アンチエイジングにはダークチョコレートのカカオポリフェノール
カカオポリフェノール
アンチエイジングを心がけていると、食べ物に含まれている成分に対する関して、かなり気になると思います。
余計な添加物は使われていないかなど、しっかりと成分を確認して購入されるのではないでしょうか?
アンチエイジングや美容に効果がある成分がたくさん入っているものを買う、ということも実践されているでしょう。
アンチエイジングに効果が高いと言われる成分は、本当にたくさんありますがさまざまな成分の中でも、注目度が高いものといえばポリフェノール。
ポリフェノールについてはこちらをご覧ください。
「動脈硬化予防に効果があるらしい」「カラダのサビ、活性酸素を退治してくれる……」などなど数多くの研究が発表されています。
その多彩な機能が、たくさんの研究によって次々に明らかにされています。
ですから、このポリフェノールをたくさん摂りたいという方も多いでしょう。
そこで、お勧めしたい食品はダークチョコレートです。
チョコレートの材料、カカオ豆にはカカオポリフェノールがたくさん含まれています。
ポリフェノールの適切な摂取量は、研究報告が十分ではないため明らかにされていません。
ただし、動脈硬化の原因とされるLDLコレステロールの酸化を防ぐことや、ポリフェノール量の多い食品の摂取と疾患リスクとの関連から、1日の摂取量は1,000~1,500mg以上がよいという提案がされています。
では、これだけの量を比較的効率よく摂取できるものはないのでしょうか?
実は、それこそ素材を丸ごと使うことができるカカオ豆が効果的にポリフェノールを摂ることができる食材なのです。
ポリフェノールが豊富に含まれ、しかも気軽に利用しやすい食べ物、その代表がカカオ豆を使ったチョコレートやココアというわけです。
- 血圧低下
カカオポリフェノールには血管を広げる作用があると言われています。
血管に炎症があると血管が狭くなり血液の流れが悪くなります。
しかしカカオポリフェノールを摂取することで血管の炎症が軽くなり、血管が広くなるためです。
血管が広がるということは、血流が良くなるということでもありますので、結果的に冷え性にも効果があると考えられています。
- 動脈硬化予防
カカオポリフェノールには、LDLコレステロールの酸化を抑える働きがあります。
また、血管の炎症を抑え、広げる効果もあるため血管のしなやかさが増します。
ポリフェノール量の増加に伴い、HDLコレステロールも増加するため、動脈硬化の予防に効果的です。
- 美肌効果
しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素です。
活性酸素は、あなたの身体を酸化させる、つまり錆びさせるものです。
カカオポリフェノールには抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し、肌のダメージを保護します。
- アレルギーの改善
カカオポリフェノールにはアレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぐ作用があります。
また肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぐため、アレルギーの発症を防ぐことが可能です。
また好酸球の働きを抑えるなど、アレルギー症状を防ぐなど、さまざまな効果があります。
- 脳の活性化
脳は加齢とともに記憶や学習などの認知機能がどうしても低下してしまいます。
カカオポリフェノールは、脳の栄養といわれる「BDNF」に働きかけ、認知機能を高められる可能性が報告されています。
運動とともに、カカオポリフェノールを摂ることで、脳の老化を食い止める効果も期待できますね。
- 腸内環境を整える
どんなチョコレートを選ぶかにもよりますが、100グラムのチョコレートの中には、食物繊維が11グラム、鉄分が1日に必要な量の67%、マグネシムが58%が含まれます。
食物繊維の多さ、ミネラルの豊富さによって、腸内をキレイにし、貧血を予防し、生活習慣病やうつ病を予防するとも考えられているようです。
さらに、愛情ミネラルと呼ばれ、美容に関心の高い人々に人気のある「マンガン」に至っては、1日に必要な量の98%も!
ダークチョコレートとは
そもそもダークチョコレートというのは、どのようなチョコレートを言うのでしょうか?
ダークチョコレートは、カカオマスが40%以上のチョコレートのことです。
一般的にはビターチョコレートと呼ばれることもあります。
当然ですがダークチョコレートには、カカオやカカオマスが豊富に含まているものです。
そのダークチョコレートを選ぶ際に重要になるのは、原材料の表示になります。
その原材料の表示はどのようなルールになっているのでしょうか?
食品添加物以外の原材料は、原材料に占める重量の割合の多いものから順
に、その最も一般的な名称をもって記載すること(JAS法に基づく加工食品品質表示基準)
となっていますので、カカオやカカオマスが多く含まれているチョコレートを選ぶときには、一番最初にカカオやカカオマスが記載されているチョコレートを選ぶことです。
ミルクチョコレートなどを見てみるとわかりますが、一番最初に書かれているのは「砂糖」です。
これは、チョコレート風味の砂糖を食べていることになり、カカオポリフェノールの効果を十分に得ることは難しいでしょう。
カカオ○○%などと書かれているダークチョコレートを選ぶという方法が簡単ですが、一応原材料を見てみることをお勧めします。
チョコレートは太る?
チョコレートは太るというイメージがあるかもしれません。
もちろんたくさん食べれば太りますし、カカオ豆には脂肪分が多く含まれているのですが、カカオ豆由来の脂肪は体に吸収されにくいとされています。
カカオの含有量が多いチョコレートは、たくさん食べなければ、太るということはないようです。
しかし、ほとんどの市販のチョコレートは、たっぷりの植物油脂や砂糖で加工されているため太りやすい食材です。
ダークチョコレート以外は、特に純チョコレートと書かれいてるものは、大量の砂糖や植物油脂が使われているので、注意しましょう。
どのぐらいダークチョコレートを食べればよいのか?
ポリフェノールは水溶性のため、一度にたくさん食べても排出されてしまいます。
ですから、排出されたものを補給するという意味も込めて、毎日少しずつ食べるのがオススメの食べ方です。
カカオ70%チョコレートだと1日5~10g程度(1~2片程度)でポリフェノール100~200mg程度と言われています。
1日の摂取量は1,000~1,500mg以上がよいということは、先ほど申し上げましたが、そこに合わせて、食べる量を考えるとよいと思います。
ポリフェノールをすべてダークチョコレートから摂る必要はないので、野菜や果物などと合わせてバランスよく摂ることをお勧めします。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートは、カカオポリフェノールはほとんど入っていないと言われていますので、カカオポリフェノールを摂取したいという目的で食べるのはやめましょう。
もちろん好きだから食べるというのはOKですが、アンチエイジングや美容のためには食べすぎには注意してください。
まとめ
ダークチョコレートに含まれているカカオポリフェノールには、アンチエイジングにはぜひとも取り入れたい効果がたくさんありましたね。
上手にダークチョコレートを生活に取り入れて、アンチエイジングしていくことをお勧めします。
ダークチョコレートが苦いからと言って、練乳などをかけて食べる方もいらっしゃいますが、砂糖の摂りすぎになりますので、アンチエイジングしたい方は、十分に注意してください。