読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

アンチエイジングはアラサーには早い?

アラサーからのアンチエイジングって必要?

 

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アンチエイジングっていくつから必要になるのでしょうか?

 

やはり中高年になってから行うものなのでしょうか?

 

アンチエイジングというのは、アラサーの人が行うのは、まだ早いのでしょうか?

 

それを理解するためには、遺伝子のことを少し考える必要があります。

 

アンチエイジングによる老化スイッチの抑止

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年を取るとだんだんと、遺伝子も若者モードから老化モードに移っていく、というのは常識かもしれませんね。

 

老化は遺伝子によるものだから仕方がないとあきらめてしまう方、多いのではないでしょうか?

 

しかし、あきらめるのはもったいないです。

 

確かに遺伝子は老化によって、スイッチがオンになるものがたくさんあります。

 

例えば、いろいろなタンパク質をつくる遺伝子は、若いときにはオンになっていますが、高齢者になるとオフになってしまうものがあります。

 

細胞分裂に関係する遺伝子も、若者はどんどん分裂するように働きますが、高齢になってくるとオフになっていきます。

 

老廃物を掃除する機能をつかさどる遺伝子も、中高年よりも若者のほうが強いのです。

 

高齢になって老化モードになると、タンパク質を分解したり、コラーゲンを分解する遺伝子のスイッチがオンになります。

 

炎症を起こすような遺伝子、ストレス反応を起こすような遺伝子も働き出します。

 

では、どのようにして老化モードにならないように、老化スイッチを押さないようにしたらいいのでしょうか?

 

あるいは、どのようにして秋モードになった体を春モードに戻せばいいのでしょうか?

 

先に進めば進むほど、歳を重ねるほど、遺伝子はどんどん入れ替わってしまいますから、戻すのに時間がかかるようになります。

 

つまり、老化の予防をするならば、早ければ早いほどよいのです。

 

早く取り組めば、オフになっている遺伝子をオンに戻したり、働いてほしくない遺伝子をオフにしたりする回数も当然減りますからね。

 

そして、それらのアンチエイジングは、やはり生活習慣の改善によって可能になります。

 

世界中の研究機関で遺伝子について、いろいろな実験が行われています。

たとえば、マイクロアレイ法という実験があります。

 

それはスライドに何万種類もの遺伝子を載せ、それを色づけして、赤くなるか、青くなるかを調べるというものです。

 

その実験でわかったことは、なんと、「水を1杯飲む」という習慣をつけただけで、実験からたった2週間で、いろいろな遺伝子の働きが変わるということです。

 

これは驚きではないでしょうか?

 

2週間、ある成分が入っているジュースを飲んだ群と、水だけを1杯飲む群とに分けて実験をしました。

 

アントシアニンという抗酸化物質の入ったジュースを2週間飲むと、さまざまな変化がありました。

 

いろいろな部分の遺伝子が働いて、「血圧が下がる」「血管が開く」といったよい作用をします。

 

ところが、アントシアニンではなく、ふつうの水を飲むという習慣だけでも、たった2週間でいろいろな遺伝子の働きが変わることがわかったのです。

 

「水を飲む」という、ごくごく小さな習慣をつけるだけで、体にいい影響があるのです。

 

このように、いい習慣を身につけるのは、決してむずかしいことではありません。これくらいなら、今日からでもすぐにできるのではないでしょうか?

 

これは逆に言うと、健康に悪い、不健康な生活を続けていると、思うよりも早く老化が進んでしまうという結果になってしまう可能性があるということです。

 

また、アンチエイジングというと、どうしても大変なことをしなければならないのではないか、というイメージを持ってしまう方が多いです。

 

そんな大変なことをするぐらいなら、何もしないとあきらめる方も多いでしょう。

 

でも、アンチエイジングに限らず、面倒であったり大変であったりするものは継続できません。

 

そこで、アンチエイジングでも「パイレーツの法則」を意識するとよいです。

 

パイレーツの法則

 

man in black hat beside woman in pink dress shirt

 

アンチエイジングについて説明するときには、「パイレーツの法則」を理解してもらうことがとても重要ではないかと思っています。

「パイレーツの法則」とは、ビジネスの世界でも「2:8の法則」(パレートの法則ともいう) とも呼ばれ、よく知られています。

 

  • 2割の社員が8割の利益を稼ぐ
  • 2割の顧客が8割の売上に寄与する
  • 2割のアリが8割の食料を調達する


といった法則で、全体の10に対してまんべんなく対応するのではなく、その中心となる「2」に 目を向けようということです。

 

なぜパイレーツの法則というのでしょうか?


パイレーツとは海賊のことで、海賊がどこかの島を占領しようとするときには、敵の兵隊が10人いた場合、一番強そうな2人をまずやっつける。

 

そうすると敵は戦意を失い、島の占領は8割方成功したのと同じだ、という話です。

 

しかし、私たちは通常、これと反対のことをしがちです。

 

中心の2割を中心に行うのではなく、周りの8割に注目したり、10割全部に注目したりするのです。

 

これはとても非効率で大変です。

 

ですから、まずは2割を中心に攻めるということが、アンチエイジングでもとても重要なのです。

 

まずは、ウォーキングを始めてみよう、今日から睡眠時間を30分早くしよう、などというように、一つずつ行っていくことが、まずは効果的です。

 

慣れてくれば、いくつも試みても構わないですが、まずは2割から行っていきましょう。


ウォーキングは食前と食後のどちらに効果があるか

 

生活習慣の改善として、適度な運動をすることがすすめられています。

 

アンチエイジングのためにも、適度な運動は必須という研究結果がたくさんあります。

 

被験者に先に糖分を摂取してもらい、その後にウォーキングをしてもらった実験があります。

 

糖分を摂取しているということは、食事を摂った後のように血糖値が上がっている状態と同じことです(血糖値の単位はmg/dl ミリグラム/デシリットルです)。

 

ウォーキングをすると血糖値が下がり、中性脂肪も下がります。

 

とくに食後高血糖になるような人は、食後に歩いたほうが効果が高 いでしょう。

 

しかし、じつは、食前にウォーキングをしたほうが、食後の血糖が上がりにくいという、逆のデータも存在するのです。

 

食前に歩くか、食後に歩くかは、各人で試みて、都合がよいほうを選ぶのが良いのではないかと思います。

 

どちらにしても、血糖値を下げるという効果が報告されているわけですから。

 

これはつまり歩かないという選択肢はないということですね。

 

食後に歩くほうが、血流が胃に集中しないために、効果的に血糖値を下げるのではないかと、私は個人的には思っています。

 

食後に運動することの悪い点をいえば、消化に悪いことと、肝臓に血液が行きにくくなることです。

 

歩く時間は高血糖中性脂肪の対策なら5分ほどで大丈夫です。

 

成長ホルモンも5分歩くことで上がってきます。

 

もちろんもっと長い時間歩いても、問題ありません。

 

まとめ

 アラサーからアンチエイジングを行うことは、早すぎることは全くなく、むしろ行うべきことです。

 

遺伝子のオンオフを効果的に行うことで、老化モードに入るのを停止したり、遅らせたりできるのですが、それは若いころからの生活習慣を、アンチエイジングの方向に向けることで、さらに効果的になります。