読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

食事を健康的なものに変えたい!一気に変える必要はないのでは?

食事の内容が変えられない

 

burger with fries

 

アンチエイジング、健康を促進したり維持したいという場合は、やはり食事の選択というものがとても重要になります。

 

これに関しては、誰もが納得するはずですし、アンチエイジングや美容、健康促進に無関心な場合でも、食事が健康にとても重要であるということは納得してもらえるのではないかと思います。

 

しかし、私たちは人間ですから、目の前においしいごちそうやお菓子が並んでいれば、お腹いっぱいになるまで食べてしまうでしょう。

 

たとえそれが健康に良くない、ということを頭では理解していても、胃の中に詰め込めるだけ詰め込んでしまう。

 

そして、食べた後に自分の意志の弱さを嘆いたり、たくさん食べてしまったことを後悔してしまったりします。

 

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それに比べて、セレブと呼ばれる人たちは、バイキングのような席でもサラダを食べたり、フルーツや健康に良い物を選んで食べているはず、という考えが頭の中に出てくるのではないでしょうか?

 

食事の内容を見直す場合

 

その後悔の念というのは、本当に良くわかります。

 

私もそのような経験は何度もしていますので。

 

しかし、納得しているだけでは意味がありませんので、改善して食べ物を健康に良い物にしたい、という方はいったいどうすればよいのか、ということを考えてみたいと思います。

 

食事の内容に関しては、真面目な人ほど一気に健康に良い物に変えようとするものです。

 

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今日からサラダだけ、炭水化物は一切食べない!!

 

この食事の内容が健康に良いか、ということは置いておくとして、このように一気に変更することは、おそらくほぼ全員が継続することができないはずです。

 

よほど意志が強い人、またはどうしても肉などを食べることができないような経験をしたような場合は、すぐに食事の内容を大幅に変えることができると思いますが、ほとんどの人は、意志の強さは人並みで、強烈な経験もしないはず。

 

ただ漠然と、アンチエイジングしたい、健康診断で注意されたから健康に注意したい、というケースがほとんどだと思います。

 

そのような人の場合は、強烈な変化をつけたところで継続することは不可能なわけです。

 

その大多数の人にあった戦略で、食事の内容を変えていく必要があるのですね。

 

ここでも考えなければいけないのは、私たちの脳の特性です。

 

人間の脳は、変化を好まない性格を持っているようで、大きな変化がある場合には、現状を維持しようとする力が働いてしまいます。

 

これは、生命維持のためには、現状維持することが最も効率が良いと考えられるからであり、例えば体温は一定に保たれているのですが、これも現状を変えないようにする力が働いていると言えます。

 

ですから、私たちが生活で変化をつけようとする場合は、この現状維持の力が働かないように注意して行う必要があるわけです。

 

実はこの現状維持の力は(ホメオスタシスなどと呼ばれています)、小さな変化については働きづらいという特徴があります。

 

私たちの脳は、経験したことに合わせて日々変化しているのですが、小さな変化であればそれに合わせて脳が変化していきます。

 

これを脳の可塑性というのですが、難しい言葉は覚える必要はなく、小さな変化ならば脳は対応してくれるということを理解すれば大丈夫です。

 

この特性を利用して、食事の内容も変化させていくということが重要です。

 

小さな変化というのは人それぞれ違ってくるわけですが、例えばお菓子を食べなくする、ということから始めるなどということになります。

 

とりあえずいつも食べている食事はそれほど変化をつけることなく、いつも食べているお菓子だけをやめる、ということです。

 

とはいえ、これもお菓子が好きでたくさん食べている、という場合は大きな変化になってしまうことがありますので、もっと違ったアプローチが必要になります。

 

週に1回は自炊する、外食を減らす、ファーストフードを減らす、など人それぞれ小さな変化というのは違うはずです。

 

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ですから、とりあえず自分に合った小さな変化をつけてみることから始めるようにしましょう。

 

これは、運動を習慣化するところでもお話ししましたが、食事を変えていって健康に良い物に変えようという場合も、実は同じアプローチをしなければいけないということなのです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

まず最初は、こんな小さな変化で大丈夫なのか、という程度の変化から始めていくこと。

 

そして、それが一週間程度続いた場合、さらに小さな変化を加えていく。

 

この少しずつ変化させていくというプロセスを継続していくことで、目標としている食事の内容に近づいていく、という方法が最も結果を出しやすいのではないか、と思っています。

 

これだと、健康に良い食事に変えるためには、かなり時間がかかるな、と考えて一気に変化させてしまう方もいらっしゃいますが、それに失敗してしまって、元の食事に戻ってしまう方が多いです。

 

person holding hotdog with bun

 

小さい変化しかできない、ということでなんとなく無力感を感じるかもしれませんが、それは誰もが経験することであり、あなた一人だけがそうなのではないので、安心して小さな変化を継続するようにしてください。

 

そして、その小さな変化をつけることを続けていると、少し大きな変化をつけても継続できる、というポイントがやってくるはずです。

 

そこまで行くと、変化のスピードが上がるため、より楽しく食事の内容を変化させていくことができると思います。

 

何事も、最初の一歩が一番エネルギーが必要になる、ということがよく言われますよね。

 

食事の内容を変化させるときにも、まさにそれが言えるわけです。

 

ですから、最初に使うエネルギーはできるだけ小さくして、物事を始めるようにしましょう。

 

そうして徐々に変化をつけていき、変化の大きさも変えていくことで、理想的な食事内容になるのは、思っていたよりも意外と時間がかからない、ということも良くあります。

 

小さな変化で自分を微調整

 

小さな変化を繰り返していく、これは良く、自分をチューンナップするというような表現で表されるものです。

 

真面目な人ほど、一発ですべてを決めてしまおうという考えを持ってしまいがちです。

 

しかし、その一発に失敗すると、やる気を失って元に戻ってしまうことが多いのもまた事実なようです。

 

私たちは一発で決めてしまえることって、それほど多くないような気がします。

 

受験や資格試験になると一発勝負になるのですが、それは準備期間がありますし、その準備期間をいかに上手に乗り切るかということが重要であったりします。

 

実は食事を変えるということも、これと同じなのだということを理解していただきたいのです。

 

健康的な食事は、受験合格という結果であり、そこに至るプロセスをいかに効率的に進めていくか、ということこそ本当に大切なのだということですね。

 

結果だけを見てしまうと、その結果を一気に得たいという気持ちになってしまいますが、そこで少し落ち着いて、どうやってそこに至るのか、というプロセスに意識を向けることで、逆に最短距離を進んでいくことができるものです。

 

まとめ

 

食事の内容を健康的なものに変えたいという場合は、今の食事の内容を見直してみることは重要です。

 

今現在、なかなか健康に良い食事をしている、という場合は変えるべき食事の内容は、多少大きくても大丈夫かもしれません。

 

しかし、自分にとって負担になるような変化は、失敗につながるかもしれませんので、各自の調整が必要です。

 

fried chicken on brown paper bag

 

また、今の食事の内容が明らかに、健康促進とは真逆のジャンクフード、ファーストフードオンリーのような場合は、長期的な考えに立って、変化についてもかなり調整していく必要があります。

 

ただ、ここで理解していただきたいことは、一気に変える必要はなく、ゆっくりと自分のペースで健康に良い食事に変えればよいということです。

 

またこの戦略は、健康を害していない場合の話であり、今すぐに食事の内容を変えなければ、命に関わるというような場合の戦略ではありませんので、そのような場合はもちろん主治医の先生と相談して変化させる必要があります。

 

健康の心配はなく、アンチエイジングや健康促進をしたいという場合には、大きな変化をつける必要もないであろう、というお話です。