相手を思いやることで免疫力が上がる アンチエイジング効果も!
自分の成長を感じたい
私たちは日常生活を送っていると、絶対にストレスを感じますよね。
ストレスを解消できない原因は何なのか、考えてみると自分の成長を全く感じない時なのではないでしょうか?
仕事でも勉強でもなんでもそうですが、自分の成長を実感できない場合は、ストレスを感じてしまい、長続きもしません。
ストレスを解消するためには、やはり何か小さなことでもよいので、自分の成長を感じることではないかと思います。
そのために、自分がやりたいことを見つける必要があります。
やはりあなたがやりたいこと、行きたい方向を見つけて、そこに向けて行動していくからこそ、人は変わり成長していくのですから。
ですから、やりたいこともわからず、会社から言われたことをやっていたり、人から言われたことだけをやっていると、どうしても成長というのを感じられないことが多いです。
やりたいことの探し方
そのためにはやはり、自分がやりたいことをまずは探していく作業が必要になります。
その方向性を見つけるためには、何をすればよいのかというと、自分に対して質問すればよいのです。
その重要な問いかけとは「自分は本当はどうしたいのか?」という質問です。
これは誰に見せるわけでもないので、どんな答えでも構いません。
自分の欲望に対して正直に答えることで、自分の方向性が決まるのです。
ここで、「欲望」と言いましたが、欲望と聞くと大きなことを思い浮かべる方も多いでしょうが、大きなことを思い浮かべる必要はありません。
ほんの少し手もあなたの気分を良くしてくれるものは「欲望」ととらえるという程度で大丈夫です。
その欲望に対して、「そうなれたら何をしたい?」ということを自分に問い続けてみるのです。
そうすることで、あなたが本当にやりたいことがわかります。
そして、真面目な方に多いのですが、一発で自分のやりたいことを見つけなければならないと考えることは間違いです。
やりたいことはどんどん変わっていくものです。
一度決めたら、何が何でもそれをやり通さなければらない、ということは全くありません。
やりたいことが変わったら、変えればよいのです。
また、最初から上手にできるということもめったにないことでしょう。
自分の本当にやりたいことがわかるまで、何度でもトライして上手になっていけばよいのです。
そして、小さなことでも構いませんので、自分のやりたいことをやり遂げるということがとても重要になります。
どんな小さなことでも、やり遂げたという充実感があれば、それが成功体験となり、さらに成長につながるからです。
やりたいことを探す意味
カウンセリングなどでもこういった質問は、まず最初に行われます。
なぜ、このようなことを行うのか?
それは、人は自然のままに任せておくと、自分の「失敗」や「できないこと」「足りないこと」だけに意識を向けるような傾向にあります。
そうなると、自分の成長を全く感じられなくなるものです。
ですから、自分の欲望を知ることがとても重要になります。
自分のやりたいことがわからず、自分の成長を感じられなくなると、自分自身を応援しようという気持ちがなくなってしまいます。
何をやってもダメなんだ、という気持ちが強くなっていくからです。
そうなると、まるで自分を敵のように感じてしまうようになります。
自分に対して怒りしかなくなってしまうこともあります。
自分を応援する
自分を敵に回してしまっている限り、自分の成長を感じることができないことが多いですから、今から自分を応援できる自分になっていきましょう。
まずは、自分の欲望に正直になり、そこに向かって努力することを始めなければならないのです。
どんな小さな一歩でも構いませんので、努力を始めるということが重要になります。
そして、その過程で自分を応援し続けるためには、
- 自分にダメ出ししないこと
- 出来ても出来なくても、ありのままの自分を受け入れること
- そのうえで、「自分ならできる」と自分を肯定すること
これがとても重要です。
自分を敵に回している人は、自分に対して常にダメ出しをしています。
- どうせ俺なんて・・
- 私は美人じゃないから・・
- もう年だから仕方がない・・・
これでは、自分を応援し続けることは不可能です。
ですから、自分にダメ出しするのはやめましょう。
大切なのは、あなたの状態に対して「そうなんだね、○○なんだね」と言ってあげることです。
どんな自分でも受け入れるということが大切なのです。
これを自己受容と呼ばれたりしますが、重要なことは「何も評価を下さない」ということです。
いきなり賛成もしないし、反対もしない。
甘やかすのではなく、厳しくするのでもない。
ただ「そうなんだね」という一言を、自分自身にかけてあげることで、気持ちがとても楽になります。
相手への思いやり
自分が楽になると、やはり周りの人への対応も変わっていくものです。
相手の立場でものを見ることができるようになっていきます。
例えば、部下が仕事でミスを犯した場合、自分の立場だけを考えた場合、
- これじゃ会社に迷惑がかかるだろ!
というような言葉をかけてしまうでしょう。
しかし、相手の立場に立って伝えることができるのであれば、
- どうした、何か問題でも抱えているのか?
というような発言に変わるはずです。
また、別のシチュエーションで、クレーマー対応している場合、
- 私ではわかりかねます。担当の者に・・・
というような発言は、やはり自分の立場だけの発言です。
それに対して、
- それはお困りですね。担当の者を・・・
このように発言すれば、相手の立場からの発言となります。
相手の立場から考えられるようになる、他人思いの強い人というのは「自己都合」でものを考えず、「自己都合」でものを言わないものです。
研究の結果で、人は自分の不安と向き合うと耐えられない事態でも、他人を案じていれば強くなれる、免疫力が上がると言われています。
他者を思いやることは、ストレス解消のためにもとても大切なことだと言われています。
ですから、危機にあるときほど、他人を思えるようになっていると、自分自身のためにもなるのです。
まとめ
自分自身を敵に回してしまうと、やはり自分に怒りを感じしてしまいます。
そうなると、相手への対応もどうしても自分本位の者になってしまいがちです。
自分を愛することができない、そんな人が相手を愛することができると思いますか?
一番愛してあげないといけない存在である自分を愛せないのですから、相手を愛することはできません。
当然相手を褒めるなどということは不可能でしょう。
相手のことを考えることができる、心から相手を思いやることができる、という人は免疫力が高くなるということが研究で報告されています。
そして、アンチエイジングの効果も高いと言われてます。
相手を思いやることで、自律神経やホルモンバランスが整い、結果としてアンチエイジングに効果があるのです。
アンチエイジングのためには、相手の立場に立った行動をとれること、そのためには、まずは自分自身を愛してあげることが重要です。
自分を愛することができるようになるためには、やはり自分を励まして目標に向かって着実に成功体験を積み重ねるということが最も有効な方法になります。