充実した休日を過ごすために必要なものとは?
休日の最後に後悔しませんか?
休日の過ごし方はとても大切ですし、できれば有効に使いたいという気持ちは誰もが持っているのではないでしょうか?
- しっかりとリフレッシュして次の週の準備にしたい
- 充実した休日を過ごして幸福になりたい
- 自分のスキルアップの時間に週末は使いたい
- 趣味の時間をたくさんとりたい
他にも様々な理由で、週末を充実したものにしたいはずです。
しかし、実際のところはどうでしょうか?
今週末こそ充実した時間を過ごして、最高の休日にしてやるぞ、という気持ちでいても、休日最後の夜になると、こんなはずじゃなかったのに、結局はゴロゴロして無駄に過ごしてしまった・・・
そんな経験がずっと続いている方も多いようですね。
そういう私も、休日にはいろんなことをやりたい、と考えていても結局日曜の夜には、何もできてなくて、この休日は何だったんだという気持ちになることがほとんどでした。
そして、月曜日から始まる新しい週が憂鬱になってしまうという、完全にサザエさん症候群を繰り返していました。
サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の、日本における俗称である。
となっています。
そのような状況が続いてしまうと、自分はダメだというような気持ちになってしまうこともあり、そのような状況はあまり健康的ではないですよね。
ですから、自分の満足できる休日の過ごし方ができるかどうか、ということはかなり重要な問題になると思うのですがいかがでしょうか?
逆に休日を充実させて満足していれば、それは当然健康にもよいことですし、アンチエイジングや美容にも効果がありそうな気がしますよね。
そこで、如何に休日を充実させるか、満足させるかについて考えてみたいと思います。
休日に充実感を持たせるために
休日を満足して、しっかりとリフレッシュできた状態で終わらせるためには、いったいどのようなことに注意すればよいのでしょうか?
休日の過ごし方については、いろんな研究があるようなのですが、アイダホ大学の研究がとても参考になると思います。
この研究では、800人を対象にした研究になっています。
それによると、休日に何か新しいことに挑戦した人の方が、満足した休日を過ごせたという実感が強かったということです。
新しいスポーツに挑戦した、行ったことがない場所に旅行に行った、新しい料理を作ってみたなど、なんでも良いので新しいことに挑戦した人が、休日を充実したものだと感じたようです。
そして、実はそれだけでは充実した休日を過ごすことはできないとされていて、それと合わせて重要なことは、入念に休日の予定を立てている人ほど、休日を充実したものと感じたとされています。
この研究によれば、予定もあまり立てないで旅行に行ったとしても、その満足度は2週間程度しか続かないけれど、予定を立ててその通りに休日を過ごすことができれば、その満足度やリフレッシュ度は8週間も続いたということです。
その差は実に4倍ですね。
なぜ予定を立てると満足度や幸福度が上がるのか?
この研究の内容はわかりましたが、休日の予定を立てることで、なぜ満足度が上がったのでしょうか?
理由の一つとしては、私たちは日々の生活を自分の思い通りに過ごすことができていると感じるた時に、幸福感や満足感を感じることです。
休日に関しても同じで、自分で予定を立ててそれを実行していくことで、その休日は自分の思い描いた通りになっているという気持ちが、その休日の満足感や達成感につながっているということです。
充実した実りある休日を過ごすためには、休日の予定を立てることが必須ということになりますね。
そうすることで、休日を自分でコントロールできているという感覚が強くなり、休日が充実したものになります。
でも休日はリフレッシュしたい
とはいえ、休日には何もしないでダラダラと過ごしたい、というときも当然ありますよね。
そんなときは、どうやって予定を立てればよいのかわからない、予定の立てようがないではないか、という声が聞こえてきそうです。
しかし、答えは簡単です。
ダラダラするということを予定にするだけです。
いわば、積極的にダラダラして休日を過ごすことで、例えダラダラと休日を過ごしても意味なくダラダラするよりも、はるかに充実した休日を過ごすことができると思いますよ。
休日の予定の立て方
ダラダラ過ごす休日も良いのですが、やはり休日は自分の趣味や勉強に時間を当てたいというほうが多いと思います。
ですから、それらを効果的にこなせるように休日の予定を立てておく必要があります。
ここで重要になってくるのは、お分かりになりますか?
幸福度や満足度を上げるということになると、予定は達成可能なものを作る必要があるということです。
予定をギチギチに詰め込んで、数分単位で予定を立ててしまったとしたら、その通りに予定を実行することはほぼ不可能でしょう。
そうなると、当然満足度は落ちてしまいますし、またまた自分はダメだ、というようなネガティブな思考に陥ってしまう可能性もあり、逆効果も甚だしいということになってしまいます。
そうならないためにも、休日の予定はスカスカではないか、というような程度でよいので予定を立てるということが重要です。
確実に実行できる、という予定を立てることで、休日を充実した満足度のあるものにしていくということですね。
そして、その予定の中に、新しいことにチャレンジできることを組み込むと、さらに幸福度が増していくため、一つでよいので新しいことにチャレンジするように予定を立てましょう。
しかし、新しいことにチャレンジしようと言っても、何もサーフィン、バンジージャンプやスカイダイビングなどのやったことのない、すごいことに挑戦しなければならない、ということではありませんよ。
もちろん、それらのことに挑戦できる環境で、興味もものすごくあるというのであれば、挑戦することは素晴らしいのですが、そういったことがすべての休日でできるという方は少数でしょう。
ですから、何か新しいことに挑戦するということも、無理のない範囲で決めていくことで全然OKです。
例えば、散歩で新しい道を歩いてみる、作ったことがない料理を作ってみるなどでもよいです。
テレビで紹介していたお店に行ってみる、ということも新しいことに挑戦するということになりますので、やってみるとよいですね。
自分に合わせたチャレンジを何か一つ組み込むことで、休日の充実感がさらに増してきますので、できれば何か一つ見つけることをお勧めしたいと思います。
新しいことに挑戦することは、アンチエイジングの効果もありますよ。
まとめ
休日を満足感をもって、充実したものにするためには、事前に予定を立てておくことがとても重要であるということが分かったと思います。
予定を立てることをあまりしてこなかった場合、金曜の夜や、休日の前の夜に予定を立てることはちょっと面倒だと感じるかもしれません。
しかし、これは慣れの問題ですので、続けていくうちにそれが当然というような状況になると思います。
予定を立てることで、休日の充実感がまるで違ってきてしまいますので、これはぜひとも身につけていきたい習慣の一つです。
さらに言えば、予定を立てるべきというのは、何も休日に限ったことではありませんので、毎日スケジュールを立てるということも良いのですが、その習慣がない場合はまずは休日から始めるのが良いと思います。