読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

水を1日2リットル飲む?免疫力を下げる可能性がありますよ。

温活で免疫力を高める

 

woman in white bathtub holding clear drinking glass

 

身体の体温、基礎体温が高いと免疫力も高くなると言われていますね。

 

ですから、できるだけ身体の体温を高く保ちたいと考えて活動する、いわゆる「温活」というものを多くの方が実践されているようです。

 

免疫力については、実は研究によってもまだまだ分からないことがたくさんあるようです。

 

しかし、基礎体温が高いと免疫力がアップするということは、間違いないことのようです。

 

その理由はたくさんあるようなのですが、一番簡単にわかることは、体温が高くなると血流が良くなるということです。

 

血流が良くなることは、当然赤血球や白血球などもスムーズに流れていくことになりますので、異物が体内に入ってきたときに、免疫力の要ともいえる白血球がいち早くそれを見つけることができ、的確に対処することができるからです。

 

ちなみに、空腹でいる方が満腹でいるよりも免疫力が高い、と言われることがありますが、それは免疫細胞が飢えていると、身体に入ってきた異物に対して、より攻撃的に活動することができるためで、逆に満腹でいると免疫細胞も動きたくないから、あまり異物に対して的確に活動しなくなるからだそうです。

 

白血球などの免疫細胞の活動を高くすることが、やはり免疫力を高めるために一番重要なことのようですね。

 

そして、そのためには基礎体温を高く保つということがとても重要になるのは間違いないようです。

 

しかし、健康に良いと言われていることで、実践しているものの中には、温活という観点から考えると、少し疑問があるかもしれないことが以下のことです。

 

水をたくさん飲むべき?

 

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水をたくさん飲む、ということが健康に良いということで、実践されている方も多いと思います。

 

水を飲むということは、とても大切なことですし、飲まないという選択肢はないわけですが、問題になるのはその量です。

 

水が健康に良いから、また有名な芸能人、スーパーモデルなどが一日に2~3リットル飲んでいるから、それを真似して1日2リットルの水を飲んでいるという方がいます。

 

しかし、水をたくさん飲むという行為は、それが体質にあっている人とあっていない人がいるため、一律に何リットル以上飲みなさいということは言えないものです。

 

ちなみに1日に2リットルの水を飲むと健康に良い、というのは医学的にはあまり確実な証拠がないようなので、それほどこだわる必要もないというのが現状のようです。

 

1日に2リットルの水を飲んで大丈夫、というのは常に運動をしていて汗をしっかりとかくという人です。

 

運動をして大量に汗をかくという場合は、水は当然大量に飲む必要があります。

 

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汗をかいた分だけ水分補給をしなければ、身体からどんどん水分が失われてしまい、脱水症状になってしまいますので、2リットル以上の水を飲んでもそれを身体が必要としているのですから健康には問題ないです。

 

しかし、全く運動をしていないにもかかわらず、1日に2リットルの水を飲むというのは、無駄な水分が身体の中に入ってくる可能性の方が高いはずです。

 

無駄な水分が体内にたまると?

 

身体の中に不必要な水が入ってきた場合は、いったいどのようなことが身体の中に起こるのでしょうか?

 

必要もない水分は、細胞の中にたまっていき、むくみの原因となってしまうことがあります。

 

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水分が余計にあれば、それだけ血液の流れも悪くなってしまいますので、その結果体温を下げてしまう可能性もあるのです。

 

水をたくさん飲んでいるという方で、どうもむくみがひどいという場合は、水を飲みすぎている可能性がありますので、水の量を見直す必要があるかもしれませんね。

 

運動をしないのであれば、水は喉が少し渇いたと感じた時に、少しずつ飲むのが良いでしょう。

 

水を1日に2リットル飲むというのは、私たちは普通に生活していれば、1日に2~2.5リットルの水を失うと言われているからだと思います。

 

汗や尿などで体外に排出される水分がその程度あるために、水を2リットル補給しなければならない、と考えられているのです。

 

しかし、水分は食事の中にも大量に含まれているものです。

 

その水分を考慮しないで水を2リットルも取ってしまえば、当然必要のない水分が体内にたまってしまうことになります。

 

日本人が食べる食事には比較的たくさんの水分が含まれていると言われています。

 

欧米の食事をしている場合には、食事から30%程度、飲料から70%ほど水分を取るべきと言われていますので、1日に約1.5リットルを飲むべきとされています。

 

しかし、先ほどの通り日本食の場合は、味噌汁やご飯など、水分をたくさん含んでいる食事を摂るために、食事から1リットル程度の水分を摂っていることが多いようです。

 

さらに人体には素晴らしいことに、水分を作り出す機能があるのです。

 

それは栄養素などをエネルギーに代謝するときに生成される、「代謝水」と呼ばれるもので、もちろん無尽蔵に作り出されるわけではなく、1日に300ミリリットル程度と言われています。

 

つまり、私たちは水を飲むという方法以外にも、水分を補給しており、その量は1日に1.3リットル程度になることがあるのです。

 

ですから、本当の水として飲むべき量は、1リットル程度ということになりますね。

 

この状態で2リットルの水を飲んでしまうと、当然ですが必要のない水分が体内にできてしまうので、血流を悪化させる可能性が十分にあり、体温も下がってしまうわけです。

 

そうなると、健康に良いと思って飲んでいた水が、逆に健康に悪い物になってしまう可能性があります。

 

むくみの原因にもなりますし、大量の水分があると腎臓が尿でたくさんの水分を出さなければと、一生懸命働く必要が出てきてしまい、腎臓が疲弊してしまう可能性もあるそうです。

 

どの程度の水を飲むべきか

 

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それでは、どれだけの水を飲むべきかというと、これは明確な答えがないというのが実情です。

 

なぜかというと、1日に失う水分の量は人それぞれ違いますし、食事から摂る水分の量も人それぞれ違い、運動の量なども人それぞれ違うなど、様々な要素があるために、明確な量がわからないからです。

 

適量の水というのは、各個人で調整する必要があるということになります。

 

どのように調整するのかというと、尿の色を見て判断するのが良いそうです。

 

尿を見て、薄い黄色であれば、適量の水分を補給していると判断し、薄すぎるほとんど透明の場合は水を飲みすぎている、濃くなりすぎている場合は水が足りていない、と判断することで適量の水はどの程度かを判断するとよいようです。

 

運動をそれほどしない場合は、先ほどの例で見た通り、1日に1リットル程度を飲むようにしてみて調整していくのが良いのではないでしょうか?

 

もちろん運動をしている場合や、個人の体調に合わせてその量は調整しなければならないので、脱水症状などにならないように注意しながら行わなければならないところがむずかしいところですが、盲目的に健康に良いといわれることを行って不健康になっては元も子もありませんからね。

 

まとめ

 

温活は免疫力を高めるためにとても重要なものですが、健康に良いと思って行っている水を飲むということが、温活の逆になっている可能性を見てきました。

 

重要なことは、健康に良いと言われる情報を得た場合は、それを試してみるのも重要なことだと思いますが、それで異変を感じるような場合は、やめてしまうという勇気もまた健康にはとても重要なことですね。

 

一番大切であり難しいことですが、やはり自分の身体と相談しながら行っていくということが重要だということでしょう。