アボカドはスーパーフード!アンチエイジングの効果、期待大です!!
アボカドのすごさ
アボカドっておいしいですよね。
アボカドを口に入れると、それだけでトロのように口の中でとろける感覚がなんともいえないですよね。
最近では特に女性に人気の高い食材になっているようです。
サラダやカレーなどに入れるお店もあったりして、かなり人気のあるアボカド専門店もたくさんありますよね。
アボカド専門店もいろんなところにありますが、女性たちが並んでいる光景をよく目にします。
いろんな食べ方ができるのがアボカドですが、私はシンプルな食べ方も好きです。
例えば、アボカドをスライスして、それを刺身醤油で食べるという恐ろしくシンプルな食べ方ですね。
それだけでトロのような味わいになりますのでお勧めです。
(若干野菜臭さのようなものを感じますが、それが嫌な香りではないので私はお気に入りです。)
また、四角く切ってサラダの上にのせて食べる、というのも捨てがたい食べ方です。
そしてうれしいのは、アボカドってそれほど高くないですから、日々の生活に取り入れるのも比較的簡単ですよね。
回転ずしなどに行っても、アボカドを使ったメニューがたくさんありますが、やはりそれだけアボカドって人気が高いのですね。
アボカドとは
そんなアボカドについて、どんな食材なのかを少し見てみましょう。
野菜のようなイメージがあるアボカドですが、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木に実身で、私たちが食しているのはその果実ということになります。
アボカドは、まだ実が緑色の未熟な内に収穫して、常温で保存しつつ追熟させてから出荷されます。
スーパーなどでよく見るアボカドは、追熟した状態で果皮が黒くなっている状態です。
たまに緑のアボカドを見ることがありますが、それはまだ食べごろではないかもしれませんね。
追熟を待って黒っぽくなるまで待ちましょう。
食べごろは、皮を押してみて少し柔らかくなっている時だと言われています。
スーパーなどでアボカドが食べごろかどうかを見極めるために、手にもって少し押してみるとわかるのですが、売り物ですのでたくさんのアボカドでためすのはやめた方が良いですね。
変な目で見られたり、店員さんに注意されてしまうかもしれませんから。
ちなみに国内で販売されているアボカドのほとんどがメキシコ産で、一年中出回っていますよね。
そのメキシコ産のアボカドは、いつでもおいしいイメージがあると思いますが、旬としておいしい時期は3~9月といわれています。
ニュージーランド産のアボカドもたまにスーパーなどで見かけますが、南半球であるニュージーランド産は、10~1月が旬となります。
メキシコとニュージーランドのアボカドで、ほぼ1年が旬になっていますね。
また、日本国内では和歌山県や愛媛県などで生産されており、12月に収穫時期を迎えるようです。
国産のアボカドはベーコン種とよばれる品種で、輸入物に多いハス種と比べて濃厚な味が特徴となっています。
国産のアボカドは生産量が少なく、市場にはなかなか出回りません。
そのため、どうしても国産のアボカドが食べたいという場合は、シーズン前からインターネットなどで生産農家をチェックしておきましょう。
本当にすぐになくなってしまいますよ。
アボカドはギネスに載っている
そんな大人気のアボカドですが、おいしいだけではなく、その栄養価の高さからアンチエイジングや美容、健康促進には欠かせない食材と言ってもよい食材です。
多くの方がスーパーフードと呼んでいるのも納得の栄養価の高さなんです。
アボカドはギネスブックに「最も栄養価の高い果物」として紹介されるほど、栄養価の高い食材です。
アボカドの健康、アンチエイジングへの効果
アボカドはそのおいしさだけではなくて、ギネスブックに載るほどの栄養豊富さですから、当然私たちにとってありがたい効果がたくさんあります。
ます、アボカドは新陳代謝を高める効果があると言われています。
新陳代謝は、健康を促進するためには絶対に必要なものですし、アンチエイジングを行うためにも、前提条件になってくるようなものです。
例えば美肌を望むのであれば、新陳代謝を高めて肌のターンオーバーをしっかりと行えるようにすることがとても重要です。
また、やる気が出ないとか、最近疲れが取れない、というような場合にもアボカドを食べることはとても効果があると言われています。
また、アボカドにはそのほかにも様々な効果がたくさんあるのですが、それらはすべてアボカドに含まれる豊富な栄養があるからです。
アボカドの栄養について
具体的にはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
アボカドは「森のバター」と呼ばれるように、脂肪分が本当にたくさん含まれています。
なんと果肉の約20%が脂肪分ということで、口の中に入れるとトロのように溶けるような食感はこの脂肪分によるものなのですね。
とはいっても、バターの脂肪分とは全く性質が異なっているのが、これまたアボカドのすごいところなのです。
バターの脂肪分は飽和脂肪酸と呼ばれるもので、常温では固体の脂肪酸です。
牛肉や豚肉の白い脂も、飽和脂肪酸になるのですが、この飽和脂肪酸は摂りすぎると動脈硬化を引き起こす可能性があると言われている脂肪酸です。
食べ過ぎると、血管壁にへばりついてしまう可能性があるからです。
それに対してアボカドの脂肪酸は、不飽和脂肪酸と言われる脂肪酸で、常温でも液体の脂肪酸です。
オレイン酸
そして、アボカドに含まれる脂肪酸の多くはオレイン酸だと言われています。
不飽和脂肪酸は、コレステロールを下げるなどの効果があると言われているのですが、酸化しやすいという性質があります。
不飽和脂肪酸が酸化されると、過酸化脂質となり、これも動脈硬化などにつながる可能性が指摘されています。
過酸化脂質は、血管壁などにへばりつくことで血管を固くしてしまうのです。
血管が固くなると、動脈硬化が引き起こされる可能性があり、それによって高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などにつながる可能性もあります。
しかしながら、アボカドに含まれているオレイン酸は、酸化しにくい不飽和脂肪酸ですので、健康促進にとても重要な脂肪酸であると言われているのです。
オレイン酸が含まれいるのは、アボカドの他にもオリーブオイルにも豊富に含まれています。
オリーブオイルが健康に良いのは?
地中海の周りの地域で食べられている地中海食と呼ばれる食事は、健康に良いと言われているのですが、それはオリーブオイルをたくさん摂ることが原因の一つと言われています。
オリーブオイルが健康に良いのは、このオレイン酸がたくさん含まれているからなんですね。
その健康に良いオレイン酸が、アボカドにもたくさん含まれているのです。
アボカドに含まれるオレイン酸は脂質ではあるものの、その特徴から身体にたまりにくい脂肪酸であり、さらに悪玉コレステロールを減らす働きを持っていると言われています。
オレイン酸をたくさん摂る人は、そうでない人に比べて心疾患などになる人が少ないと言われていますが、それはオレイン酸のこういった特徴が健康に役立っているからなのですね。
オレイン酸はその特徴から、動脈硬化を防いでくれる効果があるのですが、その結果としてさらに血流を改善してくれる効果もあります。
血流が改善されるということは、やはりアンチエイジングや美容にもとても重要なことですから、アボカドはアンチエイジングには欠かせない食材と言えそうです。
ビタミンE
アボカドには動脈硬化や過酸化脂質の生成を抑える、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。
老化を進める活性酸素による酸化は、私たちは普通に生活している以上、どうしても作り出してしまうものです。
活性酸素は、ウイルスの侵入などを防ぐための免疫機能として働くものであり、さらに神経伝達物質としても使われているため、必要不可欠なものなのですが、多くありすぎると、どうしても私たちの身体を酸化させて老化を進めてしまいます。
その酸化を防ぐためには、抗酸化物質を摂る必要があるのですが、アボカドに含まれるビタミンEは、まさに抗酸化作用を持ったビタミンなのです。
抗酸化作用によって、身体や血管の酸化を防いでくれることで、身体を若々しく保ってくれる効果があるわけですね。
さらにビタミンEには、身体の末端にある末梢血管を拡張する効果もあると言われています。
そのため、血流促進の効果もあるビタミンですので、これもアンチエイジングには欠かすことができないものです。
末端の血管が広がるということは、そこに流れる血液も楽に、スムーズに流れることができるようになりますから、結果として血流促進につながるのです。
抗酸化作用、そして血流促進もあるということで、ビタミンEは相乗効果でアンチエイジングを効果的にしてくれるビタミンですね。
食物繊維
アボカドには、便秘を防ぎ、生活習慣病の予防や改善も期待できる食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維がたくさん含まれているということで、食事の時に上がりやすくなる血糖値の急な上昇を抑えてくれる効果があります。
糖質はたくさん体内に取り込まれると、すぐに吸収されて血糖スパイクを起こしてしまうことがあります。
しかし、食物繊維があることで、体内に糖質が吸収されるのを緩やかにしてくれるのです。
アボカドには、その食物繊維が豊富に含まているので、血糖スパイクを防いでくれる食材ですね。
さらに食物繊維は、消化されずに腸に届くことで、便の量を増やす効果が期待できます。
そのため、便通を整えること、そして便秘の解消にも効果があるため、便秘がちの人にはアボカドはとても効果的です。
さらにその食物繊維が、腸にまでとどき、腸内の善玉菌の餌となることによって、腸内環境を整えることができます。
腸内環境は、私たちの免疫機能にも密接に関わっているため、しっかりと整えておくことが重要です。
腸内環境が乱れしまって、悪玉菌が腸内にたくさん繁殖してしまうと、免疫機能が衰えてしまう可能性があるため、当然病原菌などに感染するリスクなどが高くなってしまいます。
免疫力が下がってしまうと、風邪をひきやすくなってしまったり、さらにはガンになりやすくなるとまで言われています。
腸内環境が悪くなって免疫力が下がると、当然身体はアンチエイジングや美容などと言っている余裕はなくなってしまいますから、食物繊維によって腸内環境を整える重要性が理解できますよね。
食物繊維を豊富に含んだアボカドは、腸内環境を整えるという意味でもとても素晴らしい食材ということになりますね。
葉酸
アボカドには、一度は耳にされたことがあるであろう葉酸も豊富に含まれています。
胎児の発育に欠かせないと言われている葉酸のため、妊婦さんが摂る必要があるとよく言われますね。
葉酸は、ビタミンB群に属するもので、造血のビタミンとも呼ばれています。
それはなぜかというと葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンだからです。
そのため、貧血の予防にも葉酸は効果が期待できるのですね。
また、代謝に関与しており、DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の生合成を促進し、細胞の生産や再生を助ける役割も果たします。
つまり葉酸は細胞の分裂や成熟を大きく左右する効果があるため、特に胎児にとっては重要な栄養成分であると言われるのです。
また、妊婦が葉酸を十分に摂取することで、胎児の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすこともできると言われています。
さらに最近の研究により、ビタミンB12と葉酸が、動脈硬化の危険因子と考えられているホモシステインを、メチオニンに変換する反応を助ける効果が期待できるという報告がなされています。
ホモシステインについてはこちらをご覧ください。
ホモシステインは私たちの身体には必要不可欠なものなのですが、それが大量に体内にあると、それが悪影響を与えることがありますので、速やかにメチオニンに変換されるのが望ましいのです。
それを葉酸が可能にしてくれるのであれば、これはたくさん摂らなければならりませんね。
さらに、メチオニンは血中のコレステロール値を低下させる可能性があると考えられていますので、葉酸の効果はいろんなところに好影響を与えると言えます。
アボカドには、これら好影響を与えてくれる葉酸が、豊富に含まれていますのでおいしく食べながら、葉酸を摂取することが可能ですね。
カリウム
アボカドにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、体内のナトリウムのバランスを整えてくれる作用があります。
ナトリウムは塩を摂ることで体内に入りますが、最近の食事はやはり塩の量が増えているようです。
おいしくするために、どうしても塩の量は増えてしまうようですね。
しかし、体内に不必要なナトリウムがたくさんあると、体内の水分のバランスが崩れてしまったり、高血圧の原因になってしまったりします。
そんな乱れたナトリウムのバランスを、カリウムが整えてくれるのです。
摂りすぎた塩を排出する効果がありますので、高血圧の予防に効果が期待できます。
さらに、ナトリウムのバランスが整うことで、水分のバランスが整うため、むくみの解消にも効果があると言われています。
夕方や夜になると、どうしても足がむくみがちになるという場合は、アボカドを食べてカリウムを補給するのが良いかもしれませんね。
マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムやリンとともに、骨を構成する重要な成分です。
骨を丈夫に健康に保つためには、カルシウムが必要であるということは誰もが知っていることですが、実はマグネシウムもなければ骨の健康は保てません。
そのため、アボカドのようなマグネシウムを含んだ食材を食べることが重要なのですね。
また、マグネシウムは体内で働く300種類以上の酵素の働きを助ける役割も担っています。
酵素というのは、食事により体の中に入った食物を消化分解し、体の中に吸収された栄養素を、体の各細胞が使いやすいような形に作りかえるというとても重要な働きを担っています。
そして、この酵素がしっかりと働けるようにするためには、マグネシウムが必要になってきます。
たくさんある酵素が何らかの働きをするために必要な活性化という過程で、マグネシウムが利用されるからです。
また、私たちの体の中にある炭水化物、脂質、たんぱく質は三大栄養素といわれ、私たちの身体にはなくてはならないとても重要な栄養素です。
最近では炭水化物が若干悪者のように言われることがありますが、とっても大切な栄養素であるということには変わりがありません。
マグネシウムは、この三大栄養素の代謝にも重要な役割を担っています。
酵素反応からエネルギー生産を行い、たんぱく質や核酸の合成をサポートし、特に炭水化物の代謝には、マグネシウムは欠くことのできない重要なミネラルです。
また、体内に眠っている栄養素からエネルギーを作り出し、体を活動させるためには、内臓機能の活発な働きが必要になるのですが、マグネシウムはこの内臓機能の活性化委にも重要な働きをしています。
アボカドを食べてマグネシウムを補給することは、思った以上に重要なことのようですね。
鉄
アボカドには鉄も含まれています。
鉄は、血液中の赤血球を作る材料となるミネラルですね。
その鉄が不足してしまうと、当然ですが貧血になりやすくなってしまいます。
鉄が不足していると感じる場合は、アボカドなどの鉄分を含んだ食材を摂るように心がけることが重要ですね。
亜鉛
アボカドには、亜鉛まで豊富に含まれているのです。
亜鉛は私たちの味覚を正常に保つために必要はミネラルです。
そして、この亜鉛には抗酸化作用をサポートするという、とても重要な役割を担っています。
ビタミンAには抗酸化作用がありますが、亜鉛がこのビタミンAの代謝に深くかかわっているのです。
アボカドを食べることで得られる抗酸化作用は、本当にたくさんありますね。
ビタミンC
レモンのイメージが強いビタミンCですが、アボカドにはなんとビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCには、まず抗酸化作用があります。
先ほどのビタミンEと相まって、アボカドを食べることは、強い抗酸化作用を期待することができるのです。
なぜなら先ほどご紹介したビタミンEはビタミンCを一緒に摂ることで相乗効果が得られるからです。
ビタミンEは体内のあぶらの部分を、活性酸素の影響から守ってくれていると言われています。
このときビタミンEとビタミンCが一緒にあると、サビ取りをして疲れてしまったビタミンEをもう一度甦らせてくれるというのです。
ビタミンCは、再度ビタミンEを立ち直らせてくれる、魔法使いのような存在ですね。
そして、ビタミンCはコラーゲンを作るときにも、とても重要な働きをしてくれます。
美肌のもとといえば、当然コラーゲンという答えが返ってきそうです。
この美肌の元と考えられているコラーゲンは、からだのタンパク質の1/3を占めている重要なタンパク質なのです。
細胞と細胞をつなぎ合わせて、骨、皮膚、血管、歯などあらゆるところでコラーゲンは必要なのですよ。
このコラーゲンはタンパク質(アミノ酸)に、ビタミンCと鉄が働きかけてつくられます。
つまりビタミンCが不足してしまうと、材料が足りなくなってしまうため、コラーゲンがつくられなくなってしまいます。
コラーゲンは細胞と細胞をつなぎ合わせるのにも必要でしたが、ビタミンCが不足することで細胞と細胞が離れやすくなってしまいます。
血管にすき間ができてしまうと、血がにじみ出ます。
また骨はその半分がコラーゲンなので、コラーゲンが不足すると、当然もろくなって折れやすくなってしまいます。
これが長期間続いてからだのあちこちから血が出て、骨がもろくなり、内臓が壊れるのが壊血病と言われる病気です。
ビタミンCは美肌だけではなくて、体中の健康のためにとても重要な栄養素なんですね。
アボカドを摂ることで、ビタミンCをおいしく補給することができれば、ビタミンC不足をあまり心配する必要もないかもしれませんが。
アボカドでストレスに強い身体になる?
ストレスは現代社会に生きる私たちにとっては、切り離すことができないものですよね。
まず、職場や学校などでの人間関係のストレスがあります。
また、食品添加物や環境から受けるストレスというものも、見えないかもしれませんが、確実に存在すると言われています。
ですから、上手にそういったストレスと付き合っていく必要があるのです。
短期間のストレスならば、むしろ健康に良いという研究結果もあるので、ストレスと上手に付き合えるのであれば、ストレスはむしろウエルカムです。
しかし、すべてのストレスと上手に付き合えるかというと、そうもいかないのが現実ですよね。
職場などでは、嫌な人間関係を続けていかなければならないこともありますし、近所での騒音、犬の鳴き声など、ストレスを長時間感じてしまうことが誰にでもあるものです。
そもそもストレスを感じるという場合は、私たちはほぼ長期間にわたるストレスのことを言いますしね。
短期間で健康に良いストレスの場合は、それをストレスと認識していないのではないでしょうか。
ですから私たちがストレスという場合は、長期間にわたって感じるストレスのことだと考えてよいのかもしれません。
そして、そのようなストレスを長期間感じると、人はいろんな悪影響を受けてしまいます。
ビタミンCの不足
たくさんの理由が挙げられると思いますが、ストレスを感じると人はビタミンCを一気に消費してしまうのだそうです。
なぜビタミンCが消費されるのでしょうか?
それには、私たちの身体がいかにストレスに反応するのかを見る必要があります。
刺激として入ったストレスは、脳の中にある視床下部からそれに連なる下垂体に伝わります。
下垂体は副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌して副腎皮質部を刺激し、副腎皮質ホルモンを分泌させます。
副腎皮質ホルモンの働きは、血糖値を高め、エネルギーを増産しストレスに対抗する戦闘態勢を整えるために必要な反応です。
この際の副腎皮質ホルモンの分泌には、大量のビタミンCが必要になってしまうのです。
ストレスが長期間続くと、このサイクルが繰り返し起こることになりますので、ビタミンCを一気に消費してしまうのですね。
先ほども見た通り、ビタミンCは私たちの身体には必須のビタミンでしたよね。
もしもビタミンCが不足してしまうと、体中の細胞と細胞をつなぎ合わせることができなくなってしまったり、骨が弱くなってしまったりします。
そして、免疫力も当然下がってしまいますから、様々な病気にもなりやすくなってしまうのです。
ですから、ストレスを感じやすい、ストレスに弱いと感じているような場合は、ビタミンCを常に補給することを意識する必要があります。
そんなときには、やはりアボカドがいいわけですね。
アボカドには豊富にビタミンCが含まれていますから、ストレスを感じて困っている場合は、ぜひ食べたい食材ということになります。
もちろんストレスを感じた時だけではなく、日ごろから食べておくということが重要ですが。
マグネシウムの不足
そして私たちの身体はストレスによって、マグネシウムも不足するようになると言われています。
様々な研究によって、ストレスを感じると尿の中に排出されるマグネシウムが増えるということが報告されているのです。
マグネシウムも、先ほど見てきましたが、私たちの身体にはとても重要な役割を担ってくれています。
骨を丈夫にしたり、栄養の代謝に深くかかわったりしている重要なミネラルです。
そのマグネシウムが尿の中に流れ出してしまうと、当然体内のマグネシウムは減ってしまいます。
そうなると、やはり身体には様々な悪影響が出てきてしまいますよね。
ですから、ストレスが多い現代社会を生きている私たちは、マグネシウムの摂取を意識しなければならないのですが、それにはアボカドを食べるのが効果的ということになりますね。
アボカドを食べることで、ビタミンCとマグネシウムの両方を摂取することができるのですから、これは本当にスーパーフードです。
食べ過ぎには要注意
先ほども述べた通り、アボカドはギネスに載るほどに栄養が豊富です。
そのため、できるだけたくさん食べれば、それだけ健康促進も早くできるのではないか、と考えるかもしれませんね。
しかし、当然ですがいくら優秀な食材だとは言え、アボカドばかり食べるのはNGと言わざるをません。
この世の中には、何か一つの食材だけを食べればすべてが賄えるというものは、残念ながらないようです。
アボカドもしかり。
毎日食べるのであればアボカドの適量は1日半分と言われています。
食物繊維やビタミンE、葉酸、カリウムなど健康や美容に嬉しい栄養素が豊富ですが、脂質もたくさん含まれているのがアボカドでしたね。
なにしろ森のバターと呼ばれるほどですから。
そこでそのカロリーを見てみると、アボカドの平均的なカロリーは1つ250キロカロリーです。
そしてアボカドに含まれる脂質は21グラム以上あります。
そのため1日一個以上のアボカドは残念ながら食べ過ぎということになりそうです。
たまに食べる、というのであれば1日一個というのも食べすぎにはならないようですが。
健康になりたいから、というのではなくただおいしいからたくさん食べたい、という方も多いのではないかと思いますが、やはりそれも食べ過ぎないように注意が必要ですね。
まとめ
アボカドの栄養の豊富さは、本当にすごかったですね。
あらゆる栄養がギュッと詰まっているという感じです。
そして、アボカドがすぐれているもう一つの特徴は、生でも食べられるというところですね。
熱を加えて調理することで、失われてしまう栄養素もたくさんありますから、あらゆる栄養をすべて効率的に摂りたいという場合は、やはり生で食べられるものが良いということになります。
アボカドは、四角くサイコロのように切ってサラダにのせて食べることもできますし、ディップにして野菜などにつけて食べることもできます。
とても便利な食材ですよね。
もちろんアボカドは熱を通してもおいしいです。
失われる栄養素もありますが、そんなものは補って余りある豊富な栄養素の塊ですからね。
どんな食べ方でもアボカドを楽しみながら、栄養をしっかりといただくことができればそれが一番です。