読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

認知機能、そして脳のアンチエイジングをしたい。そのためには自然の中に身を置こう。

認知機能を保つために

woman wearing eyeglasses holding a book

 

認知機能とは、記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力のことです。

 

つまり、認知機能は通常の生活をする上でとても重要な機能ということになります。

 

創意工夫で問題を解決したり、目標を達成したり、計画を立てることも、マルチタスクをこなすのも、私たちの優れた認知機能があってこそです。

 

ですから、いくつになってもこの認知機能を健全に保っておく必要があります。

 

それにはやはりアンチエイジングを心がけるということが重要です。

 

アンチエイジングを意識しないで、間違った生活習慣で生活を送っていると、老化によって認知機能が阻害されることがあります。

 

特に脳の老化が、認知機能に影響を与えます。

 

ですから、脳のアンチエイジングを行うことがとても重要になりますね。

 

脳のアンチエイジングのために

woman in gray top

 

脳のアンチエイジングとは、このブログでもいくつも考えてきたことを行うことがとても効果的です。

 

  • 抗酸化物質を摂る
  • 運動をする
  • 睡眠をしっかりととる

 

他にもアンチエイジングにとって有益なものはたくさんあります。

 

そして、脳のアンチエイジングについて考えるときには、脳の機能についても同時に考える必要があります。

 

私たち人間は、周囲の情報を収集する能力がありますが、実はその能力に制限を設けています。

 

そうしないと、脳が大量の情報で圧倒されてしまう可能性があるからです。

 

私たち人間は、視野がとてつもなく広いわけでもなく、聴覚も他の動物と比べるとそれほど鋭敏ではありません。

 

私たちが聞こえない音を聞いている動物もいます。

 

そんな人類がこれほどまでに繁栄しているのは、自動的に情報に優先順位をつける能力が極めて優れているからだ、という研究者もいます。

 

優先順位をつけるというのは、実際にはどのように使われているのでしょうか?

 

脳が優先順位をつけるために抑制機能を使っているのだそうです。

 

抑制機能とは、情報を選別して不要なものを排除することです。

 

脳はつねに処理しきれないほど大量の情報を得ているのですが、抑制機能で瞬時に不要なものを判断して排除しています。

 

この優れた機能ですが、問題もあります。

 

抑制機能で取捨選択を行い続けていると、認知機能のためのエネルギーを使い果たしてしまうのだそうです。

 

現代社会の生活

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さて、今の私たちはどのような生活を送っているでしょうか?

 

情報は昔と比べて減っているでしょうか、増えているでしょうか?

 

誰もが私たちが得ている情報は、昔よりも確実に多くなっていると答えるでしょう。

 

インターネットやスマホが普及していることで、私たちが受け取る情報は爆発的に増えています。

 

それによって、毎日の生活や仕事の形が変わってきています。

 

いろんなことを一人が行わなければならない、マルチタスカ―とも言うべき状況に、誰もが置かれているでしょう。

 

time lapse photography of vehicle towards pedestrian lane

 

その場合は、一つの作業から次の作業へとせわしなく注意を向ける対象が変わっていくため、脳は大忙しで情報の選択を行っています。

 

その時には、脳の前頭前野などの部分では、脳の栄養であるブドウ糖が酸素と反応して、エネルギーを得ているのですが、たくさんの作業をせわしなく行っていると、このエネルギー源が消費されてなくなってしまうのです。

 

エネルギー源がなくなるのですから、当然認知機能や身体を若々しく保つためのエネルギーも足りなくなってしまいます。

 

この状態になると、脳は上手に機能しなくなるため、すぐにイライラしたり、身体の不調を感じるようになります。

 

自然に身を置く

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そこでお勧めされているのが、自然の中に身を置くことなんです。

 

自然の中に身を置くことで、脳は当然働き続けているのですが、機能するのはマルチタスクに必要となる部分ではないのです。

 

この機能する場所が違うということが、とても重要なポイントです。

 

自然の中にいることで、日常生活よりも選択肢が減ることになります。

 

選択肢が減れば高いエネルギーが必要ではなくなるため、脳は抑制機能のために使っている力を別のことに振り分けることができるのです。

 

そして、脳は自然の中にいることで、デフォルトモード・ネットワーク(DMN)という状態になると言われています。

 

デフォルトモード・ネットワーク(DMN)は、人がぼうっとしている時の脳の状態と言われています。

 

人は何も感がていないときには、脳も何も活動していないだろうと考えられていたのですが、実は脳はその場合でも、何かを計算しているような状態と、あまり変わらないほど活動していることが研究により明らかにされました。

 

その状態がデフォルトモード・ネットワーク(DMN)なのですが、これは脳の実行機能を休ませ、最高の力を発揮させるように脳を回復させる効果があるのだと考えられています。

 

自然の中にいると、そのデフォルトモード・ネットワーク(DMN)の状態になれるということなのです。

 

まとめ

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情報をたくさん得ることに必死になっている現代ですが、それは同時に脳のエネルギーを使い果たしてしまう可能性があります。

 

そうなると、脳の認知機能は低下してしまい、またアンチエイジングや美容に回すエネルギーもなくなってしまいます。

 

それどころか健康維持のために必要なエネルギーもなくなってしまう可能性もあるのです。

 

しかし、意識的に自然に触れることで、その状況を回避できるのであれば、今からでも自然に触れるようにしていきたいものですね。