小腹が空いたらどう対処すべきか?
小腹が空いてついつい何か食べてしまう
小腹が空いたという理由で何かを食べるということは、あまりよくないことだとは知りつつもやめることができない、ということがありますか?
良くないことだと思わないのであれば、それは止めるべきものではありませんので、ご自由にということになるのですが、小腹が空いて間食したくないのにしてしまう、という場合は何か対策が必要ですね。
小腹が空いたときには、どうしても甘い物やスナック菓子を食べてしまうことが多いでしょう。
そして、それは身体に良くない、健康に悪いと理解していて食べていたとしたら、身体にも良くないですしストレスにもなってしまいます。
小腹が空いたときにはどのように対策すればよいのか、知りたいという方は、そのような身体に良くない食べ物を食べないようにしたい、という気持ちもあるのでしょう。
私は基本的には、小腹が空いたら大腹が空くまで、つまりしっかりと空腹になるまで待つべきで、それまでは何も食べるべきではないと思っています。
とはいっても、最初は空腹になるまで待つのがつらいのが現実です。
何の対策もしなければ、食べ物のことで頭がいっぱいになってしまって、集中力を欠いてしまうことにもなりかねません。
忙しく行動する
忙しく仕事や作業をしているときには、何かを食べる余裕もないと思いますので、小腹が空いたなどという感覚もないと思います。
ですから、常に忙しく何かをしていれば、甘いお菓子やスナック菓子などを食べる必要もなくなるでしょう。
小腹を刺激してしまうものは
しかし、いつも何かをしているわけにもいかず、暇な時間というのは当然誰にでも訪れるものです。
そして、その時間に小腹が空いたという感覚に襲われる、まさに魔の時間ということになるのでしょう。
暇な時間になると、やはり小腹が空いたという感覚が強くなってきて、どうしてもチョコレートや甘いお菓子、スナック菓子などを食べてしまうことになると思います。
カカオ濃度が70%と高いチョコレートならば、少しだけ食べてもよいかもしれませんが、ここでいうチョコレートというのは一般的な甘いチョコレートです。
しかし、考えてみると、私たちは何かを見ることで食欲を刺激することが本当に多いようですね。
テレビ番組では、常にグルメ番組が放送されていて、どこどこのお店の焼肉は絶品だとか、ここのスイーツは常に行列ができているとか、グルメ情報が放送されていない日はないです。
散歩番組がここ数年は人気になっているように思いますが、この散歩番組も結局はおいしいお店を探すための番組のようなものです。
雑誌も、おいしいお店の紹介が載っていなければ売れないのでしょうか、絶対にグルメ情報が掲載されているはずです。
また、おいしいスナック菓子、スイーツのCMも多数放送されていて、明日はこのCMでやっていたお菓子を絶対に食べよう、という気持ちになってしまっているなんてことはないでしょうか?
その場合は、そのCMのマーケティングは大成功ということになるわけですが、このように私たちは日々大量にお菓子やスイーツ、そしてグルメの情報に触れているわけです。
そしてその情報のほとんどは、目から入ってきます。
道を歩いていて、コーヒーの香りがしてきた、焼き立てのパンの香りがする、というように嗅覚によって刺激されることもあるのですが、やはり食べ物の情報の大部分が視覚から入ってくるわけです。
ある研究では、人がどれぐらいの量を食べるかの判断のほとんどが目にゆだねられていると明らかにしています。
その研究ではポップコーンを参加者に無料で提供したところ、Lサイズの容器でもらった人達は、同じ量をMサイズの容器でもらった人達に比べて、より多く手を容器に入れて、平均で173キロカロリー余分に食べたと報告しています。
これは食べ物が大きな皿や容器で提供されると、より多く食べてしまうということを示していることになり、それを見ただけで食べる量が増えてしまうことでもあります。
器の大きさが違うだけで食欲が変化してしまうのですから、目から得られた情報がいかに大切かがわかるのではないでしょうか?
視覚への刺激をどう克服する?
視覚からの情報が、食欲と密接に関わっていることはわかりましたが、さてそれに対してどのように対処すればよいのでしょうか?
一日中目を閉じて過ごすわけにもいかないですから、グルメの情報はどうしても入ってきてしまうものです。
できるだけグルメ番組やお菓子のCMなどを見ないようにすることは効果的ですが、それも限度があります。
そこでお勧めしたいのが、何か美しい物を見るようにすることです。
美しい物と言っても、これと決まったものというわけでありません。
例えば、世界遺産になっているようなとても美しい風景でもよいですし、好きな動物の写真、行きたい国の写真などなんでもよいので美しいものを見ることです。
そして、私が最もお勧めしたいのが、身近にある自然に触れる、目を向けるということです。
自然というのは、見るだけで健康への良い影響があると言われています。
落ち着かない、ストレスが溜まっているというような場合は、積極的に自然に触れるようにすべきですが、そうでなくてもいつでも自然に触れるようにしておくことがとても健康に良いことなのです。
自然と言っても、郊外の山の中に行けというわけではなくて、道の脇に植えてある小さな木を見るというような程度でも十分に効果があります。
自分のデスクに置いてある小さな観葉植物があれば、それを見るだけで気持ちが落ち着いてくるのがわかると思います。
何かイライラした、嫌なことがあったというような場合は、ぜひオフィスや家の中から出て、自然に触れて新鮮な空気を吸うようにしてみてください。
きっと気分もリフレッシュされて良い気分になると思いますよ。
そして、小腹が空いたときにも、何か美しい物を見るようにして、気分を落ち着かせてみてください。
猫が好きな方はかわいい猫の動画でもよいです。
猫のかわいい動画を見ていて、それに刺激されて食欲がもりもり湧いてきたという経験をしたことがある方はいらっしゃいますか?
おそらくいらっしゃらないと思います。
和やかな気持ちになって、むしろ食欲が抑えられたのではないでしょうか?
美しい物、かわいい物を見ることで、少しだけ食欲をコントロールする力が分け与えられたのかもしれませんね。
自然を見たり、動物を見たりするということで、小腹をぜひコントロールしていただきたいと思います。
どれぐらい見るべきか
美しいものを見るということは、どれぐらいが最適かというと、たくさん見れば見るほど良いということになります。
美しいものを見る時間を取りすぎて、仕事がおろそかになったり、生活がおろそかになるようなら見すぎですが、おそらくそこまで見る人はいないでしょう。
ちょっと時間があれば、道の街路樹を見てみたり、空を見上げたりするだけでよいのですから、きっと1日にたくさんいろんなものが見られると思います。
そして、できるだけたくさんの回数を見るようにすることで、少しずつ効果も高くなっていきます。
今日一回見たから、小腹が空かなくなるはずだ、小腹が空いても耐えられるはずだ、と考えているとしたら、残念な結果になると思います。
何度も何度もきれいなもの、美しいもの、かわいいものを見ることで、きっとその効果を感じることができると思います。
まとめ
小腹が空いたら、何かを食べるのではなく、まず何か美しいもの、お気に入りのものを見るようにすることで、小腹が空いてもスナック菓子に手が伸びなくなるかもしれません。
何度も何度も見ることで、自分をチューンナップしていく、レベルアップさせていくような気持ちで、あきらめることなく続けていくことが重要なのですが、きっと効果は感じられると思います。