英語学習でアンチエイジングしたい 脳のアンチエイジング
英語は怖い?
英語に限らないですが、新しい言語を学ぶことは、脳にとってとても良い刺激を与えることになります。
脳に新しい刺激を与えることは、脳のアンチエイジングにとってとても重要なこと。
脳に限らず、人間の身体というのは、使わない部分は使わなくて良いのだと判断して、どんどん退化していくものです。
ケガや病気で寝たきりになると、筋肉が衰えてしまう、ということを聞かれた方は多いでしょう。
脳も同じなんです。
使わない部分はどんどん退化していってしまうことになります。
ですから、何か新しいことを始めてみることは、脳のアンチエイジング、活性化のために必要不可欠と言ってもよいほどです。
新しいことの一つに、新しい語学を始めるということはとても素晴らしいことですし、ほとんどの方が、一度は勉強したことがある英語を勉強しなおすということも、アンチエイジング、ひいては美容にとても効果があるのです。
英語を勉強するということに関しても、習慣化するということがとても重要になります。
習慣化の方法については、こちらを参考にしてみてください。
習慣化とは「セミオートマチック」にことが進む状態になることと言えるのですが、それはやらなければ、というような意志の力を必要とするものではなくなるのです。
英語や新しい語学の勉強は、習慣にすることがとても大切であり、そのこともアンチエイジングに好影響を与えてくれるのです。
では、日本人の多くが英語を習慣にできない理由を考えてみたいと思います。
引け目
多くの日本人が、相手が英語を話す存在というだけで、引け目を感じてしまうということがあります。
英語を話す相手に対して引け目を感じで、心の中の位置関係を、”相手が上”という風に考えてしまうのです。
自分は英語が話せない、相手は英語が話せるということで感じる引け目というのは、なんとなく理解できる方が多いと思います。
そうなると、プレッシャーを感じながら話すことになるので、会話自体が楽しいものではなくなります。
むしろ苦痛になるのではないでしょうか?
これが英語学習の妨げになる、大きな原因なのです。
恐怖や恐れというものは、学習の妨げになることは、誰でもわかることだと思いますが、英語などに関しては、その恐れが無意識に感じていることが多いのが問題です。
見知らぬ外国人が、片言の日本語で話してきたときに、私たちはその日本語を何とか理解しようとするはずです。
英語を話すときも同じことで、相手はあなたの英語を何とか理解しようとしてくれるはずです。
ですから、何も恐れることはない、ということを理解することが、まずは英語学習には必要なのですね。
この引け目を解消しない限り、英語学習は習慣にならない、ということが多いです。
なぜならば、習慣化するために重要なことは、「楽しい」と「頑張らない」ということだからです。
引け目があると、当然楽しいものではなくなってしまいますから、英語学習を習慣化することが難しくなるわけです。
こういう思い込みは、自分が気が付かないところにありますから厄介です。
やはり私たちは、自分自身のことを驚くほどわかっていない部分が多いものですから。
しかし、この事実と思い込みの違いに気が付いた今ならば、英語学習を習慣化できる土台ができたと言えるでしょう。
英語学習を始めるにあたって
さてここからがスタートになりますが、英語の学習の初期段階では、成果を出すことではなく、続けることを目標にしましょう。
成果を出そうとすると、どうしても頑張ってしまいますから、習慣化に失敗することが多くなります。
何度も英語を勉強しようとして挫折してしまったのは、頑張ろうとしたからではないでしょうか?
英語学習を続けて、英語をマスターした人は、英語が好きで何とかマスターしたいと思って学習した人であり、その過程が楽しかったという人ばかりのはず。
もちろん帰国子女は除きますが。
楽しいから続けることができたというところが重要です。
ですから、今まで英語の勉強を習慣化できなかったのは、あなたの意志が弱かったのでもなく、あなたの才能がなかったわけでもなかったのです。
ただ習慣化する方法を知らなかっただけです。
習慣化とは、意志の力でできる、という状態から、セミオートマチックに行うことができる「やっている」という状況に変えていくということです。
快の感情を作る
英語学習を効果的なものにするためには、やはり快の感情を生み出すようにする必要があります。
快の感情とは「もっとやりたい」という感情を作ることになります。
快の感情を最初に作るためには、どうすればよいのでしょうか?
英語の学習で楽しいと思ったことなんて一度もない、そんなこと不可能だ、と異議を唱える方が多そうですが、意外と難しいことではありません。
快の感情を生み出したい場合は、最初は「こんなに少なくて大丈夫か?」というほど少しだけ勉強すればよいのです。
- 英語の文章を1行だけ読む
- 単語を3つだけ覚える
- 英語のYouTubeを1分だけ聞く
例えば、この程度のことから始めるわけです。
そうすると、いったいどんな感情が生まれてくるでしょうか?
こんな少なくて大丈夫かな、もっと進んでおこう、という気持ちになると思います。
最初は、ここで進めてはいけません。
もっとやりたい、という気持ちを持ちながら、そこで終わりにするのです。
こうすることで、いろんなメリットがあるのですが、人の集中力というのは、中途半端なところで終わるほど、持続させることができる、という研究結果があります。
もうちょっとやりたい、1行だけ英語を読んだだけでは終わりたくない、というところで終わらせることで、集中力を持続させることができるわでです。
そして、もっとやりたいという気持ちは、快の感情です。
これを持続させることが、習慣化の基礎になるわけですが、この方法を続けることで、英語学習が習慣になっていくはずです。
先ほど述べた通り、英語学習の初期段階では、成果を求めるのではなく、持続させることが目標です。
最初は頑張るという要素を入れないように、注意して進めていくことが大切です。
こんな少なくても大丈夫なのか、と心配になるような量で終わりにする、ということだけで、最初の段階は終わらせることが重要です。
頑張って勉強しないと、英語なんで身につかない、ということを聞くかもしれませんが、頑張ることが英語を身につかなくしてしまっている、という逆説に早く気が付かなければいけません。
まとめ
ここでは、英語学習について2つのことを見てきました。
この2つをまず理解することができれば、英語学習も効果的に進めることができます。
何度も強調しますが、英語学習でもってはいけない感情は、「恐れ」「苦痛」「頑張る」です。
アンチエイジングには、老化を止めるような遺伝子を発現させることがとても大切になります。
遺伝子の発現についてはこちらをご覧ください。
英語学習でわくわくするような感情を得ることができた場合、良い遺伝子のスイッチを入れることができると言われています。
これまでお話ししてきたことと関連することをお話しすると、人は安心してわくわくしている心の状態のときに、遺伝子オンの状態になるわけです。
ですから、最初の「恐れ」を取り除いて、学習を進めることが大切です。
英語学習を楽しく、快の状態で続けるために、習慣化するためのテクニックを使って、アンチエイジングの遺伝子のスイッチをオンにしましょう。