アンチエイジングのために間食にアーモンドを
アーモンド
アーモンドは、気軽に食べることができ、健康にもよいので、多くの方が間食に食べるようになっていますね。
確かにアーモンドには、健康に良い効果がたくさんあります。
ここでアーモンドの効果を確認したいと思います。
抗酸化作用
まず、アーモンドにはたくさんの抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンEが含まれています。
ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、身体が酸化することを防いでくれます。
酸化することでアンチエイジングは進んでいくと言われているため、その酸化を防ぐことができるポリフェノールをたくさん含んでいるアーモンドは、アンチエイジングには必要不可欠と言える食材ですね。
また、アーモンドには、糖化を抑える作用もあると報告されています。
この糖化は、近年注目度が高まっていて、タンパク質と糖が結びつくことで生成されるAGE(終末糖化産物)が問題だと言われています。
糖化はいわば身体が焦げることです。
血管の中でAGEが増大してしまうと、シミやシワの元となって老化を促進するほか、さまざまな病気を引き起こす原因となることが報告されています。
しかし、アーモンドに含まれる食物繊維には、糖化を改善しAGEの増大を防ぐ効果が期待できます。
ダイエット効果
アーモンドには、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。
食物繊維をたくさん食べることによって、糖質がスムーズに体内に吸収されるのを防いでくれるのです。
この効果によって、腹持ちが良くなるといわれ、お菓子などを食べ過ぎることがなくなるようになります。
また、食事の前にアーモンドを少し食べることで、食物繊維を食前に食べることになりますので、食後の血糖値の急激な上昇である血糖スパイクを防止することも可能です。
血糖スパイクが起こると、身体は急激な反応をして、インスリンを分泌して血糖値を下げようとします。
下げた血糖はどこに行くのかというと、脂肪に蓄えられるのです。
血糖スパイクは、ダイレクトに肥満になってしまうことになりますが、アーモンドを食前に食べることでそれを防いでくれます。
もちろん、アーモンドを食べたことを免罪符にして、好きなものをたくさん食べれば、肥満になりますので、そこは注意が必要です。
また、食物繊維が含まれていることから、腸内環境を整える効果も期待できます。
食物繊維は腸に届くと水分を含んで、膨張することで便の量を増やします。
その結果、便通が整い腸内環境と整えます。
また、食物繊維が腸内の善玉菌の餌になることでも腸内環境を整えてくれますので、相乗効果で腸内環境が整うことになります。
腸内の善玉菌に関してはこちらを参考にしてみてください。
美肌効果
アーモンドには美肌効果があると言われています。
まず、シミを防止する効果があります。
シミを防止するには、作られてしまったメラニン色素を肌に定着させないということが大切です。
そのために必要な栄養素は、ビタミンEとビタミンB2です。
紫外線を大量に浴びた肌には活性酸素が生じます。
活性酸素はメラノサイトを刺激し、シミの元になるメラニンの生成を促します。
強力な抗酸化力を持つビタミンEは、活性酸素の働きを抑制し、肌へのダメージを軽減します。
また、ビタミンB2は肌を健康に保ちターンオーバーを正しく機能させる効果があります。
ターンオーバーを正常化することで皮膚の代謝を上げ、できてしまったシミを素早く追い出します。
また、アーモンドに含まれるポリフェノールも抗酸化作用があるため、シミの防止に効果的です。
シミ防止には、アーモンドの成分は最強の布陣という感じですね。
またニキビ予防にもアーモンドは効果があります。
ニキビができるきっかけの一つは皮脂の過剰分泌であるため、ニキビの予防には脂質をコントロールできるかが重要になります。
そこで活躍するのがやはり先ほどのビタミンB2です。
不足すると脂質が過剰分泌され、ニキビのもととなります。
また、ビタミンB2は肌を健康に保ちターンオーバーを正しく機能させる働きも持つため、皮膚の代謝をあげることで、ニキビの発生を防止することができます。
美肌効果はこちらも参考になります。
むくみの防止
むくみは体内の水分のバランスが崩れて起こるのですが、原因はさまざまあり、その一つが塩分の過剰摂取です。
体内の過剰な塩分を外に出す必要があるのですが、その際に必要になるのがカリウムです。
カリウムは、野菜や果物に含まれいてるのですが、アーモンドにも豊富に含まれています。
ですから、アーモンドを継続的に食べていると、むくみ防止にもつながるのです。
生活習慣病の予防
アーモンドは、血糖値の改善に役立つとされるマグネシウムや、血中の善玉・悪玉コレステロール値のバランスを整える効果が期待できるオレイン酸を豊富に含んでいます。
したがって、生活習慣病の改善にも一役買ってくれます。
血糖値を改善してくれることで、糖尿病の予防が期待できます。
アーモンドに含まれているオレイン酸には、この善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす効果があるといわれています。
この血中のコレステロールバランスを整えてくれる効果によって、動脈硬化などを防いでくれます。
動脈硬化を防ぐということは、血管が固くならないということですから、血流がスムーズになります。
血流はアンチエイジングにとって、最も重要なものですが、アーモンドは血流にとっても、重要な役割を果たしてくれるのですね。
貧血防止
アーモンドには、鉄分が豊富に含まれています。
鉄分は血液中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」の構成成分であるため、鉄分が不足すると貧血を起こしやすくなります。
加えてアーモンドには亜鉛も含まれています。
亜鉛不足も貧血を引き起こすことがあるのですが、両方を含んだアーモンドを摂ることで、貧血を防止することができます。
亜鉛の健康への効果は他にもたくさんあります。
上手な食べ方
そのまま食べるのももちろんお勧めですが、これだけ栄養価の高いアーモンドですから、できる限り効率的に食べていきたいですよね。
そこで、少し食べ方を考えてみたいと思います。
アーモンドに含まれているビタミンEは油溶性のビタミンです。
したがって、ビタミンEを効果的に体内に吸収するためには、油と一緒に食べるのがお勧めです。
例えばサラダに細かくしたアーモンドを振りかけて、ドレッシングをかけて食べる、炒める料理のアクセントに少し、アーモンドを砕いて加えるなど。
アーモンドは癖のある味ではありませんので、いろんな料理に使うことが可能です。
また、ビタミンEは抗酸化作用が強いビタミンですが、役目を果たすとその作用は薄れてしまいます。
しかし、ビタミンCと一緒に摂ることで、使い果たしたビタミンEの抗酸化作用を復活させることが可能です。
また、ビタミンC自体も抗酸化力の強いビタミンであるため、体の酸化を防いでくれます。
ビタミンCと一緒に食べるということは、果物などと一緒に食べるということですね。
アーモンドを食べながら、果物を食べることで、ビタミンEの抗酸化作用は復活させることができ、さらに果物とアーモンドに含まれているビタミンCや、ポリフェノールも抗酸化作用を持つため、アンチエイジングにはとても良い組み合わせですね。
まとめ
アーモンドには、数多くのアンチエイジング効果が期待できますね。
ぜひ毎日の生活に加えていきたいものです。
私にとってのアーモンドの欠点は、おいしいのでついつい食べ過ぎてしまうことです。
アーモンドはカロリーがかなり高い食品です。
健康に良いので、たくさん食べたいところですが、やはり食べ過ぎると太ってしまうことがあります。
あまり神経質になる必要はないのですが、1日25粒程度が適量と言われているので、そのあたりでやめておくのが無難なのかもしれません。