読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用でアンチエイジング

トマトの力

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トマトは夏の野菜として有名ですよね。

 

とはいえ、スーパーではトマトは一年中購入できるため、夏の野菜というイメージがない人も多いかもしれません。

 

本当の旬は、春から初夏、秋から初冬だということが言われていますが、夏に食べるととても良い成分がたくさん含まれています。

 

また、トマトはとてもみずみずしいですから、夏の暑い時期に重要な水分補給という意味でも、とても良い食べ物です。

 

そんなトマトですが、ご存知だとは思いますが、健康に良い成分が本当にたくさん含まれています。

 

トマトで注目すべきは、活性酸素を除去する効果がある抗酸化物質を含んていることです。

 

活性酸素による酸化

 

アンチエイジング重要なのは、老化を進めないことです。

 

老化が進むということは、身体の酸化も進んでしまうということです。

 

酸化というのは、ある物質に酸素をくっつけるとか、水素を奪うというような化学的な反応のことであり、「酸化反応」と言われるものです。

 

酸化ストレスの状態を引き起こすもの、分かりやすく言うと酸化の原因となるものとしては、タバコや紫外線、有害物質、残留農薬食品添加物などがあります。

 

このような物質が体内に入ると、活性酸素が増えると言われています。

 

ちなみに活性酸素というと、すぐに悪者扱いされてしまいますが、それは誤解です。

 

例えば、白血球から産生される活性酸素(スーパーオキシド・過酸化水素など)は、体内の免疫機能や感染防御などのために必要不可欠なものです。

 

また細胞間のシグナル伝達、排卵、受精、細胞の分化・アポトーシスなどの生理活性物質としても重要な役割を担っているのです。

 

したがって、すべての活性酸素を消去すれば良いという安易な考え方は間違っていると言えますね。

 

必要のない活性酸素が身体の酸化を引き起こしてしまうということが問題なのです。

 

通常、我々の生体内では活性酸素の産生と抗酸化防御機構のバランスが取れている状態です。

 

その状態から活性酸素の産生が過剰になり、抗酸化防御機構のバランスが崩れた状態を酸化ストレスといいます。

 

酸化ストレスの状態になると、身体の酸化が進みすぎてしまうわけです。

 

先ほどのような、タバコや紫外線、有害物質、残留農薬食品添加物が体内に入ってくると、ダイレクトに活性酸素を作り出すと言われています。

 

体内に活性酸素がたくさんできるため、その活性酸素が私たちの身体を酸化させてしまうことになります。

 

酸化は身体がさびるのと同じことですから、身体にとって良いはずはなく、アンチエイジングにも当然逆効果になります。

 

ですから、できる限り酸化ストレスをさけるような状態を作る必要があります。

 

抗酸化物質

 

身体の酸化を防ぐためには、タバコや紫外線、有害物質、残留農薬食品添加物などを、極力体内に入れないということが大切なのは言うまでもありません。

 

しかし、生きていれば、そのようなものをすべて排除してしまうのは不可能でしょう。

 

ですから、酸化を防ぐために重要になるのは、食べ物に含まれている抗酸化物質を摂取するということです。

 

抗酸化物質というのは、抗酸化作用を持った物質であり、文字通り酸化を防いでくれる物質です。

 

有名な抗酸化物質というと、ポリフェノールが思い浮かぶのではないでしょうか?

 

healthyounger.hatenablog.com

 

ポリフェノールは強い抗酸化作用を持つ物質ですので、日ごろの食事にぜひ取り入れていきたいものです。

 

ポリフェノールはほとんどの野菜や果物に含まれています。

 

 

トマトの抗酸化力

top view of tomatoes

 

そして、抗酸化物質をたくさん含む優秀な食べ物の一つがトマトなんです。

 

有機栽培トマトにはポリフェノールが含まれているため、抗酸化作用があります。

 

そしてトマトは、アンチエイジングにとても重要な食品ですが、その理由はリコピン」が含まれているからです。

 

リコピンとは、カロテイノイド(天然色素)の一種です。

 

カロテノイドとは自然に存在する色素のことで、カロチノイドと呼ばれることもあります。

 

緑黄色野菜に多く含まれ現在600種類以上あることが知られています。

 

このトマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があることで知られています。

 

リコピンは天然色素なのですが、トマトを赤くしているのは、このリコピンです。

 

つまり、あのトマトの赤さこそが、アンチエイジングの効果を生み出す成分だということです。

 

リコピンの抗酸化作用によって、活性酸素の悪影響からあなたの身体を守ってくれるのです。

 

美肌効果

 

リコピンには美肌効果があると言われていますが、これはリコピンの抗酸化作用によるものです。

 

肌に紫外線があたると活性酸素が発生して、それが肌のシミやくすみ、たるみを引き起こすことがありますが、リコピンの抗酸化作用が、それを防いでくれるのです。

 

また、リコピンの抗酸化作用によって、血管や血液も酸化から守られることになります。

 

その結果、血管が十分な柔らかさを維持することができるため、栄養をスムーズに肌に運ぶことができるようになりますし、肌の老廃物を効果的に素早く除去することもできるようになります。

 

その結果、肌のターンオーバーが活性化されることからも美肌効果が高くなる、という効果が期待できるのです。

 

リコピンは油溶性

 

リコピンは油溶性ですので、油によく溶けます。

 

ですからリコピンは、油と一緒に摂取すると、吸収力がアップするのです。

 

トマトのサラダにオリーブオイルのソースをかけて食べる、というのは理想的な食べ方ということです。

 

また、日本では、トマトは生で食べることが多く、サラダなどでよく見かけると思いますが、海外では焼いたり炒めたり、いろんな調理法にトマトが使われます。

 

トマトに熱を加えて食べることが多いのは、やはりイタリアンですよね。

 

パスタやピザにはトマトは欠かせないものです。

 

トマトソースを使っていないピザなんて考えられないような気がします。

 

デザートパスタなどもありますが、私個人の意見としてはピザは甘くないものが好きですね。

 

また私は、トマトと卵を炒めた中華炒めをよく食べます。

 

トマトの選び方

 

person holding bell pepper

 

トマトを選ぶときには、できるだけリコピンをたくさん蓄えているものを選びたいですよね。

 

まず、しっかりと赤いことはもちろん重要です。

 

そして、手にもってずしっと重みがあるかが重要です。

 

単純に重いほうが中が詰まっているわけですからね。

 

そして、トマトのお尻の部分を見てみて、白く星のような模様がしっかりと出ているものを選ぶことです。

 

この星のような模様は、スターマークとも呼ばれて、ある一定の糖度以上のトマトであれば、このスターマークが見えるようになり、美味しいトマトである可能性が高いと言われています。

 

まとめ

 

ある食材が身体によいと言われても、それが高価であったり、手に入りにくかったりすると、それを続けることはできません。

 

その点でいうと、トマトは高価ではありませんし、手にも入りやすい食品です。

 

手軽に抗酸化物質であるリコピンを摂れるのですから、できるだけ積極的に食事に取り入れていきたいですね。

 

またミニトマトなどを使えば、あまり調理する必要もなく、さっと洗うだけで食べられたりするのでとても便利です。

 

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これだけ抗酸化作用の強い食材が、手軽に購入できるのですから、アンチエイジングや美容に利用しない手はないですよ。