サウナでアンチエイジングができる?自律神経を整える。
サウナで幸福になる?
サウナに入る習慣って日本にはないですよね。
私も温泉が好きなので、温泉に行ったときには何度も入浴するのですが、サウナがあってもあまり入ることがありませんでした。
しかし、サウナについて調べてみると、かなりすごい効果があるということがわかってきました。
サウナの発祥地はフィンランドなのだそうですが、そのフィンランドでは幸福度が本当に高いようです。
フィンランドが、2018年、2019年と2年連続で世界幸福度ランキング1位に輝いているそうです。
何を基準にランキングされているのはわかりませんが、幸福度が高いということは間違いないことのようですね。
この幸福度の高さの理由が、サウナにあるのではないかと注目している方がいらっしゃいます。
フィンランドには、ずっと夜が続くという白夜があります。
太陽の光が届かないため一日中真っ暗という状態です。
太陽に当たらない、いわゆる引きこもりになると、セロトニンなどのホルモンバランスが崩れてしまうために、うつ病になる人が増えてしまう、という傾向があります。
フィンランドにも、太陽が当たらない時があるわけですから、うつ病の人が増えてしまう可能性もあるわけです。
うつ病になってしまうと、当然ですが幸福感など感じるわけもないですが、幸福感を奪い取ってしまうような条件がしっかりそろっているフィンランドで幸福感が高くなっているという、なんとも不思議な状態になっているのです。
そうなると、やはりサウナの習慣が幸福感に一役買っているだろうと考えられているのです。
そんなにすごい効果を持つのならば、ぜひとも日ごろの生活に活かしていきたいですよね。
サウナに入ると良質な睡眠がとれる
最近はスマホの普及のせいなのか、しっかりと睡眠をとることができない方が多くなっているようです。
スマホやパソコンから発生しているブルーライトが、脳を活性化させてしまうために、睡眠をとるべき時間でも脳が覚醒しているような状態になっているからだと言われています。
そんな現代での良質な睡眠というのはとても貴重なものになるわけですが、それに一役買うのはサウナだと言われています。
フィンランドでは、「サウナに入れば睡眠薬は必要ない」と言われるほどに睡眠効果が高いそうです。
サウナの睡眠への効果は日本でも研究されているようでして、それによると、サウナに入らなかった日の夜は、脳や身体の疲労を回復させる深い睡眠の割合が14%程度だったそうなのですが、サウナに入った日の睡眠は28%が深い睡眠になったということです。
驚くほどに高い数値ですね、2倍も深く眠れるなんて。
やはり睡眠は量も大切なのですが、合わせて質もとても大切なものですから、どうしても睡眠の質が良くないと感じるのでしたら、サウナを利用するのも一つの方法ですね。
リフレッシュ効果
サウナで得られる効果として、運動後に得られるようなリフレッシュ感があります。
2019年に医学雑誌に掲載されたドイツの研究では、25分のサウナ浴と30分の休憩によって心臓にかかる負担は、中程度の強度のエアロバイクを漕いだ人にかかる負担に相当するとされています。
これが意味するのは、サウナには軽いトレーニングと同程度の心臓や血管を鍛える効果があるということだそうです。
運動がしたいけれど、なかなか時間が取れない、という場合はサウナを使うというのも一つの方法かもしれません。
運動の時間がないのにサウナに入る時間はあるのか、という突っ込みもあるかもしれませんが、まああまり運動したくないという方向けのアドバイスということで。
サウナの正しい入り方
サウナに入るときには、あの暑いサウナに入るだけ、と考えている方が多いのではないでしょうか?
しかし、サウナはそれだけではなくて、いくつかの過程が必要になります。
まず、サウナに入り、水風呂、外気浴という流れです。
サウナ → 水風呂 → 外気浴
サウナ室に入ると、身体は当然暑い空気に包まれます。
そうすると、じわじわと汗が出てきますよね。
その状態でしばらくサウナ室にいると、だんだんと熱くなってきて、体温が40℃ぐらいまで上昇します。
その状態になると、体温を下げようとして皮膚の表面の血流量が増加して、脈拍も通常時の2倍ぐらいいんなります。
サウナの中は長時間いるのは危険な場所ですので、当然不快感を感じるようになっていき、交感神経が活発になっていくからですね。
その状態でサウナ室から出て水風呂に入ります。
温められていた身体が冷たい水で休息に冷やされて、気持ちいい状態になります。
この水風呂がやめられないから、サウナが好き、という方が多いですね。
しかし、水風呂でリラックスしていても、やはり交感神経が刺激されるようです。
水風呂はおおよそ16℃と低いので、これまた長時間入っていると生命の危機になってしまうからです。
水風呂に使ったら、浴槽を出て、外気浴スペースで休憩を行います。
こうすることで、生命の危機の状態が続き交感神経が優位だったものが、安全な外気の中にいることで副交感神経が優位となって、身体全体が一気にリラックスモードになります。
この状態を「ととのう」と表現する方がいらっしゃいます。
一連の流れで、血流の変化が起こり、身体のコリがほぐれることで、全体の疲れがとれて、頭がすっきりとします。
環境が許すのであれば、まだやるべき仕事はたくさんあるけれど、どうもやる気が起きない、という状況でサウナに入るのはとても有効な手段なのかもしれませんね。
この爽快感が、運動をした後と同じような状況を作り出しているようで、これもサウナがやめられない理由の一つのようです。
免疫力が高くなる
サウナに入ると免疫力が高くなるとも言われています。
オーストリア・」ウィーン大学の研究チームが、週に2回以上サウナに入るグループと、そうでないグループを6か月にわたって調査したところ、サウナに入るグループは50%も風邪にかかる率が低かったということです。
いろんな理由が考えられると思いますが、やはり自律神経を刺激することで、全身の疲れや凝りを摂ることができること、血流を改善する効果があることなどが理由だと考えられてます。
血流が良くなれば、それだけ白血球などの免疫系の細胞が、素早く風邪などのウイルスや異物に届き、すぐにそれらを退治してくれるため、免疫力が高くなる傾向にあります。
精神が安定する
サウナに入ると自律神経が整うために、精神が安定すると言われています。
ストレスなどで自律神経が乱れると、当然イライラしたり、落ち込みやすくなったりしてしまいます。
そんな自律神経を整えることができれば、当然ながら精神も安定していくことになりますね。
サウナに入ることは瞑想することと同じような効果があるという方もいらっしゃいますよ。
ストレスでどうにもつらい、というような場合にはサウナに行くのも一つの方法かもしれませんね。
まとめ
サウナの効果がかなり高いことに驚きませんでしたか?
私はサウナのこのような効果を知って、ぜひとも毎日入りたいと思いました。
残念ながら毎日サウナを使えるような環境ではありませんし、自宅にサウナを置くような余裕もありませんが、機会ができれば以前よりも積極的にサウナを使うようにしたいと感じました。
サウナの施設って日本にはあまりないですが、ネットで探すとなかなか良い施設が出てきますので、そこの利用も考えています。