マカダミアナッツはおいしいだけじゃない アンチエイジングの優れた効果
マカダミアナッツの効能
マカダミアナッツっておいしいですよね。
私はミックスナッツが好きで、いろんなナッツを食べるのですが、手に取ったナッツがマカダミアナッツの場合はちょっとうれしくなります。
マカダミアナッツっておいしいですが、入っている量が少ないのでつかんだときの喜びは倍増します。
私の場合はですが・・
ハワイ土産の定番ともなっているマカダミアナッツですが、実は美容やアンチエイジングにとても効果がある食材なんです。
ちなみに原産国はオーストラリアだそうで、アボリジニたちがごちそうとして食べていたそうです。
そんなマカダミアナッツの効果効能を見てみたいと思います。
オレイン酸
オレイン酸は、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールを増やさない働きがあります。
オレイン酸は、マカダミアナッツのほかにもオリーブオイルなどに含まれる脂肪酸です。
オレイン酸は一価不飽和脂肪酸なのですが、次のパルミトレイン酸も含め不飽和脂肪酸は、血行を促進し血液をサラサラにする、健康に良い油として有名です。
パルミトレイン酸
パルミトレイン酸は、動脈硬化や高血圧などを予防する効果があると言われています。
先ほどのオレイン酸と合わせて、動脈硬化などを防ぐということで、血液の流れをスムーズにし、栄養を身体全体に届けることができるようになります。
また、血流をスムーズにすることにより、末梢血管にも血液が届くようになるため、冷え性の改善にもつながると言われています。
これはアンチエイジングや美容には必須の効果ですね。
例えばアンチエイジングを心がけている場合は、スキンケアがとても大切だと思いますが、血流が悪い場合は、肌に充分な栄養が届かないうえに、除去すべき老廃物がなかなか除去されない、という状況になってしまいます。
そうなると、いくら外からスキンケアを行ったとしても、土台となる内側では老化が進んでしまうような状況になってしまいますから、スキンケアの効果が全くない、というような状況になることがあります。
マカダミアナッツで血流を整えることが、全身の血流を改善し、それがアンチエイジングや美容に効果的ということなのですね。
そして、血流が改善されれば体温がアップするために、免疫力のアップも同時に期待できることになります。
免疫力については、すべてがわかっているようではないのですが、体温がアップすることで免疫力がアップすることは間違いないと言われています。
理由は様々ありますが、血流がアップすれば身体の隅々にまで栄養が届いて、免疫システムも活発に働くためのエネルギーを効果的に受け取ることができます。
また、血流が良いことで白血球などの循環もよくなることから、身体の中に入ってきた異物に素早く届き対処することができます。
血流が良くなることには、様々なメリットがあるのですね。
またパルミトレイン酸は酸化しにくいため、保存も比較的長くできます。
そのため、マカダミアナッツオイルは、美容マッサージなどで使うキャリアオイルとしても人気です。
その理由は、保存性とマカダミアナッツオイルの肌への浸透性の高さにあります。
その肌への浸透力は、「消えてなくなる」と言われるほどで、バニシングオイルとも呼ばれるほどです。
ビタミンB群
マカダミアナッツには、ビタミンB群(B1,B2,B6など)が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、体内に取り込まれた糖質をエネルギーに変える働きがあります。
効率的にエネルギーに変えることができるため、粘膜や皮膚の健康をサポートできるようになったり、神経や筋肉の疲れを緩和してくれます。
また、糖質が唯一の栄養源になると言われる脳神経の働きにも関わる重要な栄養素でもあります。
逆にビタミンB1が不足していると、いくら糖質をたくさん摂取したところで、エネルギーに変えることができなくなります。
そのため、体内に乳酸などの疲労物質がたまり、疲れやすくなります。
私たちの脳や神経機能を正常に保つためにも十分なエネルギーが当然必要ですが、エネルギーが不足すると精神が不安定になり、イライラしたり集中力が失われたりといった症状があらわれます。
肝臓や腎臓の機能もエネルギーが不足すれば低下し、胃腸障害などの原因にもなります。
毎日なんとなく疲れやすい、寝ても疲れが取れない、というような状況の場合には、ビタミンB群の不足が考えられます。
さらにビタミンB2とB6は、一緒に摂ることでニキビやアトピー性皮膚炎の改善に効果があると言われています。
カリウム
カリウムはナトリウムとのバランスを整える作用があります。
そのため、塩分をたくさん摂りすぎて、ナトリウムがたくさんある場合は、余分なナトリウムを尿と一緒に排出してくれます。
ナトリウムが余分にありすぎると、水分のバランスが崩れることでむくみの原因になってしまったり、高血圧の原因になってしまいます。
カリウムを摂ることで、むくむが解消されたり、血圧が下がり、心臓や筋肉への負担を軽くすることができます。
また、最近の研究によると、脳卒中の予防や血圧の低下、骨密度を増やすということが報告されています。
食塩を日ごろ摂りすぎていると感じる方、むくみがひどいと感じる方は、マカダミアナッツを食べるとよいかもしれませんね。
マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムと並んで、骨の形成に必要不可欠なミネラルです。
しかし、日本人はマグネシウムが不足していると言われています。
不規則な生活や、アルコールの飲みすぎ、ストレスなどでマグネシウムが大量に消費されていると言われているからです。
そこで、マカダミアナッツを食べることで、マグネシウム不足を解消することが、美容には重要になっているのかもしれません。
ビタミンE
マカデミアナッツに含まれるビタミンEは抗酸化物質です。
そのため抗酸化作用により、身体の酸化を防いでくれる栄養素です。
抗酸化作用には様々なメリットがありますが、ビタミンEは油溶性のビタミン、つまり油に溶けるビタミンですので、脂質からできている細胞膜などの酸化を予防してくれると言われています。
酸化は老化を進める原因の一つですので、この抗酸化作用はありがたい効果ですね。
食物繊維
マカダミアナッツには、食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維はゼリー状になり栄養素の吸収をゆるやかにし、食後の血糖値の上昇を抑えます。
血糖値が急激に乱高下することは、アンチエイジングにとっては避けなければならないことです。
血糖値が急激に上がるということは、自動車が一気に加速するというようなものですので、身体によいはずがありません。
しかし、水溶性食物繊維が血糖値の吸収を抑制してくれるので、血糖値の上昇が緩やかになり、血糖スパイクになりにくくなります。
また、不溶性食物繊維は水分を吸収し、便の量を増やし排便を促します。
そのため、便秘の予防改善にも役にたつと言われています。
そして、どちらも腸内細菌のえさになり、腸内環境を整えることができます。
腸内環境を整えることは、美容やアンチエイジングの基本です。
また、研究報告によると、腸内環境が整っている人は、腸内環境が整っていない人に比べて痩せやすい、という結果が出ています。
腸内にはたくさんの細菌が住んでいて、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つのタイプに分けられます。
日和見菌は、善玉菌が多ければ善玉菌の味方、悪玉菌が多ければ悪玉菌の味方になります。
そして、この日和見菌が善玉菌の味方になるときに、痩せ菌と呼ばれる菌が活躍し始めるようです。
腸内に善玉菌がたくさんいることで、痩せ菌を味方につけることができれば、ダイエット効果も高くなるため、アンチエイジングや美容への効果も高くなりそうですね。
これを知った今となっては、マカダミアナッツで、腸内を整えないなんて選択肢があるでしょうか?
まとめ
マカダミアナッツは、アンチエイジング効果や美容効果のある優れた食材であることが理解できたのではないでしょうか?
マカダミアナッツは、チョコレートでコーティングされたものが有名ですが、それでは砂糖を摂りすぎる可能性があります。
ぜひマカダミアナッツを食べるときには、殻をむいただけのマカダミアナッツを食べましょう。
自然のおいしさでも、十分に楽しむことができるナッツです。