肌断食でスキンケア クリームもオイルも使わないで肌のアンチエイジング
メイクもスキンケアも洗顔もやめる肌断食
夏と冬どちらが好きで、どちらが苦手ですか?
私は、薄着になれて、活動量があがる夏が好き。
私はスキー、スノボが好きだから冬が好き。
どちらの季節もたくさん楽しいことがあるので、どちらかに決めるのは難しいかもしれませんね。
あまり気にしていない方が多いですが、冬になると老けて見えることがあります。
冬老け、この言葉を皆さん、聞いたことあるでしょうか?
夏の紫外線のダメージはじわじわと、しっかり肌老化を促進します。
(ちなみに紫外線がすべて悪いわけではありません。全く日差しを浴びないということも実はよくないことです。)
夏の日差しによる老化というのはそれほど即効性を感じさせるものではないわけですが、実は冬の乾燥と外気温の低下は即、女性を老けて見せることがあるのです。
寒さで、背中を丸めていたり、下を向いていたりするので、見た目で老けてみえるということもあります。
そして、気温の低下によって、血流量が低下するのが、冬老けの原因です。
血流は酸素や栄養を行きわたらせる重要な働きをしますが、夏の肌に比べて酸素不足、栄養不足で、顔色が悪く、くすんで見えるのです。
冬になると、寒くて身体を動かしたくなくなりますよね。
家の中で過ごしたり、歩ける距離を車で移動したり、という機会が冬はさらに多くなるものです。
その状態だと、運動不足になってしまい、さらに血流が悪くなり、冬ふけを進めてしまうことがあります。
ですから、冬には運動不足に十分に注意する必要があります。
それはアンチエイジングのためでもありますし、肌に充分な血流で栄養を運ぶためのものでもあります。
冬こそしっかりと、ウォーキングやジョギングを行って、しっかりと筋肉の量を維持できるように運動を行う必要があります。
運動をすることで筋肉を鍛えることができますので、それが寒さに耐える身体を作ることにもつながります。
なぜなら、筋肉がたくさんあると、夏は筋肉が開くことで身体から熱を放出することを保持しますし、冬は筋肉がしまることで身体から熱が逃げていくことを防ぐことができるからです。
またしっかりと運動を行うことで、便秘なども予防できるため、冬であってもしっかりと身体を動かすことで腸を活発に動かす、ということもやはりアンチエイジングにはとても重要なことです。
腸内環境が乱れることは、肌へのダメージにつながってしまうことが多いですから、乾燥する冬にこそ運動をする意識を持ちたいですね。
また、運動にはうれしい抗酸化作用もあると言われていますので、スキンケアの一つにぜひ加えるべきものです。
乾燥が肌にダメージを与える
また冬は空気がとても乾燥しています。
外気がカラカラに乾燥すると、肌の角層のバリア機能が低下し、きめが乱れてしまいます。
冬はさらにエアコンで室内を温めるので、外気よりもさらに空気が乾燥してしまいます。
外で乾燥している中、家に帰ってきてさらに乾燥しているため、冬の肌は酷使されているものです。
ちなみに、これは夏のエアコンに当たっている肌も全く同じです。
冷気に当たって血流が悪くなっている可能性があり、さらに除湿機能がエアコンにはついているので、乾燥によりお肌を痛めてしまう可能性も。
ですから、夏でも冬でも、自分の肌を見て、触って、肌に必要な油分と水分を必ず与えてあげる必要があります。
肌に常に何かを与えるのは?
でも気が付いたら、エイジングが怖くてたくさんの化粧品を買い込んでいらっしゃるのではないでしょうか?
数種類もの乳液やクリーム、オイルなどの化粧品を使っていませんか?
さらに、ニキビができたり、てかったり、そのたびにお手入れに何かを使うため、お手入れし過ぎで、本来の肌の機能が失われている女性も最近多くなっています。
しかし、その機能が失われていることに気が付かないで、さらにクリームやオイルなどを塗るという悪循環に陥っている方がかなり多いです。
身体には自分自身を治す機能が備わっています。
例えば風邪を引いたら、ひたすら寝るというのもその一つ。
医者の中には、ただの風邪を引いた場合は薬なんていらないし、免疫力が低い時に病院へ行くと他の病気をもらうから、ひたすら寝ていなさい、という方がいらっしゃいます。
また、風邪を引いて熱が出るのは、人間の体が本来持っている自己治癒能力で戦っているから。
風邪をひいて食欲がないという状態は、消化にエネルギーを使わないで、ウイルスや細菌と戦うためなんです。
消化というのは思いのほか身体のエネルギーを使うものですから、風邪をひいているときに無理に食事をすると、消化にエネルギーを使ってしまうために、風邪を治すためのエネルギーが足りなくなってしまうことがあります。
ですから、食欲がなくても、無理やり食べないと体力がつかないから、風邪が治らないなどという人がいますが、それは逆効果になることがあるわけです。
私たちの身体は、常に与えておけばよいというものでもないようですね。
こういった知識が広がってきたからかもしれませんが、胃腸を休める断食が流行っています。
何日も何も食べない断食は、難しくもあり、危険でもありますが、14時間程度のプチ断食なら、誰でもできますし、お勧めです。
肌断食について
そして、肌も身体の一部ですから、肌の断食で休ませてあげる必要があるのです。
肌の断食というのは、いつも使っているオイルやクリームを使わないということです。
なぜなら、肌の自浄能力が十分に発揮できない状態になっている場合には、一度肌本来が自ら潤いを保とうとする力を育ててあげることを考える必要があるからです。
この方法はあくまでも肌が生まれ変わるためのものではありません。
そうではなくて、肌本来カが持っているリカバリー機能に活をいれるものです。
例えばどこにも出かけない週末など、ぬるま湯で洗い、肌をきれいにした後は、何もつけずに寝る。
もちろん昼間のお化粧もお休みの時間です。
時々は自宅に引きこもって、肌もお休みさせてみるということが、スキンケアには重要な時があるのです。
一生モノの美しさを持っている女性は、自分の肌を甘やかさずに育てるという方法を知っています。
ちなみにこの肌断食ですが、もともと肌が弱い方、アレルギーの方は医師と相談の上、行ってください。
自己判断で肌に使っている薬をやめるということは、絶対にやめましょう。
肌断食の期間
肌断食にはこの期間が必要、という明確な基準がないため、自分の生活に合わせて行うだけでよいと思います。
仕事があったり、誰か人に会うときに肌断食を行うということは、現実的に考えて無理ですし、本格的に行おうとするならば、やはり専門家の意見を聞きながらということになると思います。
ですから、週末にだけ肌断食に取り組んで、メイクをやめてクレンジング剤を使用しないなど、軽く肌を休めるイメージで始めるとよいでしょう。
何事も継続することが大切ですが、肌断食についても厳密に行おうとすると、面倒くさくなって継続ができない、ということになっては意味がありませんからね。
まとめ
冬の乾燥や夏のエアコンからくる乾燥には、思いの他肌にダメージを与えるものですので、しっかりとしたスキンケアが必要になります。
しかし、一方で肌のリカバリー能力が失われていないか、それもチェックする必要があります。
リカバリー能力が高くないと、スキンケアの効果を感じにくくなってしまいます。
スキンケアというのは、肌のリカバリー能力を引き出すためのものであるということを忘れてはいけないですね。