本物のエキストラバージンオリーブオイルを選んでますか?
エキストラバージンオリーブオイルについて
エキストラバージンオリーブオイルは、エクストラバージンオリーブオイルとも記載されていることがあります。
どちらでもよいようですが、この記事ではエキストラバージンオリーブオイルで統一しようと思います。
過去記事ではエクストラバージンオリーブオイルと記載しているものがありますが、どちらでもよいということなので、大目に見てください。
アンチエイジングや美容に興味がある場合は、オリーブオイルが健康によく、アンチエイジングや美容にも効果があるということはご存知かもしれません。
興味がなくても、オリーブオイルの効果はもう常識かもしれませんが。
オリーブオイルが健康に良いことが注目されているのは、地中海食を食べている方々の健康状態がとてもよい、ということに着目されて研究が始まったようです。
地中海沿岸にすんている方々は、例えばスペインなどは、健康で長生きの方が多いです。
地中海沿岸にすんでいる方々の食事を地中海食と呼んでいるのですが、その地中海食の特徴は、果物や野菜をたくさんとり、魚介類もたくさん摂り、家族で会話を楽しみながら食事をすることにあります。
ナッツなどもたくさん食事で摂るため、こういった要素が複合的に絡み合って、健康促進に役立っていると考えられています。
その地で摂れる自然のものを、たくさん食べているのが特徴になっていて、この地域ではオリーブもたくさん収穫されています。
そのため先ほどのような食事に加えて、エキストラバージンオリーブオイルをたくさん摂るということも地中海食の特徴です。
そこで健康や長寿を研究する研究者は、地中海食でたくさん摂られるエキストラバージンオリーブオイルの効果にも注目したのです。
その研究の結果、エキストラバージンオリーブオイルの健康への好影響が確認されたのです。
エクストラバージンオリーブオイルの健康への効果は抗酸化作用、コレステロールを下げるなど、他にもたくさんの健康への好影響があるのですが、それらはすべてアンチエイジングや美容にもとても効果が高いものです。
オリーブオイルの選び方
しかし、健康に良いオリーブオイルとしては、どのオリーブオイルでも効果が高いかというと、そうではなくエキストラバージンオリーブオイルを選ぶ必要があります。
地中海食を食べる方々は、エクストラバージンオリーブオイルを使用しています。
では、エキストラバージンオリーブオイルとはどのようなものなのでしょうか?
最高品質とされる「エキストラバージンオリーブオイル」は、化学溶剤による抽出や高熱処理を行わず圧力によって搾って濾過したものになります。
この工程によって作られるエクストラバージンオリーブオイルは、新鮮なオリーブをそのまま絞ることになるため、ほとんど参加しておらず、健康への効果が期待できる成分がそのまま詰まっています。
世界基準と日本の基準の違い
そして世界基準であるIOCでは、酸度が0.8%以下、風味・香りが完璧なものと定められています。
しかし、日本の基準であるJASでは、酸度が2.0%以下と定められていますので、世界基準のエキストラバージンオリーブオイルではない可能性があります。
つまり、エキストラバージンオリーブオイルを思って買っているものが、世界基準ではエキストラバージンオリーブオイルではない可能性があるということです。
したがって、エキストラバージンオリーブオイルを選ぶ際には、その名前だけで安心するのではなく、中のオリーブオイルが本当にエキストラバージンオリーブオイルであるかを確認する必要があります。
エキストラバージンオリーブオイルの選び方
本物のエキストラバージンオリーブオイルを選ぶためには、どのようなことに注意をすればよいのでしょうか?
容器
エキストラバージンオリーブオイルは、光に弱いというのが特徴です。
その弱さは、蛍光灯の光のような弱い光であっても、酸化が進んでしまうと言われているほどです。
そのため、エキストラバージンオリーブオイルを入れる容器は、光を通さないものに入っているのが理想です。
光を遮断して、エキストラバージンオリーブオイルを酸化から守るのは、濃い緑や青のガラスの容器です。
もちろん黒いガラスの容器も酸化を防いでくれます。
透明のガラスや透明のペットボトルに入っているようなエキストラバージンオリーブオイルは、酸化が進みやすいので避けるようにしましょう。
また、自宅でエキストラバージンオリーブオイルを別の容器に入れ替えるという場合も注意が必要です。
おしゃれだからと言って、透明の容器に入れてしまうと、せっかくのエキストラバージンオリーブオイルが酸化してしまうことになります。
使ったらすぐに冷暗所に保管するなら、酸化のスピードも抑えられるかもしれませんが、エキストラバージンオリーブオイルの効果を持続させるためには、ぜひとも濃い緑や青の光を通しにくい容器を使うようにしてください。
酸度をチェック
酸度をチェックすることは、エキストラバージンオリーブオイルを選ぶ際の最も重要なポイントです。
なぜなら、エキストラバージンオリーブオイルである基準の一つは酸度にありましたね。
世界基準のIOCの基準は0.8%以下ですので、それ以下の基準を探すことが必要です。
しかし、ここで問題があります。
市販されているエキストラバージンオリーブオイルには、酸度は記載されていないことが多いのです。
しかし、中には記載されているエキストラバージンオリーブオイルもあります。
エキストラバージンオリーブオイルの容器を見てみて、ラベルなどに酸度を意味するAcidia、Acidity Acid Valueという記載があるかどうかを確認しましょう。
それが記載されている場合は、必ず確認するようにしてください。
それが、0.8%以下であれば、エキストラバージンオリーブオイルであることがわかります。
産地
エキストラバージンオリーブオイルは、産地やオーガニックであるか、収穫時期まで記載してあるものがあります。
いろんな情報が正確に細かく記載されているものは、エキストラバージンオリーブオイルであると考えてよいと思います。
価格
エキストラバージンオリーブオイルは、作る工程がとても大変で時間もかかるものです。
そのため、価格はやはり高価になります。
エキストラバージンオリーブオイルと記載されていて、価格が安い場合は本物ではない可能性があります。
エキストラバージンオリーブオイルを探していると、いろんなエキストラバージンオリーブオイルが販売されていますので、それらの価格を参考にして判断するのが良いでしょう。
まとめ
エキストラバージンオリーブオイルを選んでいるつもりでも、実は偽物を選んでいるとしたら、これほど悲しいことはないですよね。
せっかく健康に良いからとエキストラバージンオリーブオイルを選んでいても、酸化が進んでしまっているエキストラバージンオリーブオイルを選んでしまっている可能性もあります。
ですから、エキストラバージンオリーブオイルを選ぶときには、今まで見てきたように、しっかりと本物のエキストラバージンオリーブオイルを選ぶことが重要です。
IOCの基準と、JASの基準の違いを知った今、ぜひ本物のエクストラバージンオリーブオイルを選んでください。
本物を選べば、健康に良い成分が十分に詰まっておいしいエキストラバージンオリーブオイルを楽しむことができますよ。