小松菜はわき役?アンチエイジングや美容に効果的な栄養素はヘビー級ですが。
小松菜って栄養豊富?
小松菜っておいしいですよね。
味噌汁に入れたり、鍋料理に入れたり、おひたし、胡麻和えなど、いろんな料理に使うことができる野菜です。
私は、簡単に味噌汁に入れることが多いですが、たまに雑炊に入れたりすることもあります。
そして、小松菜と豚肉だけで十分においしい鍋をつくことができますので、特に冬の寒い日にはありがたい野菜です。
小松菜の特徴ともいえる他の食材にあまり影響を与えない、香りや味がいろんな料理に使われる理由になっているようですね。
小松菜はあまり主役の野菜にはならないですが、その実力はかなりすごいです。
健康促進にとても役に立つ栄養が本当にたくさん含まれています。
小松菜の旬
小松菜は、今では一年中食べられる野菜になっていますが、旬は12月から3月にかけての冬になります。
小松菜の栄養について
小松菜には栄養がたくさん含まれていて、それらをすべて記載するのが難しいほどです。
そこで代表的な栄養を取り上げながら、小松菜の実力を見てみたいと思います。
βカロテン
小松菜には、豊富にβカロテンが含まれています。
βカロテンには、抗酸化作用がありますので、身体の酸化をβカロテンが防いでくれます。
アンチエイジングや美容には、やはり酸化は大敵ですが、小松菜に含まれるβカロテンがそれを予防してくれるのはありたがいですね。
そして、βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変わるという特徴があります。
ビタミンAは、私たちの身体に必須のビタミンですが、特に免疫機能にとても重要な役割を果たすビタミンです。
ビタミンAは血管の強化や、気管支の粘膜を正常に保ち、成長を促進させ、免疫細胞の働きを活発にする効果があります。
その結果、喉や鼻の粘膜を強化して、ウイルスの侵入を防ぐ効果が期待できるのですね。
新型コロナウイルスには今のところ、私たちの免疫力が一番の武器となりますし、他のウイルスの侵入に関しても当然免疫力が重要になるわけですので、小松菜はとても有効な野菜ということができそうです。
ビタミンC
小松菜にはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、肌の健康にとても重要な役割をはたしています。
肌の健康を維持するためには、肌の下にあるコラーゲンが正常に作られる必要があるのですが、そのコラーゲンの生成にはビタミンCがとても重要な役割を果たしているからです。
ビタミンCが不足してしまうと、コラーゲンが十分に生成されなくなってしまうことから、肌にしわやシミができてしまったり、たるんでしまうことで肌の老化が進んでしまいます。
そして、ビタミンCにも抗酸化作用がありますので、身体の酸化を防いでくれるとてもありがたいビタミンです。
そして、ストレスを解消するためにもビタミンCは、とても重要なビタミンであると言われています。
なぜなら、ストレスを感じるとそれに対処するためのホルモンが分泌されるのですが、そのホルモンを作るために、大量にビタミンCが消費されると言われているからです。
そのため、ストレスを強く感じる場合は、ビタミンCを積極的に摂る必要があるかもしれませんが、小松菜がそれを補ってくれるかもしれませんね。
ビタミンB群
小松菜にはビタミンB群が豊富も豊富に含まれています。
ビタミンB群は、エネルギー代謝にとても重要なビタミン群です。
私たちは、食べ物を食べてそれをエネルギーに変えることで、日々の生活を送っています。
体内で、糖質やたんぱく質、脂質などが上手に代謝されることでエネルギーになれば、身体に十分なエネルギーが届けられるために、毎日を精力的に過ごすことができます。
しかし、ビタミンB群が不足してしまうと、このエネルギー代謝が上手にできなくなってしまうことがあります。
なんとなく毎日が疲れやすくなってきた、寝ても疲れが取れない、という場合はいろんな原因が考えられるのですが、食生活が偏っていたり、毎日忙しくて外食ばかりになっている場合には、栄養不足、特にビタミンB群の不足が考えられるかもしれません。
そんなときに、栄養ドリンクを飲む方がいらっしゃるかもしれませんが、その成分を見てみると、たくさんのビタミンBが記載されていることに気が付くと思います。
日々小松菜などでビタミンB群を摂っていれば、栄養ドリンクを飲む必要もありませんね。
カルシウム
小松菜には、カルシウムが豊富に含まれています。
その量はかなり多いので、小松菜はカルシウムの王様とも呼ばれる野菜で、カルシウムが多いと言われるほうれん草の3倍の量があると言われています。
カルシウムが足りなければ、骨がもろくなってしまい、悪くすると骨粗鬆症になってしまうことがあります。
骨がもろくなると、運動も出来なくなってしまうことから、一気に老化が進んでしまうことがありますので注意が必要です。
小松菜には骨を強くするカルシウムが豊富に含まれていますが、さらにいろんな料理に使っても強い癖がないため、味噌汁などに入れるとさらに効果的に骨粗鬆症を予防することができます。
マグネシウム
そして、骨を丈夫にするためにはカルシウムだけでは不十分であり、同時にマグネシウムが必要であると言われています。
小松菜にはそのマグネシウムも豊富に含まれていますので、その意味でも骨を丈夫にするためには積極的に食べたい食材と言えますね。
ビタミンK
さらに小松菜には、ビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンKは、血液を凝固させる成分の生成に必要になるのですが、合わせてカルシウムを骨に定着させるためにも必要なビタミンです。
つまり、ビタミンKが不足していると、カルシウムをたくさん摂っても上手に骨にならない、ということが起こってしまうわけです。
小松菜にはそのビタミンKが豊富に含まれていますので、骨を強くするには最適の食材ということが言えそうです。
鉄分
小松菜には鉄分が豊富に含まれています。
鉄分はご存知の通り、血液中の赤血球の中のヘモグロビンを作るための成分となっています。
鉄分が不足すると、ヘモグロビンも不足するため、貧血になってしまいます。
小松菜には鉄分が豊富に含まれていますので、貧血予防には最適ということが言えそうですね。
さらに鉄分は、貧血だけではなく様々な疾病の原因になることがわかってきています。
そのため、小松菜の重要性はますます高くなっているのかもしれませんね。
食物繊維
小松菜には食物繊維が含まれています。
食物繊維は、身体によい効果がたくさんありますが、まず食後の血糖値の吸収を緩やかにしてくれる効果があります。
血糖値は食後に急上昇しやすく、血糖スパイクをひきおこすことがあります。
血糖スパイクは、身体を老化させる原因となりますので、血糖値の急上昇を起こさないことが重要ですが、小松菜などを食べて食物繊維が胃や腸の中にあれば、血糖値の吸収を緩やかにしてくれるために、血糖スパイクの予防に効果的です。
さらに食物繊維は、腸内環境を整えてくれるため、アンチエイジングや美容には必須の成分です。
腸内で食物繊維が水分を含むことで膨張し、便の量を増やすことができるため、便通を整えることができます。
その結果、便秘を予防してくれるためデトックスも可能ですし、腸内環境も整うということになります。
便秘はアンチエイジングや美容の大敵ですし、健康促進の観点からもよくないですから、便秘に悩んでいる場合は、小松菜の食物繊維が必要かもしれませんね。
さらに、食物繊維は腸内細菌の餌となることで、腸内の善玉菌を増やすことができます。
さらに食物繊維を食べるときに、短鎖脂肪酸が発生するのですが、その短鎖脂肪酸によって腸内が酸性に傾くことで、悪玉菌が住みづらい環境になるため、さらに腸内環境が整います。
腸内環境が整えば、痩せやすい体質になるという研究報告もありますので、ぜひとも小松菜の食物繊維で腸内を整えたいですね。
腸内環境とダイエットの関係についてはこちらを参考にしてみてください。
まとめ
小松菜は、スーパーなどでよく見る野菜ですが、その実力はあまり知られていなかったのではないでしょうか?
なんとなくわき役の野菜のようなイメージがありますが、含まれる栄養などを見てみると、主役になってもおかしくない野菜ですよね。
ぜひとも今日から、毎日の食生活に取り入れていただきたい野菜です。