読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ブロッコリーがすごい。アンチエイジング、美容に必須!!

ブロッコリーについて

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ブロッコリーは、アンチエイジングや美容にとても良いという話をよく聞きます。

 

ブロッコリーというと、なんとなく苦手で、あまり食べなかった野菜の一つで、見た目や食感でなんとなく食べていませんでした。

 

しかし、健康に良い野菜ですから、食べるべきと考えて食べてみると、意外にもおいしいのでびっくりしました。

 

単なる食わず嫌いだったようです。

 

健康に良いブロッコリーを食べられるようになったので、どのように健康に良いのかを調べてみました。

 

ブロッコリーの成分

スルフォラファン

 

ブロッコリーには、スルフォラファンが含まれています。

 

スルフォラファンはブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどに含まれる辛み成分になります。

 

1990年代のはじめに米国ジョンズ・ホプキンス大学のタラレー博士らによって、がん予防に効果があることが発見されています。

 

このスルフォラファンには、抗酸化作用があるため、アンチエイジングや美容にはとても重要な成分です。

 

何度も抗酸化作用については触れているため、説明の必要もないかもしれませんが、身体の酸化によって老化が進んでしまうことを防いでくれる成分です。

 

また、スルフォラファンには、ピロリ菌の除去に効果があるという報告があります。

 

ピロリ菌は胃がんの原因となる菌ですから、それを抑制できるというのはありがたい効果ですね。

 

また、スルフォラファンがすごいのは、酸化を抑制してくれるだけではなくて、糖化も抑制してくれるところです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

酸化については、人類が生存してきたときからの問題ですので、ある程度酸化に抵抗する機能が私たちの身体の中にあります。

 

しかし、糖化についてはごく最近になってから、健康への影響が心配されるようになったものです。

 

なぜなら、人類が今ほど糖質を摂ることができるようになったのは、最近の100年間ほどだからです。

 

糖化は、体内で糖とタンパク質が結びつくとAGEという物質ができ、それが身体に悪影響を当たえるのですが、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンがそれを抑制してくれます。

 

久留米大学の山岸昌一博士が実験で以下のように報告されています。

 

スルフォラファンを多く含む食べ物を2カ月間食べ続けた人は、血中のAGEが有意に低下する。

 

有意に低下ということですので、当然ゼロにはなりませんが、糖化を十分に抑制してくれるようです。

 

スルフォラファンはまた、肝臓の解毒機能を助けてくれる働きもあります。

 

合わせて肝臓に脂肪がつくのを抑制してくれる効果も期待できるということで、脂肪肝を抑制します。

 

アルコールが好きな方は、ブロッコリーはぜひ食べたい野菜ですね。

 

また、ブロッコリーの肝癌予防効果をマウスで調べた研究報告があります。

 

マウスの次の群に分けています。

 

  1. 通常食群
  2. 西欧食(高脂肪、高糖質)群
  3. 西欧食(高脂肪、高糖質)&ブロッコリー

 

これらの群に分けて肝癌の発生率を比較した実験ですが、ブロッコリーを投与されたマウスでは、肝臓がんの発症率が低いことが報告されています。

 

マウスの実験ですので、そのまま人間に通用するかは、明確には断定できないようですが、悪影響は考えづらいですよね。

(どれほどブロッコリーを与えたのか、身体とブロッコリーの割合など、すべてマウスと同じようにブロッコリーを食べることはできませんから、効果を断定できないのです。)

 

スルフォラファンの腸への効果

 

スルフォラファンは、腸への好影響も期待されています。

 

腸の中にビフィズス菌、乳酸菌など無数の細菌がすみついていて、健康に大きな影響を与えていることが知られています。

 

ヨーグルトのCMなどでもおなじみですよね。

 

ヒトの腸内には、500~1,000種類もの腸内細菌がすみついていると言われています。

 

この菌のかたまりを腸内細菌叢といい、花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれているのです。

 

この腸内フローラをいかに味方につけるかが、健康やアンチエイジングにはとても重要なのですが、金沢大学の研究グループによると、スルフォラファンに、腸内フローラのバランスを改善する効果があるそうなのです。

 

腸内フローラのバランスが崩れると、栄養が行き渡らず、セロトニンが不足し、不眠やうつ病認知症の元凶になると言われています。

 

これらの病気は脳に関係するものですが、腸内を整えなければ、脳にも影響を与えてしまいます。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

しかし、ブロッコリーを食べて、腸内フローラのバランスを整えることで、これらの病気は回避できるのです。

 

ブロッコリーには、ブレインフードと呼ばれることがあるのですが、それが理由になっているようです。

 

ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは健康やアンチエイジングには、無敵の力を持っているかのようですよね。

 

インドール3カルビノール(I3C)

 

長くて覚えることが難しい成分ですが、これは女性ホルモンの過剰な働きを抑えてくれる作用があると言われています。

 

そのため、子宮がんや乳がんの予防効果があると言われています。

 

タンパク質

 

ブロッコリーには、野菜の中では最もタンパク質が多いのですが、当然アンチエイジングや美容にはタンパク質は必須です。

 

タンパク質は、骨、筋肉、肌などすべての材料になるものですから、不足してしまうと生命の危機になってしまう可能性がありますから、美容どころの話ではなくなります。

 

もちろん生命の危機になるほどの不足は考えられないかもしれませんが、ダイエットなどでカロリーを計算している方は、タンパク質が不足していないか十分に確認してください。

 

ダイエットに成功しても、タンパク質が足りないと、しわやくすみなどの原因となってしまうことがあり、老化を進めてしまうことがあります。

 

ダイエットなどで動物性のタンパク質を避けたいという場合には、ブロッコリーを食べることをお勧めします。

 

ビタミンC

 

ブロッコリーには、意外ですがビタミンCが豊富に含まれています。

 

その量は、なんとレモンの約2倍ということですから、すごい量ですね。

 

ビタミンCは、抗酸化作用があるため、とても重要なビタミンです。

 

また、ビタミンCは、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。

 

ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こしてしまうことがあります。

 

これが壊血病で、大航海時代の船乗りにビタミンCが不足していたために流行した病気です。

 

血管がもろくなってしまうと、血流がスムーズにいかなくなってしまうため、栄養が身体の隅々にまで届きません。

 

また老廃物は、血流にのって除去されるのですが、血流が悪ければそれも出来なくなるため、アンチエイジングではなく老化が進んでしまいます。

 

ブロッコリーをたべれば、血管の柔軟性を維持することができるため、アンチエイジングや美容にも効果が高いというわけです。

 

食物繊維

 

ブロッコリーの食物繊維はかなり豊富ですので、腸内環境を整えることができます。

 

スルフォラファンには、腸内フローラのバランスを整える効果が期待されましたが、食物繊維は大腸に届き便の量を増やすことで便通を整えます。

 

さらに食物繊維が腸内細菌の餌となるため、さらに腸内を整えることが可能です。

 

ブロッコリースプラウト

 

ブロッコリーにはスルフォラファンが豊富に含まれてますが、さらに効果を期待したいという場合は、発芽してまもないブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトがお勧めです。

 

カイワレ大根のようないでたちで、サラダなどで手軽に食べることができますよ。

 

まとめ

 

ブロッコリーの効果のすごさに、改めて驚きました。

 

これはもう食べないという選択肢はないですね。