ほうれい線を改善したい。そのための方法とは?
ほうれい線が気になる
ほうれい線は、目の下のクマとともに、顔を実年齢よりも老けて見せてしまうものです。
ですから、ほうれい線もできれば消してしまいたいですよね。
消えないまでも、極限まで薄くしてしまいたい、という気持ちなのではないでしょうか?
ほうれい線は、加齢とともに筋肉の衰えや、皮膚の老化などが相まってできてしまうものですが、しっかりとケアすることで、ある程度まで改善させることが可能なものです。
重要なことは、やはり日ごろからしっかりとケアをしていくことであり、ほうれい線ができたから、今すぐ改善したいと考えても難しいものであるということを知っておくことですね。
即効性のあるもの、例えばプチ整形などのようなものもありますが、そういったものに頼ることに抵抗がなければよいのですが、自分で何とかしたいという方は、継続的にケアを行うことが大切です。
今日明日で結果を求めたとしても、何の効果も感じられないかもしれませんが、日々のケアによって改善していくことが確認できると思います。
ほうれい線のケアについては、マッサージなどでほうれい線が一時的に薄くなる、という効果はあるのですが、重要なのはその状態をキープすることですので、その意味でも継続してケアするということが大切ですね。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる理由としては、様々なものがありますので、これだけが原因ですということができないのです。
しかし、大きな原因となっているのは、やはり頬の周りの筋肉が衰えることによって、頬が下がってくる、そして頬を外に引っ張っている筋肉が衰えることによって、頬が内側によって来ることによってほうれい線が濃くなってくるようです。
つまり頬が下がって内側によって来る、という現象が加齢による筋肉の衰えによってできてしまうわけです。
この筋肉の衰えを改善することが重要になってきます。
とはいっても、顔の筋肉ですので、ウエイトを持たせて鍛えるということはできません。
そこで行うべきことは、加齢によって固くなってしまっている筋肉を柔らかくすることで、しっかりと頬を引き上げる機能を回復してもらうということです。
頬にある大頬骨筋がメインとなって頬を引っ張っているのですが、明確にその位置というのはわからなくても、頬の部分をマッサージしてあげることで、頬の筋肉を緩めることができるので、気が付いたときにマッサージされるとよいと思います。
そして、この大頬骨筋がつながっているのが、頭の地肌のところにある側頭筋という筋肉です。
頭の横の部分にある筋肉ですが、面倒な場合は頭皮全体と考えてもよいでしょう。
ほうれい線ができてしまう、という方の多くが頭皮がとても固い、マッサージしても地肌があまり動かない、という方が多いようです。
ですから、頭皮もマッサージして柔らかくしておくことがとても重要です。
頭皮というのは、ほうれい線から遠い位置にあるために、気が付かない方が多いですが、頭皮を柔らかく保つということはほうれい線を改善するためには、とても重要ですし、あわせて髪の健康にも頭皮の柔軟性はとても重要です。
頭皮はデリケートな場所ですので、指の腹の部分で優しくマッサージしてあげることが重要で、爪などで傷をつけないように注意する必要があります。
頬を十分にほぐして、頭皮もマッサージでほぐしてあげることで、頬の筋肉の動きがより自由になって、ほうれい線の改善につながります。
肌の乾燥
ほうれい線の原因としては、やはり乾燥があります。
頬の周りの肌が乾燥してしまうと、どうしてもほうれい線の原因となってしまいやすいために、しっかりと保湿をしてあげる必要があります。
いろんな保湿剤がありますが、私は赤ちゃんでも使える保湿剤を使うことが一番良いと考えています。
赤ちゃんでも使える保湿剤であれば、使われている成分は安全なもののはずですので、誰が使っても安心できるからです。
もちろん保湿力が十分に高くて、赤ちゃんでも使えるものを選ぶことが重要ですよ。
野菜や果物を中心の生活にする
これは、もうアンチエイジングや美容には基本中の基本になりますね。
何度もお伝えしていることになりますが、やはりほうれい線の改善にも野菜や果物の力を借りることがとても大切になります。
様々な理由があるのですが、まずは抗酸化物質がたくさん摂れることです。
ほうれい線は肌の老化によっても引き起こされるものですし、さらに筋肉の老化、骨の老化など様々な原因が複合的に絡まっているものです。
それらの老化の大きな原因となるのが、身体の酸化になります。
私たちは普通に生活していれば、体内にたくさんの活性酸素が発生しますが、適量であれば活性酸素は有益な役割を果たしてくれます。
免疫力を高めたり、様々な恩恵を与えてくれているのが活性酸素だからです。
しかし、活性酸素が何らかの理由で増えすぎてしまうと、不安定な活性酸素は私たちの身体から電子を奪って安定しようとしてしまいます。
その現象が酸化なのですが、それを食い止めてくれるのが抗酸化物質です。
抗酸化物質は、活性酸素に電子を奪われても安定しているのが特徴で、私たちの身体を酸化から守ってくれるとても強い味方です。
それが含まれているのが野菜や果物ですので、それを中心にすることでたくさんの抗酸化物質を体内に取り込むことが可能なわけです。
食物繊維について
そして、野菜や果物には食物繊維がたくさん含まれています。
食物繊維は、アンチエイジングや美容に欠かすことができないことは、もはや常識ですよね。
その理由としては、血糖値の急上昇を防いでくれるということがあります。
血糖値が急上昇するのは食後ですが、たくさんの糖質が血液内に取り込まれるために、その血糖値を下げようと、インシュリンが大量に分泌され、血糖値を下げます。
その結果、処理された糖質の多くは脂肪として蓄えらえることになり、肥満につながる可能性があります。
そして、血糖値が急激に跳ね上がることによって、体内では糖化が進んでしまう可能性があります。
糖化は簡単に言えば、身体が焦げてしまうことで、これも酸化と並んで老化の大きな原因の一つです。
その血糖値の急上昇は、糖質を一気に体内に取り込んでしまうことから起こるのですが、それを食物繊維が防いでくれるのです。
食物繊維によって、糖質は緩やかに体内に吸収されるため、急上昇しないことになり、余計なインシュリンの分泌も抑えられることになり、糖化も予防できることになります。
そして、食物繊維は腸内環境を整えてくれるため、肌にとってはとても良い効果をもたらしてくれます。
腸内環境が乱れてしまえば、悪玉菌が腸内に増えるために、悪性物質をたくさん発生させてしまうことになります。
それらの物質は血液に乗って、体中に運ばれるのですが、肌に届くと当然肌の健康を損なうことになってしまい、ほうれい線の原因になってしまう可能性があるわけです。
しかし、食物繊維を摂ることで、腸内環境を整えておけば、そのような心配とは無縁になりますので、ほうれい線の改善の効果もより期待できるようになるわけです。
まとめ
ほうれい線に関しては、やはり早めにケアしていくことがやはりとても重要です。
うっすらと見える程度のほうれい線と、くっきりとできているほうれい線では、どちらが改善しやすいかというと、当然前者ですよね。
ほうれい線というと、頬の周りだけを考えてしまいがちですが、頭皮やその周辺の筋肉もとても重要であるということは、しっかりと理解しておく必要があります。
理解しているのとそうでないのでは、おそらく改善の効果が変わってきますから。