リンゴポリフェノールで効果的にアンチエイジング
リンゴのすごさ
アンチエイジングや美容のために、リンゴを食べるという方多いのではないでしょうか?
イギリスのウェールズ地方に「1日1個のリンゴで医者いらず」(An apple a day keeps the doctor away.)という古くから伝わることわざがあります。
すごく有名なことわざですよね。
リンゴには様々な健康に良い効果があることは、世界中で知られています。
ですから、アンチエイジングには、そして美容のためには、ぜひともリンゴを食べましょう。
しかし、なぜリンゴはそんなに健康に良い効果がたくさんあるのでしょうか?
それはリンゴに含まれている様々な成分が、私たちの身体にとても良い働きをしてくれるからなんです。
そんなリンゴの働きを見てみることにしましょう。
身体の酸化を食い止める
細胞の機能が低下し、衰退していくことを「カラダが錆びる」「カラダが酸化する」という表現をします。
酸化は身体を錆びさせることですが、それがどのようなことなのかは、鉄がさびるところを考えればわかりやすいでしょう。
鉄は錆びるとボロボロになりますよね。
それが私たちの身体の中で起こってしまうと、身体がボロボロになって、さまざまな病気に悩まされるようになるわけです。
酸化が肌で起こればシミやしわ、たるみになり、血液内で起これば動脈硬化の原因になり、酸化は認知症、白内障、炎症、癌細胞の発生など様々な病気を引き起こします。
ですから、酸化はできる限り防ぐ必要があります。
リンゴの抗酸化作用
リンゴには、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。
りんごポリフェノールにはプロシアニジン、カテキン、エピカテキン、クロロゲン酸[、ケルセチンなど様々なポリフェノールが含まれています。
たくさんのポリフェノールが含まれていますが、中心となるのはプロシアニジンで、エピカテキンやカテキンがいくつかつながった構造をしています。
プロシアニジンは、強い抗酸化作用を持っているため、体内の酸化を効果的に抑えてくれる働きがあります。
身体の中の錆びを防いでくれる頼もしい成分ですね。
身体の錆びを防ぐということで、血管も錆から守られることになり、動脈硬化予防などにもつながり、血管がしなやかに保たれることで、血流もよくなります。
スキンケアには、血流が良くなることがまず大前提ですが、リンゴがそれを促進してくれます。
ダイエット効果
プロシアニジンには、他にもアンチエイジングや美容にうれしい効果があります。
それはダイエット効果です。
ポリフェノールそれ自体に脂肪の吸収を抑制して体の外に排出する働きがあります。
しかし、さらにリンゴポリフェノールの1つ、プロシアニジンには脂肪の蓄積を抑え、内臓脂肪をつきにくくする、という効果があるのです。
そしてリンゴの皮に含まれているウルソル酸と呼ばれる物質にも、肥満を解消する効果があるそうです。
これはうれしい効果ですよね。
リンゴは甘いから肥満につながるのでは、と考えいている方は損をしているかもしれませんよ。
またそれ以外にも、ビタミンEの消耗を防ぐ働きや、最近の研究では、長寿遺伝子を活性化させて寿命をのばす作用があると発表されています。
皮ごと食べる
一般的にりんごは皮を剥いて食べますが、りんごポリフェノールは皮に多く含まれているため、皮ごと食べる方が多く摂取することができます。
リンゴに限りませんが、植物はポリフェノールを作るのは、自分でどこか別の場所に移動することができないため、太陽の光を直接受けてしまうためです。
太陽の光には光合成などにはとても重要なのですが、強い光は人間にも良くない影響を与えるように、植物にも悪影響を与えてしまう可能性があります。
しかも人間と違って日陰に動くこともできないため、植物にとっては過酷な環境ですね。
そのような過酷な環境でも、太陽の光から自分の身を守るために作り出しているのがポリフェノールです。
そのことからもわかる通り、ポリフェノールは表面に近いところにあるほうが有効なわけで、その結果果物などの皮の近くにポリフェノールがあるということですね。
ですから、できる限りリンゴは、よく洗って、皮ごと食べるようにしましょう。
せっかくのポリフェノールを、皮をむいてしまうことで捨ててしまうのはもったいないですから。
腸内環境を整える
リンゴには食物繊維が豊富でりんごを食べることで便秘の予防になります。
更に、りんごに含まれる「ペクチン」は体中で腸内の悪玉菌を除去して善玉菌を増やしたり便が硬くなるのを防ぎ、便秘を解消します。
また、ペクチンは腸内環境を整えることで、栄養の吸収などを効果的に行うことができるようにしてくれます。
栄養を効果的に吸収できるということは、疲労回復や体力の増強にも効果が期待できるようになります。
ペクチンの効果
- コレステロールを下げる
ペクチンにはコレステロール値を下げる効果もあり、体内で胆汁酸や食物中のコレステロールが吸収されるのを防ぎます。
- 血糖値の上昇を抑える
ペクチンは糖分の吸収を抑制する働きがあるため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
血糖値の急上昇は、アンチエイジングに悪影響を与えますが、リンゴを食べるとその悪影響を抑えることができます。
整腸作用があり、さらにたくさんの効果をもたらしてくれるペクチンは、ぜひとも日々の食生活に取り入れていきたいですね。
ビタミンC
リンゴに含まれるビタミンCは、抗酸化作用もあるためたくさん摂るべきビタミンです。
ビタミンCは、美容のビタミンと呼ばれているのですが、その理由は美容に欠かすことができない、コラーゲンの生成に関わるからです。
皮膚のハリやみずみずしさをキープするには、コラーゲンが重要ということで、コラーゲンをとっている方も多いと思いますが、コラーゲンは体内で合成されるものです。
そして、体内でコラーゲンを作る際には、ビタミンCがとても重要な役割を果たします。
ですから、ビタミンCがなければ、美肌を保つためのコラーゲンを作ることができず、当然肌が老化してしまうことになります。
さらにビタミンCは、ストレスに対応するためにもとても重要なビタミンです。
ストレスを感じた場合、私たちの身体はストレスに対応するために、様々反応をするのですが、ストレスを処理するためのホルモン分泌などが行われます。
そのようなホルモンをつくるためにも、ビタミンCが使われるために、ストレスを強く、そして長期間感じるような場合には、ビタミンCがどんどん失われてしまいます。
ですから、ストレス社会を生きる私たちは、ビタミンCがとても大切なのですが、リンゴであれば、おいしくビタミンCを補給できるため、とてもありがたい食材ですね。
まとめ
リンゴを食べることで、アンチエイジングを効果的に進めることができ、さらに美容効果も期待できます。
リンゴは、ビタミンCの吸収を促進する効果もある、と言われていますので、スキンケアなどには、やはりリンゴは必要不可欠の食品です。
そしてリンゴのビタミンCは、熱にも強いと言われていますでの、調理をしたとしても効果的にビタミンCを摂ることができるそうです。
素晴らしい食品ですね。