読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

褐色脂肪細胞を活性化したい。そのためにはこの食材を!

褐色脂肪細胞について

man sitting down wearing green polo shirt

 

褐色脂肪細胞をご存知でしょうか?

 

多くの人に忌み嫌われている脂肪ですが、大きく分けると2つの種類があるようです。

 

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞です。

 

実は両方とも同じ働きをしているわけではなく、全く違う働きをしているそうです。

 

ちなみに、脂肪というのは私たちの身体を健康に保つためにとても大切なものです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

脂肪の効果についてはこちらをご覧ください。

 

脂肪が私たちの身体に悪影響を与えるのは、増えすぎた場合ですので、脂肪というだけで嫌うのは少しかわいそうな気がしますね。

 

そして、褐色脂肪細胞に関しては、むしろたくさんあったほうが良い脂肪細胞です。

 

白色脂肪細胞は、エネルギーを蓄える機能を持つ脂肪ですので、もしもたくさんありすぎると悪影響が出てきてしまう可能性があります。

 

動脈硬化心筋梗塞、脳血管疾患などの可能性が増えることがありますし、ガンになるリスクも高くなるという研究もあります。

 

しかし、褐色脂肪細胞はその脂肪を分解して熱に変えるという、いわば脂肪の燃焼組織とでもいうべき存在です。

 

ですから、褐色細胞はたくさんあると、かなりありがたい存在ですね。

 

温活と褐色脂肪細胞

 

最近では、基礎体温が低いと免疫力が下がるとか、太りやすくなるということで、基礎体温を上げる、いわゆる「温活」に取り組んでいる方が多いです。

 

最近の生活は、冷房が常に聞いていたり、冷蔵庫からいつでも冷たい飲み物や食べ物が食べられるという便利な環境であり、さらに運動不足になっている方が多いために、基礎体温が36℃以下の方もかなり多いようです。

 

以前であれば、温活など言う必要もなかったのかもしれませんが、便利な生活が不健康の原因になっている今は、温活に取り組む必要があるようです。

 

woman in white bathtub holding clear drinking glass

 

半身浴をしたり、靴下の重ね履きなど、いろんな温活に取り組まれているかもしれません。

 

その温活ですが、実際身体のどこで熱を生み出しているかは、よくわかっていないのが現状のようなのですが、おそらく肝臓や腎臓がメインになって熱を生み出しているのではないかと言われています。

 

しかし、熱を生み出していることがわかっているものが一つあります。

 

それは、先ほどから出てきている、褐色脂肪細胞が熱を生み出すことはわかっています。

 

ですから、この褐色脂肪細胞を上手に刺激することで、痩せやすい身体になったり、温活もできるということになります。

 

そのため褐色脂肪細胞を刺激することは、アンチエイジングや美容にはもってこいの方法ということになりますね。

 

褐色脂肪細胞がたくさんある場所

men's black hair

 

存在する位置は、主に首、肩、鎖骨や肩甲骨、腎臓周辺のあたりになります。

 

この褐色脂肪細胞は、新生児には多く存在してますが大人になるにつれて減少していきます。

 

新生児は、母親の体内から出てくるわけですが、母親の体温は通常は37℃程度あるはずですが、そこから出てくると、20℃ぐらいの世界になるわけです。

 

その急激な変化に対応するために褐色脂肪細胞がたくさんあるのだと言われています。

 

この褐色脂肪細胞は年齢とともに減っていき、40歳代になると新生児の20%程度しかなくなっていると言われています。

 

減ったら増やせるの?

 

褐色脂肪細胞がそんなに急激に減ったら困る、どうしたらいいんだと思いますよね。

 

脂肪を燃焼させるものがなくなってしまうのではないか、と不安になってしまうかもしれません。

 

ご安心ください。

 

褐色脂肪細胞は減ったとしても、ある程度は増やすことができますし、活発に活動させることで、熱の生産や脂肪の燃焼を効率的に行えるようにすることができますよ。

 

褐色脂肪細胞を増やしたい

 

では褐色脂肪細胞を増やすためには、何をすればよいのでしょうか?

 

褐色脂肪細胞は、新生児のところでも見ましたが、寒い環境で生命を維持するために活動するということです。

 

ですから寒冷刺激を与えることで、褐色脂肪細胞を刺激して、増やすことができると言われています。

woman taking a shower

 

ですから、褐色脂肪細胞がたくさんあると言われている、肩甲骨や首の周りなどに、お風呂で冷たいシャワーを当てることで褐色脂肪細胞を活性化させましょう!

 

ということが言われていますが、また、肩甲骨の間に保冷剤をしばらく当てるというようなことが言われることがあります。

 

残念ながら、これでは全く寒冷刺激が足りないのです。

 

寒冷刺激として研究で報告されているのは、20℃以下の環境に2時間以上放置されることで、ようやく褐色脂肪細胞が刺激されると言われています。

 

person wearing jacket and backpack

 

しかもそれを2か月程度続けなければならないということですので、これに取り組むのはほぼ不可能でしょうね。

 

温活と言っているぐらいですから、身体をわざわざ冷やすなんて意味ないですしね。

 

ですから、寒くするという方法はできなさそうです。

 

褐色脂肪細胞を刺激する食材

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では何で褐色脂肪細胞を活性化すればよいのでしょうか?

 

褐色脂肪細胞を刺激するためには、食材で刺激するのが一番簡単です。

 

いくつか研究で褐色脂肪細胞を刺激する食材が報告されているのですが、その中でもお勧めしたいのがリンゴです。

 

なぜなら、リンゴには本当にたくさんの健康に良い成分が含まれていますし、それほど高価な食材でもないことからお勧めしたいと思っています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

リンゴに含まれるクロロゲン酸という成分が、褐色脂肪細胞を刺激するといわれています。

 

そして、もう一つ「ウルソル酸」も褐色脂肪細胞を刺激すると言われています。

 

ある研究では、リンゴの皮に含まれる天然成分である「ウルソル酸」により、有益な筋肉や褐色脂肪細胞を増やし、肥満を予防できるかもしれないという報告をしています。


また、リンゴの果皮に含まれるウルソル酸は、天然の筋肉増強剤として作用する可能性があるという報告もあります。

 

マウスを使った実験では、ウルソル酸を摂取することで、マウスの筋肉量が15%増え、体脂肪を低減することが示されています。

 

さらに、血糖値やコレステロール値、中性脂肪値を低減する健康効果もウルソル酸には期待できるということです。

 

リンゴの食べ方

sliced banana on white ceramic plate

 

リンゴにはウルソル酸、クロロゲン酸などのほかにも、ポリフェノールなどがたくさん含まれているのですが、その多くは皮の部分にあります。

 

ですから、リンゴを食べるときには、ぜひ皮ごと食べていただきたいです。

 

リンゴの皮をむくと、せっかくの成分を捨ててしまうことになってしまうので、本当にもったいないです。

 

まとめ

 

リンゴのウルソル酸ってすごい効果がありますね。

 

ただ、重要なのはリンゴだけを食べていれば、過食脂肪細胞が刺激されるために、何もしなくてもよいというわけではありません。

 

よく言われることですが、この食材一つだけを食べていれば、大丈夫という食材は存在しません。

 

バランスよく食事をして、運動、睡眠なども同時に改善していくことで、さらなる健康効果が高まるわけです。

 

例えば、リンゴを食べて褐色脂肪細胞を刺激した後で、有酸素運動を行うことで、消費カロリーをさらに上げることができたり、その運動のおかげで良質な睡眠が取れたり。

 

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その結果、日ごろの生活のパフォーマンスが向上する、というような素晴らしいサイクルで日々を過ごすことができる、というような状態を目指すことが、アンチエイジングだと私は思います。