自然に触れてリフレッシュ、そして腸内環境を整える効果もあるとしたら
自然に触れる重要性
自然に触れることの重要性については、何度かお話しさせていただきました。
健康のためにも、そしてアンチエイジングのためにも、やはり自然に触れるということは本当に重要なことです。
自然に触れるということは、山の中や川のほとりでキャンプをする、ということが思い浮かぶと思います。
それができる環境にいる方であれば、どんどん行っていけばよいことで、趣味が山登り、ロッククライミング、釣りなどの方の場合も、時間が許す限り自然と触れ合うのが良いと思います。
私個人の意見としては、自然には無理やりにでも触れるべきだ、と考えてはいますが、時間や環境がそれを許さない、という方も多いのが現実です。
しかし、自然に触れるという場合は、何も山奥に言ったり、田畑を耕すお手伝いをするというようなことをする必要はなくて、道に植えてある花壇の花を見たり、小さな植木を見たりするということでも十分に効果を期待することができます。
ですから、休憩時間にオフィスや家を出て、外を散歩しながら周りを見るという行為でも十分に自然に触れることができますね。
見ることで得る効果
私たち人間は、自然を見るだけでかなりリラックスできるという研究結果があります。
理由は確定的ではないようなのですが、自然を作っている構造がフラクタルという構造をしていて、私たちの目もフラクタルという構造をしていることが原因のようです。
要は同じ構造をしているのだから、しっくり着て落ち着くのではないか、ということです。
むずかしいことはこれぐらいにしておいて、実際の経験からこれを感じられたことはないでしょうか?
私は、神社などにある大きな樹木を見ていると、イライラした気分がなんとなく落ち着くのをいつも感じます。
そのような経験に納得できるという方は、努めて自然に触れて、その様子を見るということがとても有益なのだろうと思います。
香り
自然からは、なんとも言えない良い香りがしてきますよね。
気分が落ち着くとでも言うか、表現しようのない香りです。
特に私は樹木の香りが好きなのですが、そこにはフィトンチッドという芳香が含まれています。
フィトンチッドは、樹木が有害な細菌や昆虫から身を守るために作り出す成分だと言われていますが、人体には有害どころか、たくさんの恩恵を与えてくれると言われている成分です。
気分が落ち着くということもその一つに含まれます。
ですから、できるだけ樹木があるところを探してそこに行くようにすれば、リラックスもできますし、ストレス解消にもなります。
少し離れたところに樹木がたくさんあるような、神社仏閣があるのであれば、そこまでウォーキングしていくことで、有酸素運動をしつつ自然に触れるということができるわけです。
ちょっとしたこういう習慣が、きっと後々大きな結果となって帰ってくると思いますよ。
そして、フィトンチッドがたくさんある場所は、実は街中にもあるそうです。
それはお寿司屋さんです。
寿司ネタが入っているガラスケースには、サワラやヒノキの針葉樹の葉とともに保存されていることが多いですよね。
そして、タネの間には笹の葉とかシソの葉などを置いて、見た目も本当に美しくなっています。
まな板や飯台、寿司を置く台、カウンターなどにもヒノキなどが使われています。
これらはフィトンチッドの宝庫ともいえるものばかりです。
残念ながら回転ずしは、このような環境ではないため、フィトンチッドの恩恵は受けられなそうですね。
つまり、少しお高めのお寿司屋さんに行く必要があるということで、たまに行くご褒美のような感じで行くと、気分もよくなるのではないでしょうか?
そして、また行きたいという気持ちになって、その日以降の活力にもなってくれるような気がします。
私も本当にたまに、カウンターのお寿司を食べに行くのですが、それはそれは素晴らしい経験になりますね。
一流の寿司職人が作る寿司を楽しむのですから、気分もよくなるのは当然ですが、環境自体もお客様をもてなすようなものになっていたのですね。
腸内環境への効果
腸内環境は、健康やアンチエイジング、美容には欠かせないものになっているのはもうご理解いただいていると思います。
自然に触れることで、この腸内環境の改善も期待できるとしたらいかがでしょうか?
これはもう自然に触れるしかないような気がしてきませんか?
腸内環境を整えるためには、自然の中で深呼吸をすることが効果的であるという研究報告があります。
その理由は、自然の中では空気中にもいろんな微生物がいるために、呼吸をすることでそれらの微生物も一緒に吸い込むことになります。
腸内環境は、微生物によってコントロールされいている世界ですから、自然から入ってきた微生物が、腸内にとても良い効果を与えてくれるのです。
なんとも手っ取り早い腸内環境の改善方法ですよね。
どうも胃腸の調子が良くない、という場合は部屋から一歩も出ていなかったり、自然に触れる機会が少ないことが原因かもしれませんよ。
運動不足解消
自然に触れるということは、自動的にある程度の運動をすることになりますね。
そのため、自然に触れることを習慣にすることで、運動不足を解消する結果につながるものです。
あまり運動をする習慣がないという場合は、身近にある自然に触れることから始めるとよいかもしれませんね。
まとめ
自然の力というのは、見えないけれど私たちにたくさんの影響を与えてくれていますね。
それらの恩恵をできる限り得るために、積極的に自然を探しに行くことをお勧めします。
道端の小さな植木や花、そして道の隙間から生えている雑草などを見つけることだって、立派に自然に触れることになるのですから、できない理由はないですよね。