入浴剤で温活。炭酸入浴剤の効果がすごい。
身体の冷えの弊害
身体を温めるということは、免疫を高める、血行が良くなるなど、様々な良い効果があります。
体温が1℃上がると、免疫力が3倍に上がるとまで言われています。
正確な数字は良いとして、免疫力が高くなるというのは素晴らしいことです。
理由としては、いろんなことが挙げられますが、まず体温が高いということは血行が良いということであり、それは免疫にとても重要な白血球などが身体の中を自由に移動できている状態です。
そのため、身体の中に異物が入ってきてもすぐにそこに駆けつけることができ、効果的に免疫力を発揮することができると言われています。
逆に身体が冷えると、免疫力が下がったり、血行が悪くなってしまるため、身体にたくさんの悪影響を与えます。
一番わかりやすいのは冷え性でしょう。
冷え性になると、手足が冷たくなってしまいますが、それは、身体の末端まで血流がスムーズに届いていないことから起こります。
冷え性になると、真夏でも手足が冷えてしまって寒い、と感じる方もいます。
ちょっとした冷房で、寒くていられない、というような状態は、それ自体があまりよくないですよね。
勉強や仕事をしようとしても、そのような状態では集中できないため、成果もあまり上がらないはずです。
手足を温めるために、湯たんぽや毛布などを使うということで解消できるかもしれませんが、体内では様々なことが起こっているかもしれません。
血行不良
身体が冷えると、血行が悪くなるため、冷え性になるということはもちろんですが、さらに体中に血液が上手に回らないことからくる悪影響は様々なものがあります。
血液は身体に栄養を届ける重要なものですが、合わせて身体から老廃物を除去するためにも、とても重要なものです。
老廃物が除去されずに体内に残ってしまうと、当然身体によいわけがありません。
老廃物が除去されないことで、身体のアンチエイジングは進まなくなってしまう可能性があります。
なぜなら、老廃物を排除して若々しい細胞を維持することも、アンチエイジングの重要な要素だからです。
また、老廃物がたまると太りやすくなるということが、研究で報告されています。
また、血液の中にはたくさんの免疫に関するものも入っています。
例えば白血球は、体内を隅々までパトロールしていて、私たちの身体を病気やウイルス、細菌などから守ってくれています。
その白血球が上手に身体をめぐることができなくなると、当然免疫力が落ちてしまいます。
こうなると、身体はアンチエイジングや美容に余力を割いていることができなくなります。
ですから、身体をできる限り温めるということは、いろんな意味でとても重要になります。
身体を温めるにはシャワーはダメ
身体を温める方法はたくさんありますが、一番簡単なのは入浴することでしょう。
入浴すれば当然体温は上がりますので、とても簡単で有効な方法ですね。
しかし、シャワーで終わらせる入浴はあまりよくありません。
身体の中まで温めるためには、やはりお風呂にお湯をためて入る必要があります。
シャワーだけだと、身体の表面だけを温めて、身体の内部を温めることができないため、健康にあまり良い効果は期待できないのです。
炭酸入浴剤
そして、入浴の効果をさらに高めるには、入浴剤を使うのも一つの方法ですね。
入浴剤にはたくさんのものがあります。
バスソルトや、水素水を使った入浴法などもあり、どれも健康には良い効果を持っています。
しかし、私は炭酸入浴剤が、それほど経済的にも負担がなく、使いやすい入浴剤なのではないかと思います。
ちなみに炭酸入浴というのは、昔から行われていた入浴法です。
日本は温泉大国ですから、炭酸泉といって炭酸ガスをふくむ温泉が各地に湧き出ています。
そのため昔から健康に有効だということが知られていました。
昔は多くの方が、湯治のために温泉に長期間宿泊して、病気の治療を行っていたのですが、炭酸入浴も健康に良いということが、昔から知られていたようです。
もちろん温泉には、炭酸以外にもたくさんの健康に良い成分が含まれていますが、炭酸の効果は、現在医学的にも認められているようです。
血管拡張効果
炭酸が健康に良いのは、血管拡張効果があるからです。
炭酸についての研究によって見つかったのが血管拡張ホルモン「プロスタグランジンE2」。
プロスタグランジンE2は、入浴によって皮膚から入ってきた炭酸、二酸化炭素によって分泌を促進されることが分かっています。
プロスタグランジンE2によって、血管が広がることによって、血圧が下がったり、また、血流がよくなることで、疲労ががとれたり、新陳代謝がアップするといった、体へのさまざまな効果がわかってきています。
この効果は、炭酸水を飲むことで、胃壁から炭酸が吸収されることでも、同じ効果が得られます。
じつは炭酸水の血管拡張には、プロスタグランジンE2の分泌を促す以外の別の効果があります。
炭酸が血管に入り込むと、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスがくずれ、老廃物である二酸化炭素濃度が上昇します。
体の細胞・組織は「栄養や酸素がもっと多く必要」といった“勘違い”的な反応を起こし、細胞に栄養や酸素をたくさん送り込もうとするのです。
血管拡張ホルモンと細胞の、いわば“勘違い”のダブル効果で、血行がよくなります。
炭酸泉に入るというのが、一番効果的な方法なのですが、なかなか毎日炭酸泉に入れるチャンスはないと思いますので、炭酸入浴剤を使うことになると思います。
炭酸は、ぬるいお湯での入浴でも身体を温める効果はかなり高いようなので、熱いお風呂が苦手という方は、ぬるいお湯での入浴をお勧めします。
ちなみに、お湯の温度が34℃でも、炭酸の効果で身体が温まるのだそうです。
そこまで低い温度で入浴する必要はないと思いますが、逆にあまり暑いお湯だと炭酸が早くお湯から抜けてしまい、炭酸の効果が早くなくなってしまいます。
しかし、通常の40℃前後のお湯なら、問題なく炭酸の効果を得ることができますので、温度に関してはあまり気にする必要はないようです。
注意点
炭酸入浴剤を使う場合には、ゆっくりと入って長時間入浴することを心がけてください。
炭酸が体内に吸収されるのには、10~15分程度かかるといわれていますので、そのぐらいの時間は入浴することが重要です。
そして、炭酸には保温効果はありませんので、入浴後はガウンや服を着て保温するようにしましょう。
まとめ
体温を高くキープすることは、今や美容やアンチエイジングでは基本かもしれません。
モデルや芸能人の方は、氷を入れた冷たい飲み物を飲まないで、常温の飲み物を飲む方が多いようです。
身体をスリムに美しく保つためには、体温もとても大切だということをしっかりと理解しているのでしょうね。
入浴に関しても、こだわりを持っている芸能人の方はたくさんいらっしゃいます。
ジャグジーが付いているお風呂などを、自宅に用意している映像など、よくテレビで見ますよね。
ジャグジーをつけるには、やはり資金面で難しいかもしれませんが、入浴剤なら比較的簡単に使うことができます。
入浴剤を使えば、ジャグジーをつけなくても、手軽に炭酸入浴が楽しめます。
しかもそれほど高価なものではないため、経済的にもありがたいですよね。
炭酸入浴で、しっかりと身体を温めて、ウイルスや細菌に負けない身体になり、同時にアンチエイジングの効果や美容の効果をゲットしましょう。