読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

なんとなく調子が悪い?慢性炎症が原因かも。

調子がなんとなく悪い

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日々なんとなく調子が悪い、なんとなくやる気が出ない、などのように説明することができないのだけれど、身体の調子が良くない、ということがありませんか?

 

これらの原因不明ともいえる身体の不調に関しては、研究が進められているようですが、その理由の一つとして「慢性炎症」があると言われています。

 

慢性炎症というのは、あまり聞きなれない言葉のように感じるかもしれませんが、慢性と炎症についてはよく聞く言葉です。

 

炎症というのは、次のように定義されることです。

 

細菌感染・化学的作用・物理的作用などによる組織の傷害に反応することで、身体の一部に発赤・腫脹・灼熱・疼痛などを起こす。

 

そしてそれに伴う症状の総体を言います。

 

異物の侵入または異物化した組織を排除しようとする生体の防御反応も炎症に含まれることになります。

 

慢性とは、その症状が激しいものではないのですが、経過の長びくような病気の性質のことを言います。

 

そして、当然ですが「急性」の反対語です。

 

これはつまり、あまり激しくはない炎症がずっと続いているような状況です。

 

あまり激しくはないために、それほど気にはならないかもしれませんが、炎症は炎症ですので、身体はそれを治そうとして免疫系の力などが常に働いていることになります。

 

そのため、身体は地味に活動を常にしている状態ですから、当然なんとなく疲れるという感覚が出てくることになりますね。

 

意識されないところで、身体は健康を維持しようと活動している、しかも慢性ですから24時間体制のようなものですから、疲れないはずがありません。

 

慢性炎症が起こると、身体の免疫機構が働いて健康を維持しようとしますが、加齢によって免疫機構が衰えてしまうと、この慢性炎症がさらに深刻な病気の原因となる可能性があることも指摘されています。

 

慢性炎症によって生じる疾患には糖尿病、高血圧、脂質異常、肝疾患、認知症、がんなどがあると言われていますので、激しい症状が出ないからと言って、侮ってはいけないものです。

 

慢性炎症が起きる原因

 

慢性炎症が起きる原因には、当然これがただ一つの原因だというものはありません。

 

たった一つの原因があれば、それを避ければよいだけですから、これほど楽なことはありませんが、私たちの身体は複雑ですので、いろんな原因が考えられています。

 

一つはやはり過度なストレスです。

 

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ストレスにはいろんなものがあるわけで、仕事で感じるストレス、日常生活で感じるストレスなど、様々な形態のストレスが考えられます。

 

ストレスはそれ自体がすべて悪いというわけではなく、長期間感じるストレスが問題になります。

 

ですから、日ごろ感じるストレスは早期に対処して、解消してしまうことが一番良いということですね。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

ストレスの対処法については、いろんなこちらも参考にしてみてください。

 

人工の照明が増えている

 

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人工の照明が増えているということも、実は私たちの身体に悪影響を与えて、慢性炎症の原因となっていると考えられています。

 

照明の光を浴びるということ自体に悪影響があるということはないようですが、人工の光を浴びることによって体内時計が狂わされるということが、慢性炎症につながっているようです。

 

照明というと、天井の照明を思い浮かべるかもしれませんが、パソコンやスマホの画面から出ているブルーライトも立派な照明として考えるべきです。

 

スマホなどのブルーライトは、本来であれば暗闇で生活しているべき時間でも、しっかりと明るい状況を作り出しますので、脳が覚醒してしまうことから、寝るべき時間になっても、全く寝られないという状況を作り出します。

 

睡眠は炎症を治すためにとても重要な時間で、炎症がある場合は睡眠はしっかりと確保する必要があるのですが、人工の光によってその睡眠が阻害されているわけです。

 

睡眠が乱されることによって、炎症が治らないことから、炎症が慢性化して慢性炎症になっている、というケースがかなり多いと言われています。

 

なんとなく調子が悪いという場合は、睡眠が乱れていないかを確認する必要がありそうですね。

 

太りすぎ

 

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太りすぎも慢性炎症の原因となると言われています。

 

脂肪、特に内臓脂肪が増えるとよくないのは、誰もが知っていることだと思います。

 

脂肪というのは、ある程度の量は私たちの身体に必要なものですし、適量であれば健康に良いともされています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

しかし、内臓脂肪が多くつきすぎてしまうと、慢性炎症の原因になると考えられています。

 

内臓脂肪は増えすぎてしまうと、炎症物質が分泌されるということがわかっているからです。

 

内臓脂肪は、当然内臓の近くにあるわけですが、そこにはたくさんの毛細血管があります。

 

その毛細血管に、内臓脂肪から分泌された炎症物質が取り込まれ、効率よく全身に運ばれていくことになり、その結果慢性炎症の原因となってしまいます。

 

内臓脂肪が増えている状況は、長期間続くことになりますので、当然炎症物質も絶え間なく分泌されることになりますので、常に炎症を起こしているような状況を作り出してしまうわけですね。

 

偏った食生活

 

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当たり前ですが、偏った食生活も身体に炎症を引き起こす原因となります。

 

特に加工スナックや赤身肉など一部の食品は炎症を促進すると言われていますので、食べすぎには注意が必要ですね。

 

そして、生成された砂糖の摂りすぎも炎症につながりますので、お菓子などの食べ過ぎにも注意が必要です。

 

そういったものを全く食べない、ということはストレスにつながる可能性がありますので、上手に付き合っていく必要がありますね。

 

慢性炎症を防ぐためには

 

さて、身体の不調を導いてしまう慢性炎症を防ぐためには、何をすればよいのでしょうか?

 

と言っても、答えはすでに分かっているのではないでしょうか?

 

健康に良い生活をする、ということが正解です。

 

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食事は健康に良い物を食べるようにして、特に抗炎症性サイトカインの産生を促進する食べ物を摂ることが進められています。

 

たとえば、オメガ3脂肪酸アミノ酸を豊富に含む魚や貝類などで、逆に肉類などはあまり食べないようにすることです。

 

そして果物と野菜、豆類、良質な脂質(アボカドなど)、オリーブオイル、ナッツ類などを豊富に食べるようにすることも大切です。

 

つまり、アンチエイジングや健康促進に効果的と言われる食生活をすることですね。

 

そして、適度な運動をして体脂肪率を上げない、ということが重要です。

 

さらに良質な睡眠を確保することで、炎症の回復を促すために、スマホやパソコンの画面は、寝る前の1時間は見ないようにする、ということも必要になります。

 

日常生活や仕事では、ストレスをためないように、早期に解消できる方法を作っておくということも、慢性炎症を防ぐためには必要ですね。

 

まとめ

 

慢性炎症は、なんとなく身体の調子が悪いというときの原因になる可能性がありました。

 

しかし、それを予防するために重要なことは、アンチエイジングや健康促進に必要な生活をすることでしたね。

 

身体の健康を維持促進するための基本的なことは、すべて共通しているということなのでしょうね。

 

特別に何かをする必要はなくて、健康に良い基本的な生活をしていないために、なんとなく調子が悪くなっているというのは、さらに言えば着々と老化も進んでいるのかもしれませんよ。