昼間の強烈な眠気を避けたい。そのためには食事の内容が重要です!
睡眠は足りていますか?
睡眠をしっかりと摂るということが、アンチエイジングや美容にはとても重要なことは誰もが知っていることだと思います。
そして、健康を維持したり促進したりするためにも、睡眠はとても重要です。
睡眠の重要性については疑いようがない、ということは納得していただいていると思います。
忙しいから、睡眠時間を削って何とか時間を確保しようということは、逆効果になるのでやめた方が良いですよ。
ショートスリーパー、睡眠時間が短くても日中に全く眠気を感じない、活動的でいられるという人は、確かに存在するのですが、それは訓練ではなくて遺伝で決まっていることだということが、いろんな研究で明らかになっています。
ですから、訓練しても睡眠時間を削ることはほぼ不可能ということです。
まあ、30~1時間程度は削れるのかもしれませんので、試してみて日中に眠気を感じたり、集中力が途切れたりしないのであれば、それを続けるのもよいかもしれませんが。
ちなみに、私は睡眠時間が’7~8時間程度なのですが、たまに6時間ぐらいになると、本を読んでいると意識が全く別のところに行ってしまっているようで、全く読むことができません。
おそらく本を読んでいるうちに、無意識に寝てしまっているのだと思います。
マイクロスリープと呼ばれるもので、睡眠不足の場合は知らないうちに数秒間ほど寝てしまうことです。
私のように本を読んでいるときにおこる程度なら、それほど大事には至りませんが、運転中や危険な作業中に起こると大変なことになります。
また、そうでなくても睡眠が不足すれば仕事の効率は著しく低下することは、あなたも経験済みだと思います。
ですから、しっかりと睡眠を確保して、仕事などの作業効率をアップさせるというほうに、意識を向けたほうが結果的に時間の節約につながると思います。
昼間の眠気を何とかしたい
さて、昼間の眠気について考えてみたいと思います。
まず昼間の眠気について考える前に、しっかりと夜に睡眠がとれていることを前提として考えてください。
夜の睡眠時間が短ければ、昼間に眠気が襲ってくるのは当たり前です。
昼間の眠気は、睡眠不足からきていないか、ということを確認することがまず最初にすべきことです。
では、夜の睡眠がしっかりと取れているけれど、昼間の眠気に襲われるという場合はどうすればよいのでしょうか?
基本的にお昼を過ぎたころに、人は眠くなるということは自然なことだと言われています。
人体のリズムとして、昼間に眠気を感じるのは当然のことですので、一番効果的な方法は、仮眠をとるということです。
昼寝、パワーナップの効果については、こちらも参考にしてみてください。
眠気を感じている場合は、当然作業効率が落ちてしまうものですから、少し昼寝をして眠気を覚ましてしまった方が、その後の作業効率も高くなります。
時間としては、20分程度が良いと言われています。
それ以上寝てしまうと、夜の睡眠に影響が出てしまう可能性がありますし、深い眠りに入ってしまっている可能性が高く、寝覚めが良くないことがあります。
昼寝が苦手という方も、実際に寝てしまう必要はなく、目を閉時ているだけでも効果があると言われていますので、ぜひ試してみてください。
仮眠が取れない場合
仮眠をとるということが一番効果的ですが、その仮眠が取れない場合がありますよね。
仕事でどうしても仮眠が取れない、職場が仮眠を許す雰囲気ではない、張り込み中、などなど寝られない局面があるかもしれません。
その場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?
昼間の眠気をできるだけ感じないようにするためには、食事の内容を考える必要があります。
それはなぜなのでしょうか?
昼間は誰でも眠くなるのだから、何を食べても同じだろう?
そんな声が聞こえてきそうな気がしますが、昼間の眠気は食事の内容によって左右される可能性があるということがある研究によって明らかになっているようです。
それはアメリカのペンシルベニア州立大学医学部の研究チームによって報告されたものなのですが、その研究は、肥満ではない健康な男女31人(18~65歳)を対象に実施されたものです。
この研究結果によると、年齢や性別、総カロリー摂取量、また総睡眠量とは関係なく、脂肪を多く摂ると日中の眠気が強くなることが報告されています。
反対に、炭水化物を多く摂取すると、眠気が弱くなったということも、同時に報告されています。
炭水化物って、たくさん食べると眠くなりそうなイメージがあるかもしれませんが、実はそうではないということが、この研究で明らかになっているようですね。
また、この研究ではタンパク質も、昼間の眠気との関連は見つからなかったという報告が出されています。
この研究結果から考えると、昼間の眠気を感じるわけにはいかない、という場合には油っこいラーメンや、脂肪たっぷりの肉料理などを食べてはいけないということですね。
果物や、うどんや蕎麦、またおにぎりのようなメニューが良いということになります。
タンパク質自体は、昼間の眠気を誘発しないようなので、肉料理がダメということではないのですが、一般的に肉を使った料理は脂肪分が多いメニューになりますよね。
ですから、昼間に眠気を感じないようにしたいときには、肉料理を避けるべきなのでしょう。
また、肉料理は食べるタイミングというものも大切です。
おにぎりとサラダ、ゆで卵のようなメニューなら、効果的にタンパク質も摂ることができますのでお勧めですね。
食事の内容をマネジメント
食事の内容で、自分のパフォーマンスを管理するという発想はあまりないかもしれません。
しかし、仕事ができる人、切れ者と呼ばれるような人は、自分のコンディションを最適にするために、意識的か無意識かはわかりませんが、食事の内容に変化を持たせているように感じます。
身の回りに仕事ができる人がいる場合は、その人の食事の内容に注目してみるのもよいのではないでしょうか?
私の感想ですが、仕事ができる人、頭が良い人でお昼にカツ丼やカレーライスなどを、大盛で食べている人はあまりいないと思います。
外資系のエリートと言われる人たちを見る機会があるのですが、お昼に関しては絶対にそれでは足りないのでは、というぐらいしか食べない人が多いです。
どうしてもお腹が減ったという場合には、果物などを食べる人が多くて、自分自身をそうやってコントロールしているのだな、いつも感心しますね。
逆に、仕事を何もしてないように見える人は、お昼に目いっぱい食べて、その内容も脂肪分がたくさんあるようなものを食べているような気がします。
また、体型や見た目の美しさも、食事の内容を意識して変化させている人は、そうでない人に比べて、どうでしょうか?
当然ですが、食事に気を付けている人の方が、体型もスラリとして、見た目も若々しいのではないでしょうか?
まとめ
食事の内容に変化をつけて、自分のパフォーマンスを最大にしようという発想はあまりないかもしれません。
しかし、昼間の眠気を感じることができない、というような場合に食事に変化をつけることで、それができるのであれば、これを利用しない手はないですよね。
時間がないからファーストフードで食べる、ということはいろんな意味で避けなければならないことです。
時間がないのであれば、眠気を避けるためにバナナやおにぎりを食べるということが正解のようですね。