ノンアルコールビールにある快眠効果が凄い!
ノンアルコールビールがおいしい
ノンアルコールビールは、ビールの代用として飲むという方が多いはずですよね。
ビールが嫌いだけれどノンアルコールビールは飲みたい、という方はあまりいないような気がします。
もちろん人それぞれですから、ビールは嫌いだけれどノンアルコールビールは好きという方もいらっしゃるかもしれませんが出会ったことがありません。
そして私は、ノンアルコールビールについて一つ疑問があるのですが、人に聞くほどでもないことなのでそのままにしているものがあります。
それは、仕事の昼休みなどでランチと一緒にノンアルコールビールを飲むことは許されるのかということです。
ノンアルコールビールとうたっているのですから、清涼飲料水の一つとして飲んでも全く問題ないと思うのですが、やはりなんとなく抵抗がありますね。
どうでもよい疑問ですが、マナーとしては正しいのかどうかというのが少し気になります。
ノンアルコールビールにはアルコールが含まれる?
ノンアルコールビールは、ノンアルコールとまで記載されているのだから全くアルコール分は含まれていないと考えてしまいがちですね。
しかし、ここは勘違いされやすいところなのですが、そこには落とし穴があります。
日本の法律によって、1%未満のアルコール分を含むアルコールテイストの飲料は清涼飲料水に分類されます。
ですから、例えアルコール分ゼロと記載されていても、もしかしたら0.1%のアルコール分は含まれている事があります。
しかし、日本の大手企業が販売しているノンアルコールビールについては、アルコール分は全く含まれていないので、運転しているときなども安心して飲むことができます。
また妊娠中、何らかの理由でアルコールを避けなければならない、という場合でもノンアルコールビールを飲むことはできるということになります。
法律がややこしいだけですね。
ノンアルコールビールで快眠!
ノンアルコールビールは、アルコールが含まれていないという以外にも、様々な健康への好影響があるようです。
その一つに快眠効果があると言われています。
快眠ならアルコールが含まれている普通のビールの方が良いのではないか、と考えてしまうかもしれませんが、そうでもありませんよ。
ビールに含まれているアルコールには、血行を促進する効果や、不安を抑え緊張をほぐす効果がありますので、そのような効果はメリットと考えてよいものです。
それに加えて、摂取直後に体温を一気に下げるため、強い眠気を感じるようになります。
人は寝るときには、身体の深部体温が下がっていくことで眠気を感じるため、アルコールによって深部体温が下げられると、自然と眠気を感じるようになります。
この効果によって、お酒を飲んでいる飲み会の途中で眠くなった、という経験は誰にでもあると思いますが、一つの原因がこの体温の低下にあります。
しかし問題はその後になります。
ビールなどを飲んで摂取したアルコールは肝臓で分解されるのですが、その過程でアセトアルデヒドという毒素に分解されます。
血中のアセトアルデヒドやアルコール濃度が高まると、副交感神経を刺激して体温を上げてしまいます。
せっかく体温が下がって睡眠に導かれたにも関わらず、強制的に体温が上がっていくような状況になりますので、睡眠の質は当然低下してしまいます。
さらに、アルコールの利尿効果によってトイレに行きたくなってトイレに行く回数も増えます。
加えてアルコールによる脱水効果によってのどが渇くことで、夜中に目が覚めてしまい、落ち着いて眠り続けることができないという状況を作り出してしまいます。
ですから寝る前のアルコールは、安眠快眠のためには逆効果になってしまいますので、アルコールを飲みたいのであれば、寝る前には酔いからさめているというのが理想的な状況です。
しかし、ノンアルコールビールには、睡眠を妨げるアルコールが含まれていないので、その時点でビールよりもより良い睡眠を与えてくれる気がしますね。
そして、さらにノンアルコールビールには、快眠にとても効果が高い成分が含まれているのです。
ビール好きでなくても知っていると思いますが、ビールの心地よい苦みと爽やかな香りの元になっているのはホップです。
このビールの心地よい味わいを再現するために、ノンアルコールビールにもホップが入っています。
このホップはハーブの一種なのですが、鎮静作用があるためリラックス効果があります。
リラックス効果というのは、快眠にとても重要な要素です。
睡眠とリラックスの関係についてはこちらも参考にしてみてください。
ホップの軽やかな味わいを楽しみながら、睡眠にいざなわれる感じですね。
さらにノンアルコールビールには、ホップと同じくビールの原料である麦芽が使われています。
その麦芽には、GABAというアミノ酸の一種が含まれているのですが、これはビールの旨味成分になっているものです。
そしてそのGABAには、脳を落ち着かせるα波を増やして副交感神経を優位に導く効果があると言われていますので、これまたリラックス状態に導いてくれる成分です。
食べるだけでリラックスできるという謳い文句などで、GABA入りのチョコレートが売られているのを見たことがあるかもしれませんが、それはこのリラックス効果をチョコレートに取り入れているわけです。
ノンアルコールビールでダイエット
そして、ノンアルコールビールにはダイエット効果があると言われています。
普通のビールは、ビール腹と言われるように太るようなイメージがありますので、ノンアルコールビールも同じように太るというイメージがあるかもしれません。
ノンアルコールビールにダイエット効果があると言われるのは、先ほどのGABAが含まれていることに理由があります。
GABAには、血糖値の上昇を抑えるインシュリンの働きを助けて、コレステロールや中性脂肪の増加を抑える働きがあると言われています。
しかし、このGABAはビールにも含まれているものです。
ビールが太りやすいのは、ビールを飲むと炭酸などで刺激されて食欲が増して、脂っこいおつまみなどを大量に食べてしまうことが要因にあります。
そして、アルコールのエンプティカロリーが全て消費されることで、食べたおつまみのカロリーは消費されないため、肥満につながってしまうのです。
ノンアルコールビールは、アルコールが含まていませんが、炭酸の爽快さやのど越しはしっかりと私たちの食欲を刺激してくれます。
そのため、ビールと同じくおつまみなどを食べ過ぎないようにする必要があります。
そこから考えると、ノンアルコールビールのダイエット効果は、それほど期待するべきではないですね。
まとめ
ノンアルコールビールは、ビールが飲めないときに飲めるため、ビール好きにとっては救世主のようなものかもしれません。
そして、快眠効果などの健康への良い効果もあるために、さらに飲みたいと思うようになったのではないでしょうか?
これらの効果を上手に取り入れるためには、ホップと麦芽が含まれているノンアルコールビールを選ぶようにしてくださいね。
しかし、何事にも言えることですが、飲み過ぎてしまうとやはり弊害があるかもしれません。
ノンアルコールビールには、アセスルファムKのような合成甘味料や果糖ぶどう糖液糖などが含まれているものがありますので、やはり程々に楽しむというのが正しい飲み方ですね。