読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ナスの栄養価がすごい。アンチエイジングや健康への効果とは?

ナスの間違ったイメージ

 

ナスっておいしいけれど、栄養に関してはあまりないようなイメージがあるかもしれません。

 

purple eggplant against white background

 

私も少し前まで、おいしいけれど栄養に関してはそれほど期待をしないで食べていました。

 

ちなみに、ナスはひらがなで「なす」と書いたり、漢字で「茄子」と書いたりすることがありますが、一番多く見るのはカタカナの「ナス」のような気がしますので、ここではナスで統一したいと思います。

 

ナスの旬といえば、6月から9月ぐらいと言われていますが、有名なのは少し涼しくなり始めた時に収穫される「秋ナス」でしょうね。

 

秋ナスは身がしまっていて、味もギュッと濃縮されていることから、夏よりも秋の方がおいしいと言われています。

 

「嫁に食わすな秋ナス」という言葉もありますが、この言葉の意味は諸説ありますね。

 

  • 怠け者の嫁に、いじわるな姑が食べさせたくないから
  • おいしい秋ナスを夫が独り占めしたいから
  • 夏野菜のナスは身体を冷やすことから、嫁の体調を考えてあまり食べさせないようにするため

 

代表的なものはこのようなものでしょうか。

 

妥当なところを選ぶと3番がしっくりくるかなという感じです。

 

ナスは癖のない味のため、和食はもちろんですが、中華やフレンチなど世界中の料理に使われますよね。

 

意外と気が付いていなかったかもしれませんが、ナスは世界中から愛される野菜だったのです。

 

ナスの栄養

person cooking on black pot

 

ナスはあまり栄養がないと考えていましたが、実はかなりアンチエイジングや美容、健康促進には重要な栄養素がたくさん含まれていることがわかりました。

 

ナスに栄養がないと考えて、あまり食べないようにしていると、実はかなり損をしているようですね。

 

水分

 

ナスの90%以上は水分でできています。

 

夏野菜のイメージが強いナスですが、やはり夏野菜の役割とでもいうのでしょうか、暑い夏に私たちに水分を補給させてくれる野菜です。

 

person holding drinking glass filled with water

 

旬の野菜や果物には、私たちがその季節に必要とする栄養や物質を補給させてくれるものがたくさんありますね。

 

ナスもその一つで、旬に合わせて野菜を食べるということはとても重要なことだということを改めて感じてしまいます。

 

ナスニン

 

先ほどのように、ナスの主成分は水分であることから、あまり栄養はないと考えられていたのですが、実はそうではないということがわかってきています。

 

ナスの特徴は、やはりなんといっても、あの鮮やかな紫色ですよね。

 

あれだけ濃い紫色の野菜って、あまりないので、紫色の野菜といえばナスというイメージです。

 

実はあの紫色の正体が、アンチエイジングや美容にとても重要な成分なのです。

 

それは「ナスニン」と呼ばれるポリフェノールが、紫色の正体だからです。

 

一説には、ナスニンのアンチエイジング効果は、ブロッコリーやホウレン草よりも高いと言われています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

そのため、抗酸化作用も絶大な効果を発揮してくれます。

 

抗酸化作用が私たちに及ぼす効果は、本当にたくさんあるため、すべてをお伝えすることは不可能であるほどです。

 

少し例を挙げるとたとえば、抗酸化作用によって、血管が柔軟に保たれることにより、血流が良くなります。

 

やはり血流はアンチエイジングや美容には基本となる重要なものです。

 

血流が悪ければ、肌などに届く栄養が十分では無くなってしまうために、肌のアンチエイジングが十分に行えなくなってしまいます。

 

そうなれば、シミやシワ、たるみ、ソバカスなどの肌トラブルを引き起こすのは当然です。

 

ナスニンの抗酸化作用によって、こういった肌トラブルを防ぐことができますね。

 

さらにナスニンは、コレステロール値を低下させる働きがあることが研究で明らかとなっています。

 

このため、高血圧症や生活習慣病の予防などに効果が期待できると言われています。

 

またナスニンは、眼の網膜にあるロドプシンの再結合に働きかけるため、眼精疲労の回復に役立つと言われています。

 

この効果は、ブルーベリーに含まれるポリフェノールであるアントシアニンと同じ効果だと言えば、イメージしやすいでしょうか?

 

クロロゲン酸

 

ナスにはクロロゲン酸も含まれていると言われています。

 

このクロロゲン酸は、コーヒーポリフェノールとして有名な抗酸化物質です。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

コーヒーの健康への良い効果は、研究によって本当にたくさん見つかり始めています。

 

コーヒーに含まれるクロロゲン酸がナスにも含まれているということで、コーヒーと同じような健康やアンチエイジングへの効果が期待できるということになりますね。

 

カリウム

ナスにはカリウムが含まれています。

 

多くの野菜や果物に含まれるカリウムですが、ナスにもやはりカリウムが含まれています。

 

カリウムは、体内のナトリウムバランスを整える作用があります。

 

そのため、日ごろ塩分を摂りすぎていて、体内のナトリウムが増え、ナトリウムバランスが崩れていると、高血圧などの危険性があり、悪くすると心筋梗塞脳梗塞などの原因となってしまうことがあります。

 

特にファーストフードや総菜を買ってきて食べている、コンビニ弁当ばかり食べているという場合には注意が必要です。

 

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やはりこういったものは、味付けが濃くなっていることが多く、塩分も多くなっていますから。

 

しかし、カリウムが体内のナトリウムバランスを整えてくれることで、体内から余分なナトリウムを排出してくれる効果があります。

 

その結果、高血圧などを予防してくれる効果があるわけですね。

 

また、ナトリウムバランスが崩れてしまうと、体内の水分バランスもどうしても崩れてしまいます。

 

しかし、カリウムがナトリウムバランスを整えることで、水分のバランスを整えて、むくみなどの予防にもつながることが期待できます。

 

また、不必要なナトリウムや水分を排出することになるため、デトックス効果もあると言われていますよ。

 

食物繊維

 

ナスにも他の野菜と同じように、食物繊維が含まれています。

 

食物繊維は、腸内環境を整えてくれるとても重要なものです。

 

食物繊維は便の量を増やしてくれるため、便通を整える効果がありますし、食物繊維が適度に腸を刺激してくれることも、同時に便通を整える効果があります。

 

また、食物繊維が腸内の善玉菌の餌となることで、善玉菌が増えることになり、腸内環境が良くなる効果もあります。

 

腸内環境を整えることで、痩せやすい体質になることも、研究により報告されていますので、ダイエット効果も期待できますね。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

そして、ナスに含まれるポリフェノールであるナスニンやクロロゲン酸も、腸の酸化を防ぐ効果がありますので、腸内環境を整えるために働いてくれます。

 

食物繊維とポリフェノールのダブルの効果があるために、腸内環境を効率的に改善してくれるのがナスというわけですね。

 

注意点

 

ナスを食べるときの注意点としては、ナスニンやクロロゲン酸などの有益な成分は皮の部分に多く含まれています。

 

ナスをイメージすると、皮が紫ですが、身は黄色というか肌色のような色ですよね。

 

先ほどのナスニンは、紫色の正体でしたよね。

 

そうなると、皮を捨ててしまうとナスニンをほぼすべて捨ててしまうことになるわけです。

 

これは相当もったいないですよね。

 

焼きナスなどを作って、皮をむいて食べることがあると思いますが、できればナスは皮ごと食べるようにしてください。

 

水にさらさない

 

また、あく抜きを行うために、ナスを水にしばらくつけるという方も注意が必要です。

 

あく抜きをして抜けているのは、クロロゲン酸などのポリフェノールだと言われています。

 

ですから、あく抜きをしすぎると、ポリフェノールを水の中に捨ててしまうことになりかねません。

 

できれば水にはさらさないほうが、ポリフェノールなどの成分をそのまま体内に取り入れることができます。

 

どうしても水にさらす場合は、できるだけ短い時間にすることをお勧めします。

 

まとめ

 

ナスは栄養が少ない、というイメージはこれでがらりと変わってしまいましたね。

 

旬のナスをしっかりと食べることで、抗酸化物質を摂り込み、アンチエイジングや美容に磨きをかけていきたいものですね。

 

また、抗酸化物質を摂ることで、腸内環境を整えることで、痩せやすい体質になるのはもちろん、免疫力もアップできるため、ナスを食べることは良いことだらけという感じです。