読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

アンチエイジングのためのスキンケアは睡眠?

あなたの今の肌の状態は4週間前の睡眠状態が原因

woman surrounded by sliced lemons

 

睡眠はお肌によくないということは、ほぼ皆さんがご存知ですよね。

 

しかし、睡眠がなぜお肌に良いのか、どう睡眠をとればスキンケアできるのか、ということはあまり語られていないような気がします。

 

スキンケアには睡眠がとても重要なのはもちろんですが、加えてどう眠るのかも重要な要素なんです

 

それを知って睡眠をしっかりととることができれば、それが最大のスキンケアになるかもしれません。

 

なぜなら、睡眠の中で私たちの身体はいろいろな作業、例えば傷ついた組織の修復や、記憶したことの整理などが行われており、当然肌もその影響を受けるからです。

 

成長ホルモン

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それは睡眠時の成長ホルモンにカギがあります


人の成長に欠かすことのできない成長ホルモンは、脳下垂体という器官から分泌され、肝臓を刺激してIGF-Iという別のホルモン(セカンドメッセンジャー・ホルモン)の分泌を促します。

 

成長ホルモンとIGF-Iは幼児期からしだいに分泌量が増え、成長期にピークに達し、細胞分裂やタンパク質の合成を活発化させます。

 

つまり、背を伸ばし、筋肉をつくり、骨の成長を助けるのが成長ホルモンということです。

 

その後、年齢とともにIGF-Iの分泌は減少します。

 

成長ホルモン、IGF-Iの分泌が減少するとどうなるのでしょうか?

 

人間の身体には約8兆個の細胞があり、それがたえず入れ替わっていますが、その細胞の翻訳・転写機能にエラーが出やすくなります

 

細胞分裂が上手にできなくなっていくということです。

 

それが加齢現象の一つです。


若いときにも、一定の確率でエラーは出るのですが、それを修復する機能が高いので問題ありません。

 

ところが、年齢と共にエラーの修復ができなくなることが増え、蓄積されてしまうため正常に機能しにくくなるのです。

 

そしてこの細胞の修復には、睡眠中に分泌される成長ホルモンが大きくかかわっています。

 

成長ホルモンというと、子供のころにしか分泌されないというイメージを持っている方が多いですが、成長ホルモンは一生分泌され続けます。

 

大人になると成長ホルモンは、身体の修復に使われるようになります。


睡眠は成長ホルモンの分泌に関係しており、とくに最初の90分が重要であると言われています。

 

成長ホルモンは寝入りばなの90分に70~80%が分泌されると言われています。

 

ですから、最初の90分で深い眠りにつくことができれば、成長ホルモンの分泌が十分にできるようになります。

 

すなわち、この90分をどう上手に深い睡眠に入るかが、ということがスキンケアにとっても重要なことになります。

 

なぜなら、睡眠中は皮膚の細胞分裂も最も活発化します。

 

そして睡眠時には、同化作用が活発になると言いわれていて、免疫力や骨、筋肉の再生、成長が促されるのです。

 

これらはアンチエイジングには、最も重要な要素であることは、すでにお分かりかと思います。

 

ちなみに女性は、アンチエイジングというと、「シワができにくい」とか「クマが出なくなる」といった美容的要素を連想しやすいかもしれません。

 

そういう効果を得たいという場合も、睡眠がとても重要なカギを握っているということになります。

 

骨粗鬆症

 

さらに睡眠は皮膚だけでなく、もちろん骨にも影響していますから、睡眠不足で骨粗鬆症などを誘発する可能性もあります。

 

骨粗しょう症になってしまうと、ちょっとしたことで骨折しやすくなってしまいます。

 

それが原因で寝ついてしまって老化街道まっしぐら、というケースを聞かれたことがあると思いますが、やはり骨が弱いといろんな弊害が現れてきてしまうものです。

 

骨粗鬆症になってしまって骨折してしまったとなると、お肌どころの話ではなくなります。

 

女性の場合は、ホルモンの関係で骨粗鬆症を発症する方が多いですが、それには睡眠も絡んでいることを忘れてはいけません。


しかし、睡眠をしっかりとっていれば、歳をとっても成長ホルモンはきちんと分泌されます。

 

睡眠をとることで、身体が再生され、若々しさが保たれるのです。

 

睡眠不足の影響は4週間後

 

pug covered with blanket on bedspread

 

昨日から睡眠不足だからお肌の調子が良くない・・・

 

そんな女性の話を聞くことがあります。

 

もちろん睡眠不足はお肌、スキンケアの敵ですが、影響はもっと後から出てくる可能性もありますよ。

 

というのは、睡眠障害やひどい過労で睡眠不足の状態が続くと、だいたい4~6週間後に悪影響が出てくるからです。

 

その理由は、肌の細胞の分裂増殖が表面までくるのに4~6週間かかるからです。

 

今見ているあなたのお肌は、4~6週間前に作られたものということになります。

 

今睡眠不足の影響を感じているとしたら、それは4週間前の睡眠不足が原因かもしれません。

 

それが続いているのだとすると、もう4週間後は壊滅的な結果が出てくるかもしれませんよ。

 

それから垢になって皮膚から脱落する期間が、その後の2週間です。


ですから、現在の肌の状態は4~6週間前の睡眠状態を表わしていることになります。

 

これを聞いて恐怖を感じたあなた、今日からしっかりと睡眠時間を確保して、最初の90分の睡眠を深い物にするように努力してくださいね。


朝ではなく「夜寝ること」が重要

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成長ホルモンが最も大量に出るのは睡眠時ということはお分かりいただけたかと思います。

 

スキンケアを行うためには、「寝る子は育つ」というのはそのとおりで、規則正しく眠らないと成長ホルモンは出ません。


ただし、眠った時間の長さだけでなく、眠る時刻も重要になってきます。

 

巷でいわれるゴールデンタイムは午後10から午前2時までで、その時間に成長ホルモンがたくさん分泌される、という説はそれほど気にする必要はありません。

 

問題なのは、いかに最初の90分を深い眠りにするかということです。

 

とはいえ、あまりに夜更かしするのも、その後いくら8時間寝たとしても、やはり健康に良くないです。

 

たとえば夜の一晩中、寝ずにずっと起きていて、朝7時から5時くらいまで眠ると、どうなるでしょうか。


たしかに、睡眠時間は8時間ありますが、成長ホルモンの分泌量は、夜23時から朝7時まで寝た場合に比べると、同じ8時間であっても半分以下になってしまうということが言われています。


つまり夜の時間に規則正しく眠っているかどうかも、成長ホルモンの分泌にとって大きな問題なのです。

 

成長ホルモンを味方につけて、スキンケアの効果を高めるためには、やはり夜に寝るということが重要ということですね。

 

まとめ


よく眠ればエステも高価な化粧水も不要になるかもしれませんね。

 

しかし、よく眠るということは、どう眠るかということを知っている必要があります。

 

ここまで見てきてくださったのですからご理解いただいているとおもいますが、スキンケアを効果的にするために、睡眠の過程で最も重要なのは最初の90分です。

 

ここで深い眠りができたのなら、成長ホルモンがたくさん分泌され、スキンケアも十分にできる状態になります。

 

上手睡眠をとることででスキンケアができるのなら、これほど経済的なことはありませんね。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

睡眠は脳にも影響を与えるのですが、良い睡眠をとることで当然脳にも良い影響があり、翌日の充実した生活の糧となります。

 

スキンケアでキレイな肌と、活力あふれる脳、休息がしっかりと取れている身体ですから、自信を持てるようにもなりますよ。