本番前の緊張を何とかしたい。逆に利用しましょう!
本番前に緊張する
何かのイベントがあるときは、やはり緊張してしまうものですよね。
特に試験やプレゼンなどがあって、合否が決まってしまうような状況は、どうしたって緊張してしまいます。
就活で面接を受けなければならないというのも緊張しますし、昇進するために上司や管理職の人達と面接しなければならないというのもそうですね。
本番が近づいてくると、もうソワソワし始めて、現実味がわいてきて、どんどん緊張していくという経験は誰にでもあると思います。
この状況を何とか収めよう、という努力をする人がいますが、それで収めることができればよいのですが、なかなか収まらないという人の方が多いでしょう。
私も、そのような状況では、緊張を抑えようとしても、全く抑えることができませんので、そういうものだと考えて緊張しても何とか全力を出せるようにすることを考えています。
緊張しないようにするためには
本番が近づいてきたときに、緊張しないようにするためには、何をすればよいのでしょうか?
まず、何も準備も努力もしていないけれど、緊張しないという人は、おそらく緊張しない性格の人だと思いますので、除外しておきます。
緊張を収めたいと考えている人は、緊張しているから収めたいわけで、緊張しない人はそのままで良いですからね。
緊張してしまうという人は、まず自信がないということがあります。
私はこれだけ準備したから、絶対に合格する自信がある、その確信は100%という状態にあれば緊張をすることはないでしょう。
それがたとえ東大受験であっても、東大受験の問題がすべて簡単に見える状況なら緊張する必要もないですから。
自信があったとしても、緊張してしまう場合は、準備がまだ足りていない可能性があるということですね。
ですから、しっかりと準備をして緊張しないようにしましょう。
準備は万全にできない
しかしながら、準備をすべて整えて万全にして、何が起きても動じない、という状況を作り出すのは私を含めて、凡人である大多数の人にはできないことです。
どんなに準備しても、あれができてない、これができていない、という気持ちがどんどん強くなっていくだけですよね。
もちろん万全に準備できる場合はそれを行えばよいですが、それは現実的ではない場合はどうすればよいのか?
解決策の一つは、本番が近づくにつれて感じる現実味、緊張感をしっかりと利用することです。
本番が近づいていくにつれて、現実味が強くなっていく状況で、私たちの脳は集中力が高くなっているのです。
緊張するという状況は、いうなれば猛獣が目の前に現れたようなものです。
もちろん危険性のレベルは全く違いますが、緊張しているという状況は同じ事ですよね。
そして、猛獣が目の前にいるときには、何とかその状況から安全に逃れようと、脳はフル回転するわけです。
当然集中力も、究極に高まっている状況ですので、目の前のことにしっかりと集中している状況です。
ですから、この集中力が究極に高まっている状況にいる瞬間を最大限に利用することです。
試験であれば、記憶すべきことをどんどん記憶していったり、プレゼンなどの場合は、準備にさらに時間をかけて練り上げていく、という作業を行うことです。
試験直前は、しっかりと体調を整えるために、勉強や準備のペースを落として、本番に備えるという考えもありますが、集中力のボーナスステージのような時期にペースを落とすのはもったいないです。
もちろんしっかりと準備をしてきたから、もうこれ以上何もすることがない、というのであれば、それ以上は何もする必要はないかもしれません。
そして、本番に向けて体調を整えるということもとても重要なことです。
しかし、せっかくのボーナスステージですから、まだまだ準備が足りない、というのであれば最後までしっかりとあがくべきです。
体調を整えること
先ほども直前には体調を整えることが重要であることはお話ししました。
体調を整えるということは、とても重要なことなのですが、それは本番直前だけ行ってもあまり効果がありません。
なぜなら、本番直前はいつもと同じように行動すべきであり、それはつまり体調を整えることは毎日行っていなければならないことだからです。
一番良くないのが、本番直前にゲン担ぎで何か特別なことを行ってしまうことです。
ゲン担ぎでとんかつを食べる、というようなことが良くないことです。
毎日とんかつを食べている、というならば別ですが、本場直前には身体に余計な負担をかけるべきではありません。
本番直前にとんかつを食べて、お腹を壊してしまった場合、せっかくの努力が水の泡ということもあり得ます。
ですから、本番直前はできるだけいつもと同じように過ごすことが大切になります。
神社仏閣でお祈りをしたり、お墓参りをするということも、避けるべきことです。
そういった心がけは大切なのですが、いつもと違う行動をとることで、余計に緊張してしまう、という可能性があります。
ですから、神社仏閣でお祈りをしたり、お墓参りなどをしたい場合は、本番よりも早い時期に済ませておくことをお勧めします。
まとめ
本場で実力を出せるようになるためには、緊張を抑えることが大切だと考えますよね。
しかし、緊張を抑えることはほぼ不可能だと私は思います。
ですから、対策として考えるべきは、緊張をしていても全力を出すことができるように、事前に対策を行うことです。
それは、本番直前の集中力のボーナスステージをフル活用することで、実現可能なのではないでしょうか。
脚が震えていて、心臓の鼓動がはっきりと聞こえるような状況であっても、しっかりと自分の準備したものを話すことができたり、問題を解くことができる状況を作るというのが、準備に求められることですね。