読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

クルミはスーパーフード アンチエイジング、美容には欠かせない

クルミの効能

brown walnut lot

 

スーパーフードとして注目されているクルミ

 

一般社団法人 日本スーパーフード協会によると、スーパーフードの定義は大きく下記の2点になります。

 

  1. 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
  2. ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。

 

クルミはまさにスーパーフードと呼ぶにふさわしい食材なので、ナッツが健康に良いということで、多くの方がクルミを食べるようにしているようです。

 

そんな人気のクルミの栄養素や成分について、少し見ていきたいと思います。

 

オメガ3脂肪酸

 

クルミはオメガ3脂肪酸の含有量が、ナッツの中でもダントツに高いです。

 

オメガ3脂肪酸は、DHAやEPAなど魚に含まれる脂肪酸です。

 

オメガ3脂肪酸には、血液中の脂質濃度を下げる働きがあり、コレステロールを下げる効果や中性脂肪を下げる効果があると報告されています。

 

また血中のコレステロールが下がるということは、高血圧や動脈硬化などの心血管疾患の予防・改善が期待できます。

 

オメガ3脂肪酸についてはこちらでも解説しています。

 

healthyounger.hatenablog.com


そのオメガ3脂肪酸クルミには豊富に含まれているため、積極的に食べたい食品です。

 

ポリフェノール

 

ポリフェノールは、抗酸化作用により、身体の酸化を防いでくれる、アンチエイジングや美容にはとてもありがたい成分です。

 

そのポリフェノールは、赤ワインに含まれているということで有名です。

 

ポリフェノールは、フランス人が比較的老化が進むような食事を摂っているにも関わらず、長寿の人が多いということから、赤ワインに注目が集まり、研究が進んだという背景があります。

 

その赤ワインに含まれるポリフェノールをしのぐ含有量だと言われているのがクルミです。

 

ポリフェノールは、体内に蓄えることができないため、こまめに摂取する必要があるのですが、赤ワインを日中に飲むわけにはいかない人がほとんどでしょう。

 

しかし、クルミならば簡単に摂取することができます。

 

いつでも食べられるという意味でも、優れた食品と言えるでしょう。

 

クルミに含まれる抗酸化作用によって、身体が酸化される、いわゆる錆びるという状況を防ぐことができます。

 

身体が酸化されるということは、老化が進んでしまう大きな原因の一つです。

 

それを防ぐためには、やはりポリフェノールを摂ることが大切になるわけですが、クルミであればいつでも手軽に食べられるということで、このポリフェノールを効果的に摂ることができます。

 

食物繊維

 

クルミには、他のナッツと同様に食物繊維が豊富に含まれています。

 

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。

 

水溶性食物繊維はゼリー状になり栄養素の吸収をゆるやかにし、食後の血糖値の上昇を抑えます。

 

不溶性食物繊維は水分を吸収し、便の量を増やし排便を促します。

 

そして、どちらも腸内細菌のえさになり、腸内環境を整えることができます。

 

腸内環境を整えなければ、アンチエイジングやダイエットの効果は期待できなくなります。

 

その理由は腸内細菌にあります。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

クルミを食べることで、その腸内環境を整えてくれるのはありがたいですね。

 

さらに腸内環境は、私たちの免疫に大きな影響を与えます。

 

私たちの免疫に関係する細胞の多くが腸内に存在していることが理由で、当然腸内環境が乱れてしまうと、免疫力も下がってしまう可能性があります。

 

ですから、腸内環境は常に整えておくことが大切なのですが、クルミに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える作用があるため、免疫力を正常に保つ効果も期待できるわけです。

 

ビタミンB1

 

クルミに含まれるビタミンB1とても重要な栄養素です。

 

ビタミンB1は体内に取り込まれた糖質をエネルギーに変える作用を効率的にしてくれます。

 

効率的にエネルギーに変えることができるということは、身体の修復にも十分なエネルギーが回ることになり、粘膜や皮膚の健康をサポートできるようになったり、神経や筋肉の疲れを緩和してくれます。

 

また、糖質が唯一の栄養源になると言われる脳神経の働きにも関わる重要な栄養素であることは言うまでもないでしょう。

 

逆にビタミンB1が不足していると、いくら糖質をたくさん摂取したところで、エネルギーに変えることができなくなります。

 

そのため、体内に乳酸などの疲労物質がたまり、疲れやすくなります。

 

私たちの脳や神経機能を正常に保つためにも十分なエネルギーが当然必要です。

 

ところがビタミンB1が不足して、エネルギーが不足すると精神が不安定になり、イライラしたり集中力が失われたりといった症状があらわれます。

 

肝臓や腎臓の機能もエネルギーが不足すれば低下し、胃腸障害などの原因にもなります。

 

ビタミンB1は水溶性のため、余分に摂取したビタミンB1は尿と一緒に排出されるので過剰摂取による副作用はないと言われています。

 

ですからたくさん摂取しても大丈夫ということです。

 

もちろんサプリなどで大量に摂ってしまう場合には弊害があるかもしれませんが、クルミのような自然のものから摂る場合は、それほど副作用はなさそうですね。

 

葉酸

 

ほうれん草や小松菜といった緑色の野菜に豊富に含まれる葉酸は、赤血球を作る働きをもっています。

 

そのため造血のビタミンと呼ばれるビタミンB群の一種です。

 

赤血球を作る働きをすることから、立ちくらみや息切れなどの貧血症状の緩和にも役立ちます。

 

また、葉酸は貧血を予防する以外にも、肌の新陳代謝をアップさせる働きも優れています。

 

代謝が上がることでターンオーバーのリズムが整い、ニキビや吹き出物、くすみといった肌トラブルの改善効果が見込めます。

 

逆に葉酸が不足すると、肌のターンオーバーが乱れてしまうため、シミやくすみの原因になることが考えらえれます。

 

メラトニン

 

メラトニンは、睡眠に深くかかわっているホルモンです。

 

朝明るくなると、メラトニンの分泌量が減り、日中に最低になって、夜暗くなるころにまた、分泌量が増えていき眠りに導くという重要な役割を担っています。

 

体内時計を正確に刻み、睡眠を深く取るためには、このメラトニンがとても重要なのですが、人工的な光や不規則な生活でメラトニンが十分に分泌されない方が増えているようです。

 

なんとクルミを食べると、血中のメラトニンが3倍になるという報告があります。

 

良い睡眠が最近取れていないと感じる方、夜型になってしまうという方にも、クルミはおすすめの食品ですね。

 

まとめ

 

クルミは、手軽に食べることができるナッツです。

 

コンビニやドラッグストア、スーパーなどでクルミはたくさん販売されていますから、手軽に手に入れることができます。

 

そして、クルミは癖のない味ですから、比較的どんな料理にも合わせることができる食材です。

 

細かく砕いてサラダに加えてもよいですし、果物に混ぜたりヨーグルトに混ぜたりしても、本当においしく食べることができます。

 

おいしく食べて健康に、アンチエイジングに良い食材ですから、ぜひとも毎日の食事に取り入れていきたいですね。

 

ただし、バターや塩で味付けされていると食べ過ぎてしまう可能性がありますので、味付けされていないものを選ぶことをお勧めします。