卵はコレステロールが高いから食べない? それはもったいないです。
卵はコレステロールが多い?
卵はコレステロールが多いということで、まだあまり食べないようにしていますか?
しかし、コレステロールを気にして食べないということは、かなりもったいないです。
そのためには、まずはコレステロールのことを知る必要があります。
コレステロールは食べると増える?
卵を食べるとコレステロールが増えると言われていたのは、コレステロールがそのまま吸収されると考えられていたからだそうです。
しかし、血中のコレステロールは、食物から摂取したとしても増えないということがわかっています。
体内のコレステロールの約80%が肝臓で作られているのですが、同時に血中のコレステロールの量を調節する機能もあります。
ですから、食事でコレステロールを食べたとしても、肝臓の機能によってコレステロールが増えることはありません。
卵を食べるのは、コレステロールが高いからやめよう、と考える必要はないということですね。
とはいえ、やはり限度がありますから、明らかに食べすぎという場合は、健康に悪影響があります。
これはどんな食材にも言えることですので、卵だけ注意する必要もないと言えばないのですが、やはり食べ過ぎには注意する必要があるでしょう。
卵はアンチエイジングには必須?
卵の栄養は本当に高くて、ほとんどの栄養素がそろっていると言っても過言ではありません。
足りないのは、食物繊維とビタミンCぐらいのものです。
このことから、卵と野菜を上手に組み合わせることで、必要な栄養素のほとんどを補うことができるということになりますね。
そして、特に卵のタンパク質は質、量ともに優れているものです。
タンパク質は、アンチエイジングには必要不可欠な栄養素です。
(アンチエイジングに限らず、生きていくためにはタンパク質が必要なのは言うまでもありませんが。)
年齢とともに、筋肉が衰えていくことはご存知だと思います。
筋肉が衰えてしまうと、身体の代謝が衰えることになりますので、身体の修復や回復が遅くなってしまいます。
肌のターンオーバーなどは、古い皮膚と新しい皮膚が入れ替わることで、肌を美しく若々しくキープすることであり、美容やアンチエイジングには重要な機能です。
しかし、代謝が遅くなるということは、こういったアンチエイジングに重要な機能も遅くなるということですから、これは大変ですね。
そこで筋肉を維持することが重要になるのですが、筋肉を維持するためには、運動することはもちろんですが、同時にタンパク質を補給することも同じく重要です。
筋肉を作ろうとしても、その材料がないのではどうしようもないですから。
また、タンパク質は筋肉を作るためだけにあるのではありません。
皮膚、骨、髪の毛など身体中のあらゆるものが、タンパク質からできています。
ですから、効率よくタンパク質を補給することがとても重要です。
その点、卵はとても優れた食材ですので、毎日の食卓に加えたいですね。
ダイエット効果
卵というと、どうしても太るのではないか、というイメージを持つかもしれません。
しかし、卵の良質なタンパク質は、ダイエット効果もあるのです。
食事誘発性熱産生(DIT)という言葉をご存知でしょうか?
人は食事からエネルギーを補給するわけですが、食後は、体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が熱となってエネルギーか消費されます。
このため食事をした後は安静にしていてもエネルギー代謝量が増えます。
それが食事誘発性熱産生。
食事誘発性熱産生が最も高いのはタンパク質で、タンパク質のDITは摂取エネルギーの30%にもなります。
他の栄養素は、糖質の6%、脂質の4%ですので、タンパク質の食事誘発性熱産生が一番高いことになります。
タンパク質を食べることで、勝手に身体がカロリーを消費してくれることになります。
もちろん、これだけで劇的に痩せるということはありませんが、ダイエットのために卵を控えるという必要はないということです。
料理法
卵は世界中で使われている食材ですので、いろんなレシピがあります。
ゆで卵が手軽ですし、日本人なら卵かけご飯が好きでしょう。
ゆで卵についてはこちらをご覧ください。
でもそれだけでは、どうしても飽きてしまうかもしれませんが、世界中で使わている食材ですから、どんどん他のメニューを作れば、飽きることなく食べることができるのではないでしょうか?
フレンチの基本である、オムレツに挑戦するというのも面白いですね。
まとめ
卵はコレステロールが高いからと言って、食べるのを避けているのはやはりもったいないです。
アンチエイジングや美容、健康のために卵を毎日食べることをお勧めしたいと思います。
肝臓の健康にも、卵はとても効果が高いと言われています。
こちらも参考にしてみてください。