読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ウコンは二日酔い予防に効果的?それ以外の効果など。

アルコールにはウコン?

 

二日酔いの時、または二日酔いになりたくないときには、何をしますか?

 

多くの方がウコンを使った健康食品のようなもの、サプリメントを摂るのではないでしょうか?

 

ウコンが肝臓に良い効果をもたらすということは、CMなどで頻繁に流れているので、常識となっている感がありますね。

 

ウコンはそういったサプリメントのような形で使われることはもちろんですが、それ以外でも私たちの食生活には欠かせないものになっています。

 

ウコンはターメリックという名前でスパイスの一つとなっています。

 

f:id:bobminions:20210214170623p:plain

 

ターメリックは、カレーの黄色を出すためには必須のスパイスですので、カレーが好きな日本人の私たちは非常にお世話になっているスパイスですね。

 

そして、ウコンは着色料としても使われていて、私たちにはなじみのあるたくあんの黄色もウコンでつけられています。

 

このことから考えると、かなり昔から私たちの身近に存在していた食材であったということがいえそうですね。

 

ウコンについて

 

ウコンは東インドが原産とされていて、ショウガ科ウコン属の植物です。

 

そして、ウコンの種類は世界に約50種類あると言われているのですが、CMなどで頻繁に言われる肝臓に良いとされているウコンは「秋ウコン」です。

 

秋ウコンは漢方薬にも使われていて生薬名は鬱金(ウコン)です。

 

f:id:bobminions:20210214170710p:plain

 

漢方薬で使われるウコンは、この秋ウコンだけではなく、他に2種類があり「春ウコン」と「紫ウコン」があります。

 

春ウコンは生薬名を姜黄(キョウオウ)といい、紫ウコンは莪朮(ガジュツ)と呼ばれます。

 

ここでは、よく使われる秋ウコンの効果を見ていきたいと思います。

 

ウコンの効果

 

ウコンにはたくさんの健康への効果があると言われているのですが、その中でも代表的なものを見てみたいと思います。

 

健胃作用

 

ウコンには胃を健康にする効果があると言われています。

 

それは、ウコンに含まれているクルクミンや精油成分が、唾液や胃液の分泌を促進するため、それが胃粘膜を保護すると考えられているからです。

 

肝機能の保護

 

ウコンの肝機能を保護する効果は、お酒が好きな人にはありがたい効果で、CMでも強調されている効果ですよね。

 

お酒を飲むとアルコールを体内で分解するのですが、その過程でアセトアルデヒドが発生します。

 

このアセトアルデヒドが、二日酔いの原因となるのですが、ウコンに含まれているクルクミンが、アセトアルデヒドの分解を促してくれるため、肝機能の保護につながると考えられています。

 

ただ、これは動物実験で確認されていることで、人間ではまだ検証されていないそうなので、あまり過度の期待をしない方が良いかもしれません。

 

アルコールはやはり程々が一番です。

 

動脈硬化の予防

 

ウコンには動脈硬化の予防に効果があると言われています。

 

それはウコンに含まれているクルクミンの効果によるものです。

 

クルクミンはコレステロール値を下げる効果があります。

 

そして、クルクミンはポリフェノールの一種ですので、悪玉コレステロールが酸化することを防いでくれるためです。

 

ガンの抑制

 

ウコンにガンの抑制効果があるのではないか、ということで欧米で研究が進められているそうです。

 

その理由は、やはりウコンに含まれているクルクミンの抗酸化作用によるのではないか、と言われています。

 

まだ研究段階のようですが、希望がありますね。

 

防菌・防虫効果

 

ウコンには、防菌防虫効果があるため、布をウコンで染めてカビを防いだり、虫に衣類が食われることを予防するために利用されていることがあります。

 

ちなみにウコンに邪悪なものを避ける力があると信じられているタイでは、お坊さんがウコン染めの外衣をまとっています。

 

私もタイに行ったときに、黄色のようなオレンジのような外衣を着ているお坊さんをたくさん見ましたが、あれがウコンを使ったものだったのかもしれません。

 

ウコンに含まれるクルクミンの効果

 

ウコンのたくさんの効果は、ウコンに含まれているクルクミンによってもたらされているものが多いです。

 

ウコンが黄色いのはこのクルクミンが黄色色素だからで、カレーを黄色くしたり、たくあんを黄色に染めたりするのは、このクルクミンによるものです。

 

そして、クルクミンは、ポリフェノールの一種ですので抗酸化作用を持っています。

 

ポリフェノールは、私たちの身体を老化させる原因の一つである酸化から守ってくれるありがたい成分です。

 

私たちの身体の中では常に活性酸素が発生しているのですが、それは免疫を強くするなど、必要なものです。

 

しかし、活性酸素が増えすぎてしまうと、私たちの身体にも影響を与えることになり、結果として身体を酸化させてしまいます。

 

活性酸素は、いろんな原因で増えてしまうのですが、ストレスを強く感じたりしても増えてしまうとても厄介なものです。

 

そこで重要になるのが、活性酸素を無効にしてくれるポリフェノールなどの抗酸化物質です。

 

ウコンに含まれるクルクミンは、抗酸化物質ですので、私たちの身体を酸化から守ってくれるうれしい成分なのですね。

 

ウコンが肝障害を引き起こす?

 

ウコンは身体に良い、特に肝機能を向上させるとても素晴らしい食材、というイメージが強いと思いますが、逆にウコンをとることで肝機能が低下した、肝障害を引き起こした、という報告も少なからずあるようです。

 

この原因はウコンに含まれている鉄分にあるとされています。

 

鉄分を摂りすぎてしまうと、肝炎を悪化させる以外にも、様々な健康への悪影響があると言われています。

 

ちなみに普通に食事をしているだけならば、鉄分を過剰に摂りすぎることはほぼありえないということですので、過剰に心配する必要はありません。

 

しかし、問題になるのはサプリメントなどで、鉄分をたくさん摂りすぎている場合です。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

鉄分の過剰摂取についてはこちらを参考にしてみてください。

 

ウコンに関しても、大量に摂りすぎるという場合は、ウコンを使った健康食品をたくさん摂った場合だと考えられています。

 

f:id:bobminions:20210214170755p:plain

 

ウコンの効果を引き出そうとして、ウコン製品を作ると、鉄分も過剰に凝縮されている可能性があるそうです。

 

ウコン自体は、特別に鉄分が多い食材ということではないため、普通の食事でカレーやたくあんなどを食べる場合は、鉄分の過剰摂取の問題はほぼ無視しても大丈夫と言われています。

 

しかし、ウコンを健康食品などでとる場合には注意が必要ということですね。

 

どんなものでも言えることですが、健康に良いからといって、その効果を期待してたくさん食べたり飲んだりすると、健康に良い影響どころか、悪い影響を与えるものです。

 

やはり何事もほどほどにというのが合言葉になりそうですね。

 

まとめ

 

ウコンは肝臓に良い効果がある、ということでお酒が好きな方はいつも飲んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、ウコン自体にはアルコールを分解する効果はありませんので、ウコンを飲むことを理由にアルコールをたくさん飲んでもよいということはありません。

 

過剰な期待は禁物です。

 

また、胃潰瘍があるなどの場合は、ウコンを食べてはいけないことがありますので、心配な方は、やはり主治医の先生の意見を聞くなどしてから食べるようにするべきだとおもいます。

 

私の考えですが、ウコンに限らず健康に良い物は、できるだけ自然のものからとるようにするのが良いと思います。

 

人の手を加えて成分を凝縮したような製品をとることは、なんとなく悪影響が心配なためです。

 

ウコンを食べようと思ったときは、カレーなどを食べて自然にウコンを食べるということで十分な気がします。