読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

アンチエイジングのための野菜 ほうれん草

ほうれん草について

ほうれん草のイラスト(野菜)

 

ほうれん草は健康に良い野菜ということは異論はないと思います。

 

シュウ酸が含まれており、胆石や結石ができるのでたくさん食べてはいけない、と思っている方も多いかもしれませんが、シュウ酸が悪影響を及ぼすのは、バケツに山盛りのほうれん草を食べたようなときにおこること。

 

そこまでほうれん草を毎日食べるということも考えづらいですし、シュウ酸が気になる場合は、ほうれん草の根っこの部分を切って、水に差しておけば、シュウ酸は水溶性なので抜けていきます。

 

10分ほどで抜けていくと言われていますので、めんどくさくないですよね。

 

ほうれん草が苦手という場合も、料理の仕方を工夫して、ぜひ食べてもらいたい野菜です。

 

ほうれん草が苦手な人で、私が知っているのは画家のダリです。

 

彼は「ガラの晩餐」という料理の本を書いているのですが、その中でこのように書いています。

 

「私は、はっきりと分かりやすい形状のあるものしか食べたくない。私があのホウレンソウと呼ばれる忌まわしくみっともない野菜が嫌いなのは、形がないからだ。自由がそうであるように。(中略)一方、形のないホウレンソウの対極にあるのが鎧だ。だから私は鎧をまとった甲殻類なら何でも好きなのだ」

 

 

さすがに天才ですから、何を言っているのかわかりませんが、ほうれん草が嫌いということはしっかりと伝わってきます。

 

サルバドール ・ ダリ, 落書き, ストリート アート, アーティスト, カタロニア語, カタルーニャ州

 

ほうれん草が好きだったら、ダリのあふれる才能がさらに大きくなったかもしれません。

(単なる私の意見です。)

 

ほうれん草は、簡単な料理でもおいしく食べることができてしまう、優れた野菜だと私は思っているのですが。

 

例えば、ほうれん草をソテーして、卵を炒めて乗せれば、それだけでおいしく食べることができます。

(塩コショウで味付けしてくださいね。塩の分量はほうれん草と卵の重さの1%程度。こしょうはお好みで。それだけで、十分においしくできます。)

 

ほうれん草がなぜ健康によいのか

 

ほうれん草が健康に良いのは、含まれている成分に理由があります。

 

βカロテン

 

まずほうれん草に豊富に含まれているのは、βカロテンです。

 

ほうれん草100g当たりに含まれるβカロテンは、5400μgということで1日に必要なβカロテンの40%を摂ることができると言われています。

 

β-カロテンやα-カロテン、β-クリプトキサンチン等は、体内で必要な量だけがビタミンAに変換されます。

 

後の残りはリコピンルテイン等と共に、体内の活性酸素を除去し(抗酸化作用)、免疫力を高めることが報告されています。

 

必要なだけビタミンAに変換されるため、βカロテンの摂りすぎというのはないと入れています(サプリなどの大量摂取については、摂りすぎがあり得るので、あくまで食品から自然に摂った場合です)。

 

変換されなかったβカロテンは、抗酸化作用を持つため、アンチエイジングには最適の成分ということになります。

 

鉄分

 

ほうれん草には鉄分が豊富に含まれているということは、ご存知かもしれません。

 

鉄分に関しても、100gで1日の必要な鉄分の40%が摂れると言われていますので、鉄分の補給にはほうれん草が手軽でよいですね。

 

鉄分が不足すれば全身に酸素を送っている、赤血球の中のヘモグロビンが足りなくなり、貧血を起こしてしまう可能性があります。

 

また、全身に効率よく酸素を送ることができない、ということになれば、アンチエイジングや美容には悪影響を与えてしまいます。

 

酸素がなければ、十分な身体の浄化や修復の機能が働かないということは、説明する必要もないでしょう。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

 

注意としては、シュウ酸が含まていると、鉄分の吸収が悪くなりますので、最初に書いた方法で、シュウ酸を減らしておくことが大切になりますい。

 

ビタミンC

 

ほうれん草にはビタミンCがたくさん含まれています。

 

ビタミンCの最大の役割は、結合組織、および、関節に必要なコラーゲンの生合成にあります。

 

そのためビタミンCが欠乏すると、コラーゲン合成が障害され、血管がもろくなり、壊血病になります。

 

そして、ビタミンCは、アンチエイジングには不可欠な抗酸化作用があります。

 

また、鉄の吸収促進、カルニチンの生合成、神経伝達物質の生合成、ビタミンEのリサイクル作用もあります。

 

ビタミンCは、美肌ビタミンとしても知られています。

 

お肌にレモンの輪切りなどをのせてスキンケアするシーンなどは、まさにビタミンCを利用しようとしているのです。


ビタミンCは、肌のコラーゲン生成以外にも、メラニンを酸化型(黒)から還元型(白)に換える働きをしているため、美白効果(シミ対策)が期待できます。


また、ビタミンCには、紫外線から細胞膜や遺伝子を守る働きもあり、まさに美肌・美容のためのビタミンというにふさわしい存在です。

 

まとめ

ほうれん草の胡麻和えのイラスト

 

主な成分、栄養を見てきましたが、他にもほうれん草にはたくさんの健康に良い成分がたくさん含まれています。

 

ほうれん草には、アンチエイジングや美容に必要不可欠な成分が豊富に含まれています。

 

ぜひとも頻繁に食べたい食材の一つです。