしい料理ができた時には、嬉しく思いますが、正直面倒だと考えることもしょっちゅうです。
そんな状況をどう改善すればよいのか、ということを考えていると、コウケンテツさんの著書を見つけたのです。
それが本書の「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」でした。
まさにごはんを作る、料理をすることに疲れてしまった、しんどくなってしまったという私のために書かれた本なのではないかと思いましたね。
そして読んでみて、すごく勇気が出てくることばかり書いてあるので、本当に驚きました。
家でごはんを作らなければならない方は、一読されると本当に勇気づけられると思いますよ。
本書の「おわりに」の部分に、コウケンテツさんの考えが書かれています。
「いわゆる普通のレシピ本ではなく、ごはんを作る人が元気が出るような本を」という僕のわがままを聞いていただいたぴあさん。本当にありがとうございます。
この本はレシピはいくつか紹介されていますが、簡単にできるものが多く紹介されていますし、コウケンテツさんの、元気を出してもらいたいという気持ちを書いている部分の方が多い内容になっています。
コウケンテツさんはご存知の方も多いと思いますが、料理研究家として活躍されています。
旬の素材を生かした手軽でおいしい家庭料理を提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。また30か国以上を旅し、世界の家庭料理を学んだ経験も持つ。
私はコウケンテツさんのYouTubeチャンネルをよく見ていまして、レシピをたくさん参考にさせていただいています。
気が付かないプレッシャー
ごはんを作る、料理を作るという場合には、たくさんの見えないプレッシャーのようなものがありますよね。
これは日本だけなのかな、と私は感じてしまうところもありますがどうなのでしょうか?
アメリカのドラマなどを見てみると、いつもピザを頼んだり、ケータリングで中華を頼んだりしていて、ごはんを自分で作るということが全くなさそうです。
また東南アジアなどでは、外食文化が強いようで、朝食から外食という家庭の方が多いというのもそう感じさせるところです。
しかし、日本の家庭ではごはんは、栄養のバランスがしっかりと取れていて、そのためには手作りでなければならず、レトルトやインスタントの食品は身体に悪そうだから使わない、という感じで見えないプレッシャーのようなものがたくさんあります。
そして、コウケンテツさんはこう書いています。
そして実は僕が最も大きな要因だと思っているのは、「食べるだけの人の問題」。料理をする人が頑張ってごはんを作っても、「ただ食べるだけ」の家族は感謝の気持ちを持たない。おまけに「食べたくない」「味がいまいち」などと言いたい放題言われることもあるといいます。これではモチベーションを保てないのは当然のことですよね。
確かに、私が子供の頃には、ごはんは自動的に出てくるものでしたし、自分は何の苦労もしていませんでした。
そして、残しても何の問題もないと思っていましたが、自分が料理を作るようになると、そういったことが実は作った人の感情に影響を与えるのだということを知りました。
味の感想も言うことなく、感謝の言葉を言うわけでもなく、当たり前のように食べていたごはん、それを作るのがかなり大変なことなのだということは、料理してみないとわからないものですね。
そして本書を読むことで、感謝の言葉を伝えるだけで、おそらくごはんを作ることから来るしんどさが相当減るだろうな、ということを知りました。
ごはんを作る人のあらゆる苦労を減らす
本書の随所から感じることは、ごはんを作る人の苦労をできる限り少なくして、料理につかれることがないようにしたい、という気持ちです。
料理をする、ごはんを作るというのは、食べ物をつくればそれで終わりということはありませんよね。
まずは献立を考えなければなりませんし、買い物に行って食材を買わなければならず、ごはんを作って盛り付けて、食べ終わったら洗い物をしなければならない、など様々な工程があるわけです。
その工程すべてが面倒で疲れるものですよね。
そこで、本書では例えば、洗い物を減らす工夫が考えられていたり、調理もすごく簡単にできておいしいレシピなどがたくさん紹介されています。
そして、品数を多くそろえなければならない、というのも一度考えてみる必要があるのかもしれません。
コウケンテツさんは海外にもロケによくいかれているようで、中国での経験が書かれています。
保存容器にギュウギュウに詰め込んだ冷たい水餃子をそのままレンジで温め、タレをたっぷりかけただけの晩ごはん。副菜どころかお米などの主食もない。それをとてもおいしそうに食べていたお父さん。その姿を見て、我が目を疑いました。全然、話ちゃうやんけ。
一品だけというと、どうしても栄養の偏りなどが気になるという方がいらっしゃるかもしれませんが、栄養のバランスを一食だけでそろえようとする必要は必ずしもないのではないでしょうか。
毎日餃子、ということならば少々問題があるのかもしれませんが、疲れてしまっている、何も作りたくないというような状況の場合は、一品だけという選択もありだと思います。
栄養のバランスは、一食崩れたところで、その後の食事で摂り返すことで問題はない、というような柔らかい感じで栄養についても考えてみると、ごはんをつくる苦労が少し減るのかもしれません。
疲れて何も作りたくない、という場合にはレトルトなどを使う、缶詰などを使うということも良いことではないでしょうか。
コウケンテツさんはこう書いています。
僕は「子どもの満腹感=親の愛情」だと思っています。
子どもが空腹にも関わらず、親がスマホで何かゲームをしていたり、SNSでやり取りしているような状況は愛情不足かもしれませんが、お腹いっぱいに食べさせていれば、しっかりと愛情は届いているということです。
それがたまにはレトルトやインスタントでお腹がいっぱいになってもよいのではないか、ということですね。
そう考えると、ごはんを作るのも少し気が楽になりますね。
まとめ
ごはんを作るということは、食べるだけという人には想像できないほどに大変なものです。
献立を考えたり、栄養のバランスも考えたり、塩分の量を気にしたり、というようにただおいしい物を作っていればよい、というわけではありません。
そこに手抜きが入るスキがないように感じてしまうことでプレッシャーを感じてしまって疲れてしまう方も多いようですが、そんな方にこそ本書はおすすめです。
「東大で25年使い続けられている「自分の意見」の方程式 最強のアウトプットの作り方」(西岡 壱誠 著)を読んだ感想
意見の作り方、アウトプットの仕方が学べる?
著者の西岡さんは、2浪ののちに東大に合格している方で、その勉強方法などにはいつも興味を持っています。
2浪してから東大に入るということで、現役で合格している人に比べて人間味を感じて親近感を持つことができるというのが理由の一つです。
何冊も本を出されているため、以前にも西岡さんの別の本の感想を書かせていただきました。
こちらもとてもお勧めの本ですので、興味がある方は参考にしていただけるとありがたいです。
そして今回の本ですが、「最強のアウトプットの作り方」という文章がタイトルの一番最後にあるため、アウトプットの方法が書かれているのだろうと考えました。
そして、「自分の意見」という言葉もあるため、如何に自分の意見をアウトプットするのか、ということが書かれているのではないか、という推測の元で読んでみました。
無思考に自分の意見を持たずに生きる人間は、もういらない。これから先の変化の激しい令和の時代は、自分の頭で考えて自分の意見を持つ人でないと生き残れない。
どの人も、口を酸っぱくしてそうおっしゃっていました。
(10ページ)
往々にして日本人というのは自分の意見を言わない傾向があると思いますし、それが美徳である部分もあると思います。
島国で外国人との接触もあまりなかったためか、相手の心を読んで行動するという能力が高く、すべてを話さなくてもわかる、ということが重要だという考えになっているのかもしれません。
同じ日本人ですから、話さなくてもわかるというのは、なんとなくわかる気がします。
そして、その日本人の特性ともいえることは素晴らしいと考えつつも、変化が速く世界とも一瞬でつながる現代社会においては、自分の意見を言うことがとても重要になるでしょう。
多くの外国人は自分の意見をしっかりということができる人が多く、その人口はおそらく日本人よりもはるかに多いと思います。
海外では陸続きでいろんな民族との交流が活発で、自分の意見も明確に言わなければならない、という状況があるのかもしれません。
ですから、現代社会ではその人たちに合わせなければならない部分が、どうしてもありますので自分の意見を言うことが重要です。
また、自分の意見としてアウトプットすることは、勉強や仕事においても欠かすことができないものです。
そこから僕は、どんなときにも「自分の意見」を言うようにして、読書する時や授業を受ける時、果てはアニメや映画・ドラマを鑑賞する時も「どう考えたのか?」「自分はどう思ったのか?」ということを言語化し、「意見」を作るようにしたところ、成績が急上昇。
(6ページ)
インプットよりもアウトプットを重視する方が学習効率が高い、ということが教育学的には常識になりつつありますが、その意味でも自分の意見を言うことはとても大切なのですね。
意見の定義とは
意見の定義というのは、漠然としていてよくわからないですし、「感想」とどう違うのか、という気もしてきます。
本書では意見を次のように定義しています。
この本においては、意見というのは
「①事実」+「②問題」+「③自分」+「④提案」=「意見」
という方程式でできていると定義します。
(25ページ)
このように構成されているものが意見であり、それ以外は意見ではないということになります。
本書では次の文章が紹介されています。
日本の少子高齢化は問題だ
(23ページ)
これは、意見という風に捉えられると思いますし、実際私は意見ではないかと思いました。
しかし、先ほどの定義から考えてみると、これは意見ではないということになりますね。
これは②の問題だけが述べられているもので、それ以外がないということで意見とは定義しない、ということです。
これら4つを網羅しながら意見を作っていく、という作業はなかなか大変な気がするかもしれませんが、どのようにアプローチしていくのか、ということが本書には説明されていますので、自分の意見が発表できない、という方にはとても参考になるのではないかと思います。
意見を作るうえで重要なことは
意見を独りよがりで作っていても、それは意見とは呼べないものになってしまう可能性があります。
難しいのは、同じ「意見」であっても「ちゃんと次に繋がる意見」こそが重要であり、「発言する意味がある意見」を作ることこそが大切なのです。
(44ページ)
それでは、この「次につながる意見」というのはどのようなものなのでしょうか?
意見を聞いた人にどうなって欲しいから、どう思ってほしいからその意見を述べるのか、それこそが一番意見の中で重要なポイントであり、①~③もそれを述べるための前提に他ならないのです。
(68ページ)
自分だけが納得していては、それは自己満足でしかない可能性があり、なんの影響も与えないものになってしまうかもしれません。
意見というのは、独り言のようになっては意味がなく、意見を聞いた人に影響を与えるようなものでなければならず、そのために意見の定義に沿って意見を作っていくのですね。
職場や試験などで応用も可能
本書に書かれている意見の作り方は、どのような場面でもかなり効果があるのではないかと考えています。
仕事の場面を考えてみると、プレゼンテーションの場面では、絶対に意見を作る能力というのは役に立つはずです。
4つの要素をいかに組み立てるかによって、プレゼンの説得力も大きく変わってくるのは簡単にイメージできます。
さらには、上司に何かを提案したり、お願いすることがある場合も、しっかりと意見を組み立てて行うのと、そうでないのとでは、結果が大きく異なりそうです。
また逆もしかりで、上司が部下に指示を出す場合でも、明確に意見となって出てくれば、取り組みやすさも全く変わってくると思います。
そして、試験などでは単なる知識を問うような問題は少なくなってきている印象があり、知識を使って自分の意見を発表するような答案が求められることが多いですよね。
ですから、あらゆる場面で意見を作る能力というものが求められ始めているようです。
100%正解はない
意見を作るに際しては、ある出来事に対する解釈は無限にあるように、100%正しい意見を作るということは不可能な場合が多いです。
試験などの答案などは、正解がありますがそれはむしろレアケースと考えてよいでしょう。
ですから、意見をしっかりと組み立てていくことは重要なのですが、絶対の正解を求めて作っていると、これまた発表できない、という結果になってしまう可能性があります。
「相手にどうなってもらえば、世界はより良くなっていくのか」という問いの回答が「自分の意見」なわけです。
(185ページ)
自分の意見を作るというときも、相手にどうなって欲しいか、ということを考えるべきであって、正解を求めるようなものではない、ということも認識しておく必要がありますね。
まとめ
意見をまとめる、ということに対しては、ハウツー的な本が少ないような気がしていました。
しかし、本書は非常にわかりやすく意見を定義されていて、しかもいかに組み立てるかということも、非常に丁寧に解説されています。
自分の意見がなかなかまとまらない、プレゼンなどで発表しなければならないことが多い、などのような意見を発表する機会が多い方は、ぜひ一読されることをお勧めします。
また、アウトプットすることの重要性の観点から考えれば、勉強効率を上げるためにも、本書はとても効果があると思いますよ。
きのこは健康に良い優れた食材です
きのこがおいしい
きのこが健康に良い、というのは誰でも知っていますよね。
きのこと言ってもいろんな種類があるわけですが、どれも健康に良いと考えて間違いなさそうです。
スーパーで売られているのは、
のような感じでしょうか?
きのこはたくさんの種類がありますので、スーパーなどでは売られていないけれど、おいしいキノコというのもたくさんあります。
そういうきのこは、現地に行ってとれたてを食べるなどの方法しかないようです。
しかし、きのこは毒があるものもありますので、個人の判断で食べることも危険ですので、知識がない人が身近に生えているきのこを食べたりするべきではありません。
山の中などに入ってとれたてのきのこを食べたいという場合は、専門家と一緒に行って安全なきのこだけを食べるようにする必要があります。
スーパーで販売されているものは安全ですし、とてもおいしいのでそれで我慢するのが一番なのかもしれませんね。
きのこが健康によい理由
きのこが健康に良い理由は、たくさんあるのですが、まず第一に食物繊維が豊富に含まれているということです。
食物繊維は2つの種類があります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、水に溶やすい性質を持つ食物繊維です。
そのため、水溶性食物繊維は水を吸収して、ネバネバした状態になりますので、食物が胃や腸を通過するスピードを遅くするなどの効果があります。
その結果、血糖値の急激な上昇を抑制してくれる効果が期待できます。
さらにネバネバした状態になるため、身体に不要なものを絡めとって排出してくれる効果もあります。
そして、不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質を持つ食物繊維です。
そのため、体内に入ると水を含んで膨張します。
膨張することで、便の量を増やす効果がありますので、便通を整えることで腸内環境を整える効果があります。
さらに腸を適度に刺激するため、こちらも便通をよくする効果があります。
きのこには、種類によって量は違いますが、豊富に食物繊維を含んでいて、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の両方を含んでいます。
多く含んでいるのは不溶性食物繊維ですので、便通などを整える効果があります。
便秘で悩んでいる方は、きのこの食物繊維は効果的ですので、日ごろから食べるようにされるとよいと思います。
低カロリー
おそらく、ダイエットを実践している方には、きのこはありがたい存在になっているのではないでしょうかと思います。
なぜなら、きのこは低カロリーな食材として、ダイエットを成功させるためにはとても重要な食材だからです。
低カロリーであるということに加えて、先ほどの食物繊維が豊富に含まれているところがさらに大切なポイントになります。
というのは、きのこに含まれている不溶性食物繊維は、水を含むと膨張するのですが、それはまるでスポンジが水を含むかのように、数倍から数十倍に体積が膨らみます。
大きく膨らみますので、少量でも満腹感を得ることができるため、ダイエットにはうってつけの食材ということになりそうですよね。
もちろんきのこが低カロリーだからと言って、きのこだけを食べていては、他の栄養素などが不足する可能性がありますので良くないですが、食卓に上手に取り入れることで、健康的にダイエットを実践できますね。
低カロリーは低栄養ではない
きのこはかなり低カロリーな食品だということで、栄養もそれほど含まれていないのでではないか、というイメージを持ってしまうかもしれません。
しかしきのこに含まれる栄養素は、ほかの食材に負けないほど豊富に含まれています。
きのこに含まれる栄養成分は、もちろん種類によって違いますが、ビタミンDやビタミンBのビタミン類、カリウムやリン等のミネラル類が含まれています。
ビタミンB群はエネルギー代謝にもとても重要なビタミンであり、ビタミンB群が不足するとエネルギー不足になってしまいますので、いろんな弊害が身体に出てきてしまいます。
エネルギー代謝とは、食べ物で取り入れた糖質やタンパク質、脂質などをエネルギーとして使える状態にすることであり、ビタミンB群はそれを助ける働きがあるわけですね。
しかし、そのビタミンB群がなければエネルギーが効率的に作られないため、様々な弊害が出てくるというわけです。
しかし、きのこにはビタミンB群が含まれているため安心ですよね。
また、ミネラル類はいろんな食材を食べても効果的に摂れないことがあるのですが、きのこにはミネラル類が豊富に含まれているため、とても優れた食材と言えます。
きのこを調理する方法
きのこを調理する方法はたくさんありますので、調理にはあまり苦労しないと思います。
きのこご飯にしてもおいしいですし、ソテーにしてもおいしいです。
しかし、私が一番お勧めしたいのは、きのこのスープです。
特に料理をするのが面倒だというときに、スープだけ作ってご飯やパンと食べるだけで立派な食事になるからうれしいです。
作り方も簡単で、好きなきのこを炒めて、さらに好きな野菜や肉を炒めて、鍋に入れて水を入れて煮るだけです。
できればきのこはたくさん使った方が良いです。
なぜなら、きのこは良い出汁をたくさん出しますが、出汁は一種類よりも数種類の出汁が合わさったほうがおいしいため、できるだけ違う種類のきのこを入れて出汁を出させると、スープがおいしくなるからです。
調味料も塩だけで十分においしくなります。
塩加減は、スープの重さの1%弱が良いのですが、重さを量るのが面倒という場合は、薄味から少しずつ塩を入れて、好みの味になるまで調整すると簡単にできます。
くれぐれも入れすぎてしまわないように、薄味から始めるのがポイントになりますね。
もちろん自分の好みの味がある、という場合はその味付けを試してみてもよいと思います。
ちなみに生姜を入れてもおいしくなります。
まとめ
きのこは、とても優秀な食材ということが分かったと思います。
毎日の食卓に取り入れることで、きのこの効果をぜひ取り入れていただきたと思います。
私はきのこがたくさんある場合は、たくさんスープを作って、余ったものは冷凍しておいて、別の日に食べるようにしています。
そうすると、調理する時間が短くなりますし、きのこを効果的に摂ることができますのでお勧めですよ。
ダイエット、英会話、勉強などが全く続かないあなたへ
叶えたい夢がある
いろんな夢を持っている方って多いですよね、というよりも持っていない人はいないでしょう。
夢というのは、大きなもの小さなもの、いろんなものがありますが、達成するためにはどれも行動する必要があります。
身近な夢としては、ダイエットで5キロ減らしたいとか、英語を勉強して話せるようになりたいとかですね。
また、職場でこの資格を取る必要ができてしまった、という場合も資格を取るということが夢になります。
夢というとわかりづらいと感じる場合は、目標とか目的とかに変えてもよいかもしれません。
ちなみに、夢、目標、目的には明確な違いがある、という方もいらっしゃいますし、それを否定する気もありませんが、面倒なので自分が使いたいものを使えばよい、と思っています。
ですから、今回は夢ということで考えていきたいと思います。
夢をかなえたいけれど行動できない
夢をかなえるためには、どんな夢なのかということを具体的に考えることが大切だと言われています。
夢が具体的であれば、何をすればよいのか、ということが明確になって行動しやすくなるからですね。
英語を学びたいというだけではなくて、英語のドラマを字幕なしで見たいとか、海外で仕事がしたい、というようにより具体的に考えるとよいということです。
ダイエットについても、ただ5キロ痩せたいというだけではなくて、何のために痩せるのか、ということが明確だと取り組みやすいですよね。
しかし、夢を明確にしたとしても行動になかなか移せないという方が多いです。
ダイエットを決意したけれど、モチベーションが高いのは最初の2~3日だけですぐに終わってしまう。
英語の勉強も三日坊主で終わってしまった。
そんなことを良く聞きます。
これは意志が弱いとか、怠け者だからというわけではなくて、脳の構造がそうさせているからです。
私たちの脳は、古い脳を新しい脳があって、古い脳を新しい脳が覆っている状況です。
すごく簡単に言うと、上が新しい脳、下が古い脳です。
新しい脳は、大脳新皮質と言われる部分で、人間らしい生活をするために機能している部分です。
対して古い脳は、本能や生命維持のための活動を司っている場所です。
脳がざっくり2つに分かれていて、上から下に影響している、逆に下から上に影響しているというのが私たちの脳です。
私たちはいろんなことを習慣で行っているわけですが、それらの行動はいちいち行動しようと決意して行わなくても、自然に行えてしまうものですよね。
良く例に挙げられるのは歯磨きです。
さあ、歯磨きをするぞ!と一大決心をして歯磨きをする人はあまりいないでしょう。
それは習慣になっているからなのですが、その場合は下の脳が担当しているものです。
下の脳が働けば、意識することなく行動を起こすことができるわけですね。
逆に、英語の勉強などはどうでしょうか?
習慣になっていない場合は、「さあ勉強を始めよう!」と決意して始めると思います。
その場合に働くのは、新しい脳、大脳新皮質であり上の脳になります。
さてここでちょっとしたバトルが始まるのですが、それは上の脳と下の脳とのバトルです。
新しいことはやりたくないものですが、それは下の脳が抵抗しているわけですね。
習慣にない行動をしようとしているぞ、やめろ!というような抵抗が下の脳から上がってくるということです。
その時には、ストレスホルモンの一種である「エピネフリン」が分泌されるため、やりたくないという気持ちが出てきてしまいます。
新しいことを行おうとすると、やりたくないという気持ちが起こるのは、一種のストレス反応ということになります。
ストレスを感じることをやりたくない、というのは当然のことであり、挫折するのが自然な反応ですよね。
ですから、それを恥じる必要は全くありませんし、当然の反応なのですから誰もが同じことをするはずです。
脳をトレーニングする
ですから、新しい行動を起こすためには、この脳の反応を変えるようにトレーニングする必要があるわけです。
そのためには、難しいことを行う必要はありません。
例えば英語の勉強を始めたい、というケースを考えてみましょう。
脳をトレーニングするためにまず必要なことは、とにかく始めるということです。
まず行動を始めるということ、嫌な気分になったとしてもまずは始めることです。
そして、ポイントはこんなに少なくて大丈夫か、と心配になるぐらいに短い時間で始めることです。
10分でも大丈夫ですよ。
10分だけやってみよう、と考えて始めるのです。
そして、最初は10分以上は行わないことが大切です。
気が付いたら20分だっていた、というように気分が良くなって自然と続けていた、という場合は望ましい状況ですので、継続していくことができると思います。
しかし、最初は長い時間を行おうとすることがストレスとなって、継続できない可能性がありますので、決めた時間を守って行うことが重要です。
最初は10分間もずっとやりたくない、という気持ちが続いているかもしれません。
しかし、その時間が少しずつ短くなっていくのを感じると思います。
次の日は9分間嫌な感じがした、3日後は5分だけ嫌な気がした、という感じですね。
そして、嫌な気になるのは最初だけで、始めるとすぐにやることが普通になるときが来ます。
そうなったら時間を伸ばしていくとよいでしょう。
この時に脳は、新しい脳、上の脳が下の脳に働きかけている状況ですが、10分程度行動しただけで、達成したときに分泌されるドーパミンやセロトニンなどの報酬系のホルモンが分泌されます。
行動することが楽しい、という状況になり、それが習慣化されるということです。
そんなに短い時間であっても、報酬系が働くということを利用して、脳をトレーニングしていくわけですね。
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
いま現状が快適な状況、つまりコンフォートゾーンであり、夢をかなえた状態は、コンフォートゾーンの外にあるわけです。
コンフォートというのは、快適というような意味ですので、夢をかなえるのは快適の反対になるわけです。
そこに向かうためには、やはりいろんな苦労があるのですが、その苦労は脳がつくりだすものですから、如何に脳をトレーニングするか、という観点から考える必要があるわけです。
コンフォートゾーンから抜け出す最初が一番つらい、ということも言われますが、これも脳の構造が原因だということがわかりましたよね。
ダイエットの場合は、今の状況に満足していなくても、ダラダラしたり好きなものを食べる現状が快適だから、なかなかダイエットのための運動ができないわけです。
そこで、脳のトレーニングを行うために、まずは10分だけ運動を開始してみる、というところからスタートすることで、上手にコンフォートゾーンを抜け出すことができるのですね。
まとめ
私たちは夢をかなえるために、ものすごく大きな行動をしようとします。
ダイエットで初日から10キロ走るというような目標を立てたりしませんか?
また年末年始で、ものすごく高い目標を立てたりすることです。
しかし、それは達成されることが少ないです。
なぜなら、脳がトレーニングされていないために、その行動を拒否しようとする力があまりにも強いからですね。
ですから、まずは小さな行動を始めることで、脳の抵抗を少しずつトレーニングして小さくしていくことがとても重要なのですね。
「現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術」(西岡 壱誠 著)を読んだ感想
記憶力を高めたいけれど・・・
記憶力を高めるということは、永遠のテーマのように感じているのは私だけでしょうか?
記憶力が高くなることで、いろんなことが可能になりますよね。
資格試験に合格することができたり、語学なども簡単にマスターできたりしそうですよね。
逆に記憶力が高いことがデメリットになるかと言われると、そんな場面を想像することはできません。
おそらく記憶力が高いということは、誰にとっても重要なことなのだろうと思います。
記憶力が高いのはどんな時?
私は記憶力がずば抜けて高い、なんでもすぐに覚えられるという人に出会ったことがありません。
おそらくそのような人は、かなり少ないため出会う機会が少ないのだろうと思います。
基本的には記憶力というのは、平等に不得意なのだろうと私は考えています。
しかし、記憶力に自信がない私たちも、記憶力が高くなる時があるのは気が付いているのではないでしょうか?
それは、自分が好きなことをしているときには、難しい事柄もなんの苦労もなく覚えてしまうということです。
ゲームが好きな人は、ゲームの内容をすぐに覚えてしまうことができますよね。
わけがわからない呪文の名前なども、何の苦労もなく覚えてしまうことができる。
また、好きなアニメのキャラクターについても、いろんな情報をすぐに記憶することができてしまう。
でも、勉強や語学になると記憶することが全くできない・・・
その理由はいったい何なのでしょうか?
好きなことは記憶できる
好きなことは記憶できて、嫌いなことは記憶できないということには、いろんな理由がたくさんあって、これが原因ですということは言えないようです。
しかし、いくつかの理由を見つけて改善することができれば、勉強や語学の勉強もスムーズに暗記できるようになるはずですよね。
ですからその理由を考えてみると、当たり前ですが「好きだから」ということが一つです。
私たちは記憶すべき情報を、脳の海馬が決めていると言われています。
そして海馬が残す情報の一つが、感情を大きく揺さぶる情報です。
火に触って熱い、という思いをした場合は、すごくたくさんの感情が動きますが、それは不用意に火に触っては命に関わるため、たくさんの感情が動きます。
そう、感情が動くということは、命に関わる情報である可能性が高いため、海馬は記憶に残そうとするのですね。
好き、面白い、というのは感情の動きだということがわかれば、好きなことが記憶しやすいということは、当然だということがわかると思います。
また、好きなことは繰り返すことが本当に簡単だ、ということも理由になります。
当たり前ですが、記憶しようとする場合、何度も復習しなければ覚えることができないわけですが、好きなことなら自ら進んで何度も行うことができますね。
ですから、自然に復習ができてしまう状況になっているわけです。
そうなれば記憶なんて本当に簡単にできますよね。
ここから得られる結論は、記憶したいもの、暗記したいことをいかに好きになるか、何度もやりたいと思うかということが重要であり、そのための方法を探すことが大切なのですね。
ゲームを取り入れる
そこで、暗記をいかに楽しくするかということがポイントになるわけで、そんなときに出会ったのが本書でした。
本書の著者である西岡壱誠さんは、タイトルの通り東大に合格された方なのですが、その経歴がかなりドラマチックに感じます。
本の最後にある著者の紹介の部分にこうあります。
東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で、不合格。崖っぷちの状況で「ゲーム式暗記術」を開発し、東大模試第4位になり、東大合格をはたす。現在は、かつての自分と同じような崖っぷちの受験生に、家庭教師として勉強を教えている。
最初から優秀だったという人のノウハウよりも、こういった挫折を経験している人のノウハウの方が、なんとなく親しみを感じてしまいます。
2浪して東大に合格しているわけですが、最初は偏差値35だったというから、暗記が苦手だったということは間違いないようです。
そんな著者が編み出したゲーム式暗記術の数々が本書で解説されているのですが、それらを真似したり、自分のスタイルに合わせていくことで暗記が効率的にできるようになるのではないかと思います。
「単純でつまらない暗記に、ゲーム性を取り入れて面白くしたもの」これが、ゲーム式暗記術なのです。
(21ページ)
ゲーム性を取り入れるということは、多くの方が思いつくことだと思いますが、それをいかに実践していくか、ということについてはあまり紹介されていません。
そんな中で、この本はいかにゲーム性を取り入れていったのかという、実体験をもとにして書かれていますので、わかりやすい内容になっています。
私はいつも思っているのですが、暗記はできれば楽がしたくて、できるだけ労力を減らしたいと思っています。
全く減らしてしまうことはできないですが、きっと効率的な方法はあるのだろうと常に思っています。
「人はより苦労すれば結果が出る」は幻想です。でも、「人より努力すれば結果が出る」は真実です。
(26ページ)
ここで言われていることは、楽して暗記したいという私の言葉を上手く表現してくれていると思います。
苦労すれば覚えられると、力技で覚えようとすると、非常に効率が悪いものになる可能性があります。
そしてたちが悪いのは、努力しているということに満足してしまって、正しい方向に進んでいない、という場合です。
努力と苦労は違う、ということを認識することが重要であり、正しい方向に努力するということは、より効率的な方法がないかを探すということも含まれると思います。
語呂合わせコンテストゲーム
効率的に暗記したいと考えて、試行錯誤しながら編み出されたゲーム式暗記術、そのすべてを紹介することはもちろんできませんが、一つ気になった方法をお話ししたいと思います。
語呂合わせは通常覚えることが一つだけということが多いですね。
しかし、現実は多くの情報を一緒に記憶しなければならないものです。
本書では、三十年戦争の年号が紹介されていました。
三十年戦争は1618年に勃発したものですが、その語呂合わせとして「広い破壊(1618年)の三十年戦争」が紹介されています。
しかし、問題は年号を答えたり、その年の出来事を答えるというような、いわば知識を答えるようなことは、それほど実際には使うことがありません。
三十年戦争に関しては、本当にたくさんの出来事が起こっているわけで、その流れを理解しつつ年号も覚える必要があります。
例えば、三十年戦争の講和条約は1648年のウェストファリア条約であり、その結果事実上の神聖ローマ帝国が滅亡するのですが、それもセットで覚えれば、非常に役に立つ知識になりますよね。
そこで、以下のような語呂合わせが紹介されています。
「ドイツの広い破壊(1618)で帝国(=神聖ローマ帝国)の過労死は(1648)っきりウェストファリア」
(43ページ)
語呂合わせにいかに多くの情報を入れ込んでいけるか、ということがポイントであり、2つ以上の情報を入れることができればゲームクリアーとしています。
語呂合わせについては、覚えやすいと感じる人、覚えにくいと感じる人がいるので、使うかどうかは個人の判断となりますが、ゲーム感覚で行うというところ、自分で語呂合わせを作るというところは、面白いのではないかと思います。
先ほどの語呂合わせは覚えづらいと感じる方も、もちろんいるはずですが、自分に合わせた語呂合わせを作るのですから、覚えられるように作ればOKです。
まとめ
暗記が苦手という方は、ゴリゴリ無理やり記憶しようとするのではなく、如何に楽しむかという考えを持つ必要があるかもしれませんね。
楽しいという感情が、暗記の効率をより上げてくれるため、効率の面でもとても良い方法だと思います。
本書は、そのヒントを得るためには最適ではないでしょうか。
ダイエットが続かない?食べたものを記録していますか?
ダイエットで食事制限が続かない
ダイエットを実践するとなると、何から始めるのが良いのでしょうか?
例えば運動を適度に行う、こまめに動くというようなことが重要になりますし、食事を制限するということも基本ですよね。
しかし、この食事を制限するということがかなり曲者で、自分に課した食事制限を続けることができる人というのは本当に一握りしかいません。
それにはいろんな原因があるのですが、食事を制限しようとすると、そこにどうしても我慢が必要になってしまうのが一つの原因だと思います。
基本的に私たちは、我慢しなければならないことを、継続していくことは本当に苦手というか、不可能と言っても過言ではないですよね。
食事制限については、その私たちの特性である我慢が嫌い、ということをしっかりと考慮しつつ進めていく必要がありますが、一般的にはそういったことはお構いなしに甘いものを控えたり、食事の回数を減らしたりという、無理な制限をしてしまうものです。
ですから、食事制限を行うと、必ず挫折してしまって、その反動でドカ食いをしてしまい、リバウンドでさらに体重が増加してしまうのです。
甘いものが大好きな人が、突然甘いもの断ちをしても続くのは数日程度ということは簡単にイメージできます。
そして、それに気が付いてまた一念発起して食事制限をするけれど、挫折してドカ食い、ということを繰り返して、ひどい場合には自分は意志が弱くてダメな人間なんだ、という感情が生まれてしまうことがあります。
ダイエットを行うには、食事制限は相当に注意して行う必要があるということですね。
食事制限をずっと続けている人もいるのですが、それは食事制限をしても得たい何かがあるからできるのであり、例えばボディービルダーの方の場合は、美しい筋肉を作るほうが、好きなものを食べて生活するよりも重要であり、食事制限をすることがある種の喜びになっているからです。
食事制限を乗り越えるほどに、モチベーションを上げるものがあればよいのですが、ダイエットを心がける場合には、そのようなモチベーションを上げるものがないのが通常です。
高いモチベーションを維持するものがない一般的な人にとっては、やはり我慢を強いられるような食事制限は失敗しやすいということですね。
しかし、これは意志が弱いとかの問題ではなく、私たち人間の持っている性格というか性質のようなものなので、そうなって当然と考えるべきものです。
食事制限に挫折したとしても全く恥じるべきものではなく、人間として正しい行動をしているのだ、ということは強くお伝えしたいことです。
ましては、自己を否定するような感情を持つ必要もありません。
食事制限の前に行うべきこと
食事制限の前に行うべきこととしては、やはり何を食べたのかということを記録していくということです。
ノートに何を食べたのか、ということを書くでも良いですし、スマホに記録するでもよいので、何を食べたのかということを記録するということから始めるべきでしょう。
レコーディングダイエットというものが以前流行りましたが、それは食べたものを記録するだけで痩せるというものでした。
なぜ記録しただけで体重を落とすことができるのでしょうか?
それにはいろんな理由があると思われますが、一番大きな理由として食べたものを記録することで、無意識に食べているものがなくなる、ということです。
私たちは、気が付かないうちに食べることができてしまいますよね。
眠いと思いながらチョコレートを食べることができますが、それは無意識で食べているようなものです。
スナック菓子や甘いお菓子も必要もないのに食べてしまっていることはないでしょうか?
このような食べても食べなくてもよいようなものを、一日のうちに何度か行っているということは、記録しないと自覚しないものです。
しかし、食べたものを記録するとなると、何を食べたかをしっかりと認識して食べる必要がありますね。
認識していなければ食べたものを記録するなんて不可能ですからね。
この自覚が実はすごく大切なのだそうです。
無意識に食べていた、食べても食べなくてもよいようなものに気が付くことで、そういった食べる必要がない物を食べなくなるという効果が生まれるのです。
これは記録を取ってみればわかるのですが、無駄なものを食べたくない、という気持ちは確かに強くなりますね。
また、食べなくてもよい物を食べてしまって、記録に残すのも面倒という気持ちも強くなっていきます。
そうなれば無駄なものは食べなくなりますよね。
そして記録に残すということは、最初は面倒に感じるものなのですが、継続していくと、それほど苦でなくなるどころか、記録に取らなければ気が済まない、という感じになるから不思議です。
記録しないと気持ちが悪い、というような感覚になれば、ますます無駄なものを食べなくなる、ということになるため、ダイエットの効果はさらに高くなるということですね。
記録の取り方
記録を取るというときには、食べた食事のカロリーなどを記載する必要があるのかと考えるかもしれませんが、そんな必要はありません。
もちろんそういったデータを残すのが好き、というのであれば取り組まれるのが良いのですが、おそらくそういったことは面倒だと感じる人が多いと思います。
面倒なことを行うと、継続することができないのは、ここでも同じことです。
ですから、記録する内容は食べたものだけで大丈夫です。
何を食べたのか、メニューの名前だけを記録していくのです。
面倒だという場合は、スマホで写真を撮るということでもよいのですが、その場合はアプリなどを使って、データに残せるとよいですね。
「あすけん」というアプリは、レコーディングダイエットを実践している方の多くが使っているアプリです。
方法はどのようなものでも構いませんので、記録していくということを習慣化することを最初は目指しましょう。
習慣化できてしまうと、さらにカロリーの計算や体重の増減なども記録に残そうという気持ちが起こってくると思いますので、その時に記録する項目を増やすというのもよい方法です。
カロリーの計算を記録したいという場合は、手書きよりもアプリの方が便利かもしれませんね。
手書きだと、いちいちメニューのカロリーを調べて、それを書き写すということが必要になりますが、アプリならばある程度のカロリーを計算してくれるため、比較的簡単です。
まとめ
同じような考え方に「家計簿」があります。
お金を管理したいという場合は、家計簿をつけるのがとても良い方法ですが、あまり多くの方が実践しないものです。
それはなぜかというと面倒くさいからです。
しかし、収支と支出のバランスを明らかにすれば、どうすればお金が貯まるかということは一目瞭然になるため、お金を管理するのも容易になります。
一番手っ取り早くお金を貯めることができるのが、家計簿をつけることだと言っても過言ではありません。
ダイエットも同じことです。
記録することで、ダイエットの成功率が高くなるのですが、それをしないのは記録を取る時間がもったいない、面倒くさいからです。
しかし、成功率が高くないダイエットに取り組む時間よりも、食事を記録する時間の方が圧倒的に少なくて済むうえに、成功率も高くなるのですから、どちらを選ぶかは一目瞭然だと思います。
カレーのスパイス、コリアンダーはパクチーと同じ?その健康への効果は?
コリアンダーはパクチー?
パクチーが好きな人って最近増えてきているようですね。
あの独特の香りが苦手という方も多いですが、食べ続けていると好きになるといわれて食べ続けていると、あの香りが癖になるという傾向がありそうです。
私はタイに行ったときに、パクチーの使い方に衝撃を受けたことを覚えています。
タイ料理などでは、パクチーなしでは語ることができないですが、現地ではパクチーをいくらでも使えるようにボールなどに入れて出されて、使い放題という状況でした。
パクチーがたくさん入っていて、そこからちぎって使うという方式でした。
私はパクチーが好きなので、たくさん食べられるというのは嬉しいですが、さすがに一皿は使えなかったことを覚えています。
フォーやブンチャーなどに入れて食べると、本当においしいので日本のタイ料理店などでもパクチーは増してほしいといつも思います。
しかも使い放題無料で。
パクチーは、中国でも香菜(シャンツァイ)と呼ばれて使われている食材ですので、世界中で使われている食材のようです。
通常パクチーというと、葉の部分を食べるのですが、実はパクチーの種(たね)の部分も食べられています。
あまり知られていないかもしれませんが、スパイスの一つであり「コリアンダー」はパクチーの種です。
パクチーはハーブの一つに分類されるようですが、スパイスに分類されるコリアンダーが実は同じだとは想像できないかもしれません。
香りも全く違うため、違うものだと言われても全く違和感がないと思います。
パクチーの独特の香りに対して、コリアンダーはレモンのような清涼感がある香りがします。
コリアンダーの効果
コリアンダにはたくさん健康に良い成分が含まれています。
そして、それらの成分は特に、アンチエイジングにとても効果があるものがたくさん含まれています。
ここで注目したいのが、ビタミンCとEです。
この二つのビタミンは抗酸化作用があるため、身体を酸化から守ってくれる優れたビタミンです。
活性酸素が身体を酸化させる原因になりますが、活性酸素は必要以上の量でなければ身体に有効な働きをしてくれます。
免疫などにも活性酸素が使われて、ウイルスや異物を排除しますので、なくてはならないものです。
しかし、その活性酸素が増えすぎてしまうと、身体に悪影響を与えることになるのですが、増える理由の一つがストレスです。
ストレスを抱えてしまうと、活性酸素がどんどんできてしまって、身体を酸化させてしまいます。
現代社会では、ストレスを抱えるなということは無理な話ですので、如何にストレスを素早く解消できるかということが重要ですね。
そして、活性酸素の悪影響をできるだけ受けないように、抗酸化物質を摂ることも非常に重要です。
その意味で酸化を防ぐ効果を持つコリアンダーは、とても頼もしいスパイスですね。
そして、ビタミンCは美容のビタミンとも呼ばれています。
ビタミンCが美容のビタミンと呼ばれるのは、肌だけではなく、身体の細胞をつなぐために必要なコラーゲンの生成にとても重要だからです。
ビタミンCがなければ、コラーゲンの生成が十分にできないために、肌の健康を十分に保つこともできないわけです。
そのためビタミンCは美容のビタミンと言われるのですが、見た目の美しさを保つという意味でも、ビタミンCのアンチエイジング効果は素晴らしいということになります。
また、抗酸化物質は一種類だけではなく、いろんな種類を摂るほうが相乗効果のようになって、よりアンチエイジングの効果を引き出すことができると言われています。
そのため、コリアンダーにはビタミンCやEのように複数の抗酸化物質が含まれているという点でも、理想的な食材ということですね。
動脈硬化を防ぐ
コリアンダーには、抗酸化物質が含まれている事がわかりました。
そのため、身体を酸化から守ってくれるのですが、それはさらに動脈硬化などの予防につながります。
身体が酸化するというのは、特定の部分が酸化するわけではなく、全身が酸化してしまうのですが、血管も当然酸化してしまいます。
血管が酸化してしまうと、固くなってしまうことから動脈硬化が進行してしまう原因となり、様々な病気につながってしまうことが指摘されています。
恐ろしい病気の原因になる可能性がある動脈硬化を予防してくれるのもありがたい効果です。
葉緑素は血液をサラサラに、キレイにしてくれる効果があると言われていますので、それも動脈硬化を防ぐ効果があります。
汚れた血液が流れていると、血管内に汚れが付着してしまうことになり、それが動脈硬化を進行させる原因となってしまうからですね。
ですから、コリアンダーは血管にとても良い効果をたくさん持っているということになりますね。
葉緑素の働きについて詳しく知りたいという方は、こちらも参考にしてみてください。
コリアンダーを効果的に食べたい
コリアンダーを効果的に食べると言っても、難しいことはありません。
コリアンダーはカレーに使われているスパイスですので、カレーを食べるようにすればコリアンダーをとることができます。
そして、カレーには他にもたくさんのスパイスが含まれていて、その多くは漢方薬として使われるものでもあります。
ですから、カレーは食べる漢方薬という考え方もできるのですね。
また、ターメリックも含まれているため、健康にはとても良い成分がたくさん含まれています。
そして、野菜をたくさん入れるようにすれば、理想的な食べ物ということになりそうです。
さらに、市販のルーだけだとちょっと物足りない、という感じになると思うのですが、そこにコリアンダーやターメリックを振りかけると、それだけで本格的なカレーの味になりますので、スパイスをいくつか用意しておくことをお勧めしたいです。
まとめ
カレーに含まれるスパイスは健康にとても良い効果があるものが、本当にたくさん含まれています。
コリアンダーは、カレーには必ず入っていますので、健康のためにはたくさん食べるべきかもしれません。
また、スパイスは使い方を知れば、本当に料理の幅が広がります。
健康のために、そして日々の料理のバリエーションを増やすという意味でも、コリアンダーやターメリックなどの使い方を研究すると、新しい発見があると思います。