手の甲のアンチエイジングを忘れずに
手の甲を若々しく見せたい
アンチエイジングを心がけて、見た目を若々しく保つ努力をすることは、とても素晴らしいことです。
アンチエイジングは、健康寿命を延ばすことにもつながり、いくつになっても活発に動けるということにもなります。
見た目の若々しさに関しては、やはりスキンケアがとても重要になるのですが、顔や身体のケアはしっかりとしていても、見落としがちなのが手の甲です。
手の甲は、意外と年齢を感じさせる場所ですよね。
そのため手元、手の甲をしっかりケアできれば、さりげなく周囲と差をつけるチャンスになるかもしれません。
ですから、手の甲のケアも忘れずにしっかりと行いたいものです。
手の甲が老化するのは?
手が老化していく根本的な原因は、他の老化と共通している「血行不良」によるものが大きいです。
若い頃にはしなやかで弾力があった肌と血管が、年齢を重ねると酸化や糖化が起こることによって血管が固くなり、少しづつ血行不良が起こります。
血流の良くない状態が続けば、体内の老廃物の回収が遅れ、肌のくすみ、シミやシワ、乾燥などを当然引き起こします。
これを解決するには、手の甲の肌のターンオーバーの力をあげることがとても重要です。
アンチエイジングの方法
マッサージ
手の甲の老化は、結構不要から起こることが多いため、血行を良くすることが重要になります。
そのため、マッサージを行うことが手の甲のアンチエイジングの基本になります。
片方の手で、もう片方の手の甲をやさしく押しながら、ゆっくりと円を描くようにマッサージしてみてください。
そうすることで、手の表面にある静脈を刺激することができるのはもちろんですが、その奥にある動脈を刺激することも可能です。
動脈の血行が良くなれば、手の指先にまで酸素や栄養をしっかりと運ぶことができるため、手のターンオーバーが活性化します。
また静脈の血行も同時によくなるのですから、老廃物もスムーズに除去することができます。
糖化
そして、手の甲でも避けなければならないのが「糖化」です。
糖化とは体内にあるタンパク質と、食事で摂取した糖が結びつき、糖化したタンパク質が過剰に蓄積することです。
糖化したタンパク質は、最終的にAGEs (sは複数形を意味する sです)と呼ばれる老化を早める物質を生み出します。
簡単に言うと、ホットケーキのこんがりと茶色に焼けた状態のことです。
体内でもタンパク質がこんがり焼けてしまう状態を作ってしまうと、老化が進んでしまいますので、極力糖化を避ける必要があるのですが、当然手の甲の糖化も防ぐ必要があります。
糖化しないようにするためには、血糖値の急激な上昇を抑える必要があります。
血糖値が急上昇する「血糖スパイク」が起こりやすいのは、食後や甘いジュースなどを飲んだ後です。
詳しくは、こちらを参考にしていただきたいと思いますが、食事で血糖値の急上昇を抑えるために意識していただきたいのは、野菜から先に食べるということです。
野菜から先に食べることで、食物繊維が糖の吸収をゆっくりにしてくれます。
アンチエイジングの基本は、やはり「ベジファースト」です。
食べ物
手の甲で年齢を感じさせるのは、肌のくすみやシミだけではなく、血管の浮き出た状態も年齢を感じさせるものです。
これは、食事からケアすることが重要です。
この血管浮きを抑えるために、ぜひ食べていただきたのが、大豆イソフラボンを含んだ大豆製品です。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの働きをサポートしてくれる効果があるため、女性らしい血管浮きのない手の甲を作る手助けをしてくれます。
大豆製品と言えば、納豆や豆腐ですので、そういったものを日々の食事に取り入れてみてください。
そして、味噌汁を食べるということも、手の甲にはとても良い効果を与えます。
大豆を使った食品であるということもありますし、暖かいので温活という意味でも味噌汁はとても優れた食べ物です。
そして、手の甲の細胞の一つ一つも、強くしていくことが重要なのですが、それには良質の脂質を摂るということが重要になります。
良質な油を摂るためには、ナッツがお勧めです。
ナッツには、オメガ3などとても良質な脂質がたくさん含まれています。
そして、ナッツを食べていただきたい理由は、たくさんあるのですが強調したいこととは、抗酸化作用があるということです。
糖化と並んで酸化は、アンチエイジングには大敵です。
ですから、抗酸化作用のあるものを摂って酸化を抑えることが重要なのですが、ナッツには抗酸化物質が本当にたくさん含まれています。
抗酸化物質を摂ることで、酸化が抑えれるため、血管に関していえば、老化による動脈硬化などを抑えることによって、血流がスムーズになることはもちろん、血液自体もサラサラにする効果があるため、手の甲や指の先まで栄養を運び、細胞を活性化させつつ、老廃物の除去もスムーズに行えるようになります。
関節のストレッチ
加齢とともに、どうも指の関節が太くなってきた、と感じることもあるかもしれません。
関節の太さに関わってくるのはコラーゲンです。
指を曲げたり伸ばしたりする際のクッションになっているのが軟骨です。
この軟骨はコラーゲンからできているのですが、加齢によってコラーゲンが減ると、連動して軟骨が痩せてしまうことがあります。
それを補うために、自然と指の骨が変形し、結果的に関節が太くなってしまうことがあります。
そのため、軟骨にも栄養をしっかりと届けて、十分なコラーゲンから軟骨を維持する必要があります。
しかし、軟骨には血管がないため、なかなか栄養が届かないこともあります。
そこで重要になるのが、指のストレッチです。
片方の手で、もう片方の手の指をやさしく伸ばしたり、回したりすることで間接をストレッチすることができます。
大切なのは優しく伸ばしたり回したりすることです。
強く行うと、逆に関節が太くなってしまうこともあるためご注意ください。
爪のたて線について
爪に縦の線がいくつかできてしまうことがあります。
爪にたて線が見えると、やはり年齢を感じさせることがありますので、できれば予防したいものです。
このたての線は、爪の生え際の乾燥が原因になっていることが多いです。
ですから、爪の生え際は、しっかりとスキンケアをして保湿を行うことがとても大切です。
手の甲のスキンケアと同時に、爪の生え際のケアも十分に行ってください。
もちろん爪の生え際も、マッサージを行って、血行を良くすることで栄養を届け、老廃物を除去することも基本ですので忘れずに行ってください。
まとめ
手の甲のアンチエイジングは、食べ物やスキンケアを基本として、自分で取り組むことができるものです。
医学的には、血管の浮きを消すために、脂肪の注入のようなことができるようですが、まずは自分の生活を見直すことがやはり重要になります。
手の甲の老化があるということは、他にも老化が進んでいることがあります。
アンチエイジングは、やはり日ごろの生活を見つめなおして、抗酸化作用のある食べ物を食べたり運動したりすることががとても重要です。
手の甲を若々しく見せたいと感じた今が、全身のアンチエイジングについて、もう一度見つめなおす良い機会なのかもしれません。