読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

健康に良いと言われる豆腐。アンチエイジングへの効果は?

豆腐について

豆腐のイラスト(3パック)

 

豆腐は健康食品として、世界中で人気のある食べ物です。

 

豆腐はいろんな食べ方ができますので、食べ飽きることもないのではないでしょうか?

 

麻婆豆腐、冷ややっこ、湯豆腐、豆腐ハンバーグなど、いくらでもレシピがあるような気がします。

 

麻婆豆腐のイラスト

 

 

その健康への効果は、本当にたくさんあるのですが、今回はアンチエイジングの観点から、豆腐についてみてみたいと思います。

 

豆腐の成分について

 

大豆イソフラボン

 

豆腐は大豆から作られていますので、大豆に豊富に含まれている大豆イソフラボンがたくさん含まれています。

 

大豆イソフラボンは、大豆の胚軸(芽になる部分)に多く含まれる成分で、フラボノイドの一つです。

 

そして、フラボノイドはポリフェノールの一種ですので、抗酸化作用を持つ成分です。

 

イソフラボンは、マメ科植物に含まれるフラボノイドで、美容などに効果が高いと言われるものです。

 

中でも大豆イソフラボンに関しては、その分子構造が女性ホルモンの「エストロゲン」に似ていることから、女性の美容やアンチエイジングに効果があるのではないかと期待されています。

 

エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれ、卵巣から分泌される、女性の体にはとても大事な成分です。

 

その働きは、

 

  • 生理・妊娠・出産といった体の仕組みをコントロールする
  • 女性らしい丸みのある体を作る
  • コラーゲンを増やし、肌の潤いを守る
  • 髪にツヤとハリをもたらす

 

など、女性にはとても重要なものです。

 

大豆イソフラボンには、

 

  1. ダイゼイン
  2. グリシテイン
  3. ゲニステイン

 

が含まれているのですが、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをしてくれるのが、1番のダイゼインです。

 

ダイゼインが腸内で「エクオール」という物質に変化し、このエクオールが女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをするのです。

 

ですから、豆腐のような大豆の食品を食べることで、更年期障害の抑制や、美肌効果が期待できるのです。

 

また、イソフラボンには、乳がん前立腺がん、胃がんなどの予防効果があるとされ、欧米人に比べて日本人に、これらの病気の発症が少ないのは、豆腐などを食べているからだという指摘があります。

 

タンパク質

 

豆腐に含まれるたんぱく質は、アンチエイジングや美容にとても良い効果を持っていると言われています。

 

それは、血液中のコレステロールを低下させ、血圧上昇を抑制すると言われているのです。

 

米国食品医薬品局は1999 年に、この効用の表示を認めました。

 

リノール酸

 

豆腐には脂質も含まれているのですが、その多くはリノール酸と言われる脂肪酸です。

 

リノール酸不飽和脂肪酸のため、常温でも液体で善玉コレステロールを減らす効果あると言われています。

 

そのため、血管系の病気である高血圧や動脈硬化脳梗塞心筋梗塞などを予防してくれます。

 

レシチン

 

レシチンは大豆にたくさん含まれる成分で、不飽和脂肪酸が構成要素になっています。

 

そのため、リノール酸と同じように、常温で液体の脂肪酸です。

 

レシチンの効果の一つは、強い入荷作用を持つため、血管に付着したコレステロールを溶かす作用があると言われています。

 

また、コレステロールが固まって血管に付着するのを防ぐ作用もあるといわれ、動脈硬化などを防ぎ、血流を浴してくれるものです。

 

そのためアンチエイジングのためには、とても大切な物質ですね。

 

そしてレシチンは脂肪代謝機能によって、肝臓の中の脂肪分を減らす働きをしますので、お酒が好きな方に多い脂肪肝の予防にも一役買ってくれます。

 

とはいえ、飲んだお酒を帳消しにしてくれるわけではもちろんないので、飲みすぎてよいというわけではありませんが。

 

レシチンは、さらに脳の活性化にも効果を発揮してくれます。

 

それはレシチン自体の効果と、レシチンとその構成成分の一つ「コリン」によるものです。

 

レシチン自体は、脳の神経細胞の重要な材料となるのですが、コリンは、レシチンが腸内で分解されてコリンとなったあと、脳に運ばれて「アセチルコリン」に変わります。

 

アセチルコリンは脳内での「情報伝達物質」ですので、記憶力や集中力を高めて、物忘れなどの脳の老化、ボケ予防などに効果があると言われています。

 

オリゴ糖

 

オリゴ糖は、豆腐を食べると感じる甘みを引き出す大豆の糖質です。

 

オリゴ糖は腸内のビフィズス菌の餌となるものです。

 

ビフィズス菌は腸内に生息しているのですが、腸内の悪玉菌(大 腸菌など老化や病気の誘因ともなる)の増殖を抑えてくれると言われています。

 

そのほかにも、腸の運動を活発にする、免疫力を向上させる、発がん物質を分解するなど、多くの有用な働きがあるといわれております。

 

ビフィズス菌によって、腸内環境は整えられるのですが、そのビフィズス菌を助けるという意味で、オリゴ糖は腸内環境にとても重要な成分です。

 

豆腐には食物繊維は多くは含まれていません。

 

 おからとして取り除かれる部分があるからです。

(とはいえ、食物繊維は木綿豆腐は1.1g、絹ごし豆腐は0.9g(100gあたり)含まれているので、少ないというわけではありませんが。)

 

 

しかし、オリゴ糖が含まれていることから、便通や腸内を整える食材としても、アンチエイジング、特にお肌のケアに重要な食材です。

 

さらに、おからを一緒に調理して食べると、食物繊維も摂ることができるため、とても良いということになりますね。

 

 

healthyounger.hatenablog.com

 

カルシウム

 

豆腐には、意外とたくさんカルシウムが含まれているのですよ。

 

そんなイメージはないかもしれませんが、木綿豆腐100g中に120mgのカルシウムが含まれています。

 

また、カルシウムは吸収されにくいと言われていますが、豆腐の良質なタンパク質のおかげで、かなり吸収率が高いと言われています。

 

まとめ

 

豆腐はとてもヘルシーなイメージがあると思いますが、実際ヘルシーでしたね。

 

豆腐はあっさりしている食材のため、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、食べ過ぎはどんな食材もよい物ではありません。

 

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豆腐も健康に良いからと言って、朝昼晩全部の食事で豆腐を食べるというのは、その量にもよりますが、食べ過ぎてしまう可能性があります。

 

他にも納豆や、味噌汁などの大豆製品を食べるという場合には、全体の量を考える必要があるでしょう。

 

豆腐は1日おおよそ1丁までを目安にするのがおすすめです。

 

そこから、納豆などの量も考えると、健康的に食べることができると思います。