アンチエイジングを上手に行う方法とは?
怠け者はアンチエイジングできない?
アンチエイジングを上手に行いたい、という意見をよく聞きます。
上手にというのは、いろんな意味がありますよね。
できるだけ早くアンチエイジングの効果を感じたい。
できるだけ楽をしてアンチエイジングを実現したい。
何もしないでアンチエイジングや美容を実現したい。
他にもいろんなことを、アンチエイジングに望んでいる方は多いでしょうね。
これらを総合的に考えてみると、アンチエイジングを上手に行いたいという考えは、いかに早く楽にアンチエイジングできるかどうか、ということになるでしょう。
基本的には、アンチエイジングや美容、健康促進を実現したい場合には、何かしらのことを継続的に行う必要があります。
ですから、何もしないでアンチエイジングや美容を実現したいということは、ほぼ不可能なようです。
中には、何もしてないと聞いているけれど、体型もスリムだし、見た目も若い、という方もいらっしゃるかもしれませんが、おそらく習慣になっている健康やアンチエイジングに良いことを、無意識的にやっているのではないかと思います。
こういったことを考えると、何もしないでアンチエイジングしたいということは、実現不可能なのだろうな、と個人的には思っています。
しかし、人間ですから、何もしないでアンチエイジングや美容を実現させたい、という気持ちはよくわかりますよ。
人間は基本的には怠け者
基本的には人間って怠け者ですから、何もしないで、家でテレビを見ながらお菓子を食べて、寝ているだけで健康になれれば、誰もがそれを選びますよね。
今の便利な生活が実現しているのは、できるだけ楽をしたいという考えから発展してきた技術がベースになっています。
洗濯をしたくないから洗濯機ができたり、歩きたくないから自動車や電車ができたりしてきたわけですからね。
他の技術も、いかに怠けるかがその根底にあると考えてよいのではないでしょうか。
このように基本的には怠けたい、というのが人間ですから、何もしないでアンチエイジングできればそれが一番楽です。
しかし、人間の身体は悲しいことに、何もしないと老化が進んでしまうという側面があります。
本当に悲しい事実ですね。
楽をしたいけれど、それではアンチエイジングが実現できない。
そこで、どうすれば上手にアンチエイジングや美容を実現できるか、ということが重要になってくるわけですね。
私はアンチエイジングを上手に行うためには、日ごろの生活をできるだけ変えることなく、アンチエイジングや美容のために必要なことを行うか、ということが重要だと考えています。
運動
さて、みなさん、アンチエイジングでできれば行いたくないもの、と言えば運動が出てくる確率が高くないですか?
暑い日に汗をかいて運動なんかしたくない。
寒い日に身体を動かすのは嫌だ。
基本的に身体を動かすのが嫌いだから、運動はしない。
私は身体を動かすことが好きなので、運動に関しては苦労はしていないのですが、運動が習慣にならない、という方が多いように感じます。
運動がなぜアンチエイジングに必要なのか?
アンチエイジングには運動が必要ということが言われますが、なぜアンチエイジングに運動が必要なのかは、漠然と理解している程度、という方が多いかもしれません。
運動が身体に与える好影響は本当にたくさんあるので、それらすべてをここでお話しすることはできないのが残念ですが、少しだけお話ししたいと思います。
まず運動を行うと、全身の血行が良くなります。
たとえば運動によって血行がよくなると、ターンオーバーによる肌細胞の生まれ変わりが促進され、肌の老化防止、きれいな肌を持続させることにつながります。
これはアンチエイジングの効果に他なりませんね。
さらに運動をすることで得られる効果には、美肌・若返りホルモンと呼ばれる成長ホルモンや、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促すこともできます。
セロトニンは脳内伝達物質で、幸せホルモンと呼ばれたりすることもある通り、心を平穏に保ったり、安らぎを与えてくれるものです。
セロトニンを分泌することでストレスに強くなり、吹き出物などの肌荒れを改善してくれる効果もあると言われています。
また、運動することによって、アドレナリンやノンアドレナリンなどのホルモンも分泌されます。
これらのホルモンは体脂肪を分解し、エネルギー源として消費されやすい形にしてくれる働きがあります。
そして、加齢によって筋肉量は落ちていくため、適度な運動を習慣化させ、筋肉量を維持、または増やすことが重要となります。
なぜなら、筋肉量が落ちるということは、基礎代謝が下がってしまうことにつながりますので、代謝がしっかりと行えない状態になってしまいます。
アンチエイジングや美容を実現するためには、代謝をしっかりと行い、老廃物の除去や細胞の入れ替わりがしっかりと行えるようになっていなければなりません。
しかし、加齢とともに筋肉量が減ってしまうと、それが難しくなってしまいます。
その結果、老化が進んでしまうことになります。
それを避けるためにも、加齢とともに運動はますます重要になっていくのですね。
運動をしたくない場合
運動は身体に良いのはわかったけれど、やっぱり運動したくないという場合は、どうすればアンチエイジングが実現できるのでしょうか?
また、忙しくて運動する時間が全く取れない、という場合も同じです。
その場合には、やはり日常生活の中で、できる限り身体を動かすようにする必要があります。
とは言っても、そんなに難しいことを行う必要はありません。
いつも歩いているところを、少し大股で早歩きに変えてみたい、エスカレーターを使わないで階段を使うようにしたりとか、そういうところを変えていくことで、かなり運動量を増やすことができます。
私がお勧めしたいのは、掃除するときに雑巾がけを行うということです。
掃除は掃除機やクイックルワイパーみたいなものでしか行わない、という方が多いかもしれませんが、毎日の運動を増やすためにも、ぜひ雑巾がけを取り入れてみてください。
雑巾がけを行うようになって、体脂肪率が減った、という方が大勢いらっしゃいます。
運動にもなって、部屋もきれいになりストレス解消にもつながりますよ。
日運動性熱産生(NEAT)
実は、日常生活の中で身体を動かすことを意識することで、消費するエネルギーについては、メタボ対策としても有効だと考えられています。
運動以外の身体活動によるエネルギー消費のことを「非運動性熱産生(NEAT:non-exercise activity thermogenesis)」と呼ばれています。
運動したくないという方は、このNEATをいかに上手に増やしていくかが、同時に上手にアンチエイジングや美容を実現させるためには必要になるということですね。
まとめ
怠け者の私たちは、できるだけ楽をして上手にアンチエイジングを行いたいと考えます。
そのためには、日ごろ行っていることを、いかに効率よくアンチエイジングに役立てるかがポイントになりそうですね。
アンチエイジングや健康促進には、運動は欠かせないものですが、日ごろの行動を見直すだけで、かなりの運動量を稼ぐことができます。
どうせ毎日やることですから、それらを改善してアンチエイジングに上手に取り入れていかなければ損ですよね。