読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

リンゴが腸内環境を整える。健康で痩せやすい体質になるために。

リンゴは健康によいのは常識?

red apple fruit

 

リンゴは、健康によい果物であるということは、世界中に知れ渡っている事実だと思います。

 

An apple a day keeps the doctor away.

(リンゴを食べれば医者いらず)

 

英語の慣用句にもなっているほどですので、リンゴの健康への効果は常識と言ってよいのだろうと思います。

 

リンゴには、本当にたくさんの健康に良い成分がたくさん含まれています。

 

リンゴポリフェノールクエン酸、リンゴ酸、ミネラル類など本当に豊富です。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

リンゴのアンチエイジング効果などについては、こちらも参考にしてみてください。

 

リンゴの食物繊維

 

リンゴには食物繊維が豊富に含まれているのをご存知ですか?

 

食物繊維にもいろんな種類があるのですが、リンゴに含まれている食物繊維で重要なのはペクチンという食物繊維です。

 

このペクチンという食物繊維は、植物の細胞壁の構成成分として、セルロース等他の成分と結合して、植物細胞をつなぎ合わせる「セメント」の働きをしている天然の多糖類です。

 

どれだけ含まれているかは、その植物によって違いはありますが、あらゆる果物や野菜に含まれているものです。

 

ジャムを自分で作ったことがある方はわかると思いますが、果物を鍋に入れて煮ると、その果実に含まれているペクチンが水に溶け出し、糖分とともに煮詰めると果実中の酸との作用によりゼリーのようになっていきますよね。

 

clear glass mason jar with red liquid and lemon beside

 

果物によっては、このペクチンが足りないことがあり、うまく固まらないことがありますので、昔からジャムを作るときには、リンゴの芯を使ってペクチンを補うようにしていたそうです。

 

それだけ、リンゴにはペクチンが豊富に含まれているということが、昔から経験上知られていたということですね。

 

腸内環境についておさらい

 

ペクチンは食物繊維の一つですので、腸内環境を整える効果があります。

 

腸内環境を整えることは、アンチエイジングや美容、そして健康促進には基本とも言うべきことです。

 

腸内環境を整える上で最も重要なことは、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことです。

 

腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類がいるのですが、重要なのは日和見菌です。

 

腸内に最も多いのが日和見菌で、日和見という名前が示す通り、気まぐれな性格の腸内細菌です。

 

girl in black and white floral dress

 

基本的に長い物に巻かれるタイプの細菌で、勢力がアップしたものについていくやつらです。

 

そのため、腸内で善玉菌が勢力を伸ばしてくると、日和見菌は善玉菌と同じような働きをするようになり、逆に悪玉菌が増えてくると、悪玉菌と同じような働きをするようになります。

 

腸内細菌を整えるためには、善玉菌を増やしていく必要があるのですが、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の割合が、2:1:7の割合になっていれば、腸内が整えれられていると言われています。

 

善玉菌を2にすれば、7割を誇る日和見菌が味方になってくれるのですから、数字の上ではそれほど難しくはないと思うのですが、いかがでしょうか?

 

ペクチンの腸内環境への効果

 

ペクチンは食物繊維ですので、腸内環境を整えるためにとても良い働きをしてくれます。

 

ペクチンは水溶性の食物繊維で、水を吸うことでネバネバした状態になります。

 

先ほどのジャムを作るときに、果物をジャム状にするのがペクチンだと申し上げましたが、あの状態をイメージするとわかりやすいと思います。

(正確にはあの反応が起こっているわけではありませんが、イメージの補助としてわかりやすいかと思います。)

 

胃の中

 

そのネバネバしたペクチンが、胃壁にへばりついたり、腸壁にへばりついたりすることで、消化のスピードを緩やかにしてくれるようになります。

 

胃で消化を緩やかにしてくれるということは、食後に急激に上がりやすい血糖値を抗んトロールするのにとても重要です。

 

血糖値が急激に上がる、血糖スパイクが起こると、血糖値を下げるためにインシュリンが大量に分泌されて血糖値を下げようと、身体はフルスロットルで対応します。

 

全力疾走を続ければ、人は当然疲れてしまいますが、身体も血糖値を下げようと頑張ると疲れてしまうわけです。

 

そうなると当然身体の一部である腸にも悪影響が出てしまうのですが、それをペクチンは防いでくれるのですね。

 

腸の中

 

また、ペクチンは食物繊維ですので、腸まで届くといろんな良い効果を与えてくれます。

 

腸内では脂肪が吸収されますが、それには胆汁酸が大きな役割を担っています。

 

腸まで届いたペクチンは、その胆汁酸を捕まえることで、結果的に脂肪の吸収を抑制してくれると言われています。

 

どうですか、ダイエットを実践している方は、この働きはうれしいですよね。

 

下痢や便秘の解消

 

腸内環境が乱れると、下痢や便秘になってしまいます。

 

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悪玉菌が増えることで、腸が正常に機能しなくなってしまうからですが、それは悪玉菌からいろんな身体に悪いものが分泌されることが原因です。

 

下痢も便秘も身体には良くないことですが、より良くないのは便秘です。

 

便秘ですと、体内に悪玉菌を含んだ便が体内に長時間残ることになり、身体に悪い分泌物がより長時間体内に残ることになってしまいます。

 

ですから、下痢や便秘はぜひとも改善する必要があります。

 

リンゴに含まれるペクチンは、腸内の善玉菌である乳酸菌を増殖させ、腸の調子を整えてくれると言われています。

 

また、ペクチンは直持つ繊維ですので、腸内の物質と結合することで便の容積を増やしてくれます

 

その結果、便の量が増えるので、便通の改善につながります。

 

また、ペクチン腸のぜん動運動を促進してくれるので、効果的に便を腸の中を移動させることになりますので、こちらも便通を整える効果があります。

 

腸内環境の乱れは肥満につながる

 

腸内環境の乱れは、身体に様々な悪影響を与えることが報告されています。

 

その中でも、最も気になるであろう報告が、腸内環境が乱れると脂肪をため込みやすくなり、太りやすくなるというものでしょう。

 

アンチエイジングや美容を心がけている方の場合は、やはり余計な脂肪を落としたいと考えている方が多いと思います。

 

余計な脂肪は、身体に悪影響を与えてアンチエイジングや美容を効果的に行えなくなりますからね。

 

しかし、腸内環境が整っていない場合は、効果的に脂肪を減らしていくことができない、というとても困った結果になってしまう可能性があるのです。

 

ワシントン大学の研究によって、同じ食事や生活習慣でも太りやすい体質、痩せやすい体質の人がいるのには、腸内フローラが関わっているということが報告されています。

 

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アメリカでは肥満が問題になっていることはご存知だと思いますが、食生活が同じような人でも、痩せている人、太っている人がいるのはなぜなのだ、ということからこの研究が行われたそうです。

 

その結果、痩せやすい人は腸内環境が良いことが理由の一つということが報告されたというわけです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

詳細はこちらを参考にしてみてください。

 

リンゴのペクチンは、ダイエットのためにも重要な効果をもたらしてくれるということになりますね。

 

まとめ

 

今回は、リンゴの腸内環境に与える影響についてみてみました。

 

いかがでしょうか、リンゴが腸内環境に与える影響は絶大ではありませんか?

 

リンゴは、春過ぎから夏の終わりぐらいまでは、少し値段が上がりますが、それでも手が出ないというほど高くはないため、一年を通して食べることができる食材だと思います。

 

これだけの効果がリンゴから得られると思えば、私はその程度の投資は納得だと考えています。