納豆の効果は絶大!アンチエイジングや若返りの効果とは?
納豆の効果
納豆は健康に良い食材であることは、もう常識ですよね。
納豆に含まれる成分は、本当に健康に良いものが多いので、ぜひアンチエイジングに取り入れていきたいものです。
納豆の健康への効果は、いろんな研究で明らかになっています
その研究の一つでは、納豆を毎日26g以上食べるグループは、全く食べないグループと比較して心臓疾患で死亡するリスクが、男女ともに2割程度減少していたと報告しています。
この研究ではさらに付け加えて、味噌や豆腐にはこうした傾向は見られなかっということです。
そこで今回は納豆の健康に良い成分などを見てきたいと思います。
ポリアミン
納豆にはポリアミンという成分が含まれています。
ポリアミンは、細胞の若返りには必要不可欠と入れている成分です。
自治医科大学附属さいたま医療センター早田邦康教授の研究によると、ポリアミンを多く含む食品を食べると、「見た目の若返り」と「長寿」に効果があることが明らかになりました。
ポリアミンは、見た目の若返りなどに加えて、免疫細胞の若返りや、動脈硬化を防ぐといううれしい効果もあるということです。
ポリアミンを含む食材は、納豆以外にもあるのですが、血中のポリアミンの濃度が高くなるのは、納豆だけなのだそうです。
ビタミンB2
納豆には、ビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB2は、脂肪の燃焼を促す効果があります。
余分な脂肪は、アンチエイジングや美容には悪影響を与えるため、ビタミンB2を含んだ納豆は、その意味でも重要な食材です。
納豆を食べるだけではダイエットにはなりませんが、納豆を食べて運動を行うなどをすることで、ダイエットのサポートになるかもしれませんね。
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは、血栓を溶かす効果があるということで注目の成分です。
血栓を溶かすということは、心筋梗塞や脳梗塞などを防いでくれるということですから、それだけでありがたいですよね。
さらに血栓を溶かし、血液をきれいにすることで、血流もスムーズになり、アンチエイジングにも最適です。
血流がスムーズになることで、身体の隅々まで血液が届くようになりますので、当然アンチエイジングや健康促進に効果が期待できますよね。
マグネシウム
納豆には、他の食材と比較しても、かなり多くのマグネシウムが含まれています。
納豆100gあたり100mgのマグネシウムが含まれているのですが、これほどの量のマグネシウムを含む食材は納豆以外にはあまりないのだそうです。
マグネシウムが不足した場合には、不整脈が生じやすくなるといいわています。
また慢性的にマグネシウムが不足すると虚血性心疾患、動脈硬化症などのリスクが高まります。
さらに、近年、長期的なマグネシウムの不足が、骨粗鬆症、心疾患、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高める可能性が報告されています。
手軽に食べられる納豆で、マグネシウムを日ごろから補給しておきたいところです。
ビタミンK2
ビタミンK2は、骨粗鬆症を予防するのにとても重要な栄養素です。
さまざまな食品の中でも、納豆はビタミンK2を含む量はトップクラスです。
骨粗しょう症の予防のためにも、納豆を継続的に摂取するように心がけましょう。
食物繊維
納豆には、特にひきわり納豆ではない、豆のままの納豆は、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維によって、腸内環境を整えるのはもちろん、便通を整え、便秘を予防改善してくれます。
腸内環境はアンチエイジングのためには、常に意識しておきたいことですが、納豆を食べることで、それが実現できればかなり手軽でありがたいですね。
どのぐらい食べるべき?
一日の目安は、1パックで十分効果があるということです。
これなら、わずらわしさもないため、続けることができそうですね。
納豆の健康への効果が高いことから、たくさん食べて効果を早く得たいという気持ちから、ものすごくたくさん食べる方もいらっしゃるようですが、やはり何事も適量が大切です。
たくさん食べたからと言って、それだけ早く効果を得られるということではない、ということを理解しておく必要がありますね。
いつ食べるべき?
納豆はいつ食べても健康に良いものですが、できれば夕食に食べるのが良いようです。
それは、ナットウキナーゼの効果に関係しています。
納豆に含まれるナットウキナーゼの効果は8~12時間持続するという報告があります。
そして、血栓が原因の病気が発生しやすいのが、夜間から明け方の就寝中と言われています。
夕食に食べることで、その時間に、ナットウキナーゼの血栓を溶かす効果が、持続している状態を作り出し、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐことができるのです。
また、ビタミンB2が含まれていることも、夕食と一緒に食べるとよい理由になります。
なぜなら、寝ている間は、身体を動かしていないため、カロリー消費が少なくなりますが、ビタミンB2の脂肪を燃焼させる効果があるため、寝ている間も効果的に脂肪燃焼を促す作用があります。
ただし、朝やお昼に食べても効果がない、ということではないのでご安心を。
朝食べればタンパク質が熱を体内で作り、代謝アップ、冷え性予防などが期待できますよ。
納豆と一緒に食べたいもの
納豆はそれだけで十分に健康への効果が高いですが、一緒に食べるとさらに効果が期待できるものがあります。
それは卵です。
卵には、健康にとても良い効果がある成分がたくさんあります。
ビタミンB2や亜鉛などが卵には豊富に含まれていることから、納豆と一緒に食べることで、相乗効果で健康への良い効果が期待できます。
納豆と言えば、ご飯にのせて食べるのが最もポピュラーですが、そこに生卵を入れて食べるという食べ方も同じくポピュラーです。
この食べ方は、栄養の面からも最高の食べ方ということですね。
また、生卵ではなく温泉卵をのせて食べるというのもとてもおいしい食べ方です。
納豆と卵を混ぜて納豆オムレツにするというのもおいしいですよね。
そして、納豆と卵には、ビタミンCが足りないのですが、それはネギを混ぜることで解決しましょう。
ネギのビタミンCを補えば、納豆と卵は最高の効果を発揮することができます。
また、キムチと納豆を混ぜるのもお勧め。
ダブル発酵食品で、血液がサラサラになること間違いなしです。
注意
納豆はどんな調理をしてもおいしく食べることができますが、ナットウキナーゼは50℃以上になると、活性が急激に低下するということがわかっています。
ですから、ナットウキナーゼの効果を最大限摂取したいと思ったときは、常温で納豆を食べることをお勧めします。
ですから、あまりに熱々のご飯にかけるのも、ナットウキナーゼの観点から言うと、あまりよくないかもしれません。
とはいえ、熱々のご飯も50℃にはなっていないことが多いようなので、それほど気にしないほうが良いという意見もあります。
また納豆には、尿酸値を上げるプリン体が100g中に113mgとやや多い含有量です。
プリン体を摂ったからといって尿酸値が必ず上がるわけではありません。
あまり心配する必要はないという意見もありますが、プリン体の1日摂取上限は400mg程度なので、プリン体(痛風)のことを考えるのであれば1日400gまでにしましょう。
1パック50g程度ですから、8パックまでということになりますので、そんなに食べる人も少ないと思いますが、参考程度にご紹介しておきます。
まとめ
納豆の効果は絶大ですね。
おいしく食べて、健康になれアンチエイジングも出来てしまうのなら、納豆を毎日食べるべきですね。