モデルのようなアンチエイジングは誰にでも可能?
遺伝子の違い?
年齢を重ねると、体型の崩れに愕然としてしまうことがあるかもしれません。
白髪が増える、薄毛、ジーンズのウエストからはみ出した脂肪など、、
「それは、あなたのせいではなく、遺伝子に組み込まれているのだから仕方がないよ」
そんな風に慰めたり、慰められたりしたことがあるかもしれません。
また、自分自身に言い聞かせているかもしれませんね。
自分の身体のための一生有効な保証書のようなものは全くありませんので、そう思うのも仕方がないのかもしれません。
その保証書は遺伝子に書かれているからどうしようもない。
そして、遺伝子によって支配されているのだから、あきらめるしかない。
本当にそうなのでしょうか?
遺伝子は変わる?
人間の身体は素晴らしく、誰が設計したのかと思うところもあります。
意識しなくても心臓は動いてくれるし、傷もいつの間にか治るなど、素晴らしい能力があります。
その機能の中には、私たち人類の何百万年の進化の結果として、年齢とともに太ったり、しわを増やしたりするものがあるようです。
それが遺伝子に刻まれているから、老化は仕方がないというのが一般的な考えでしょう。
しかし、ご先祖様から受け継いだ加齢による変化というものは、今の時代には必要なくなっているものが多いと感じませんか?
例えば、脂肪を蓄えるのは、食料がいつでも手に入るわけではない昔には、必須の能力だったはずですが、今ではこれに悩まされる方が本当に多いです。
転じて、モデルの方たちを考えてみるとどうでしょう?
スタイルや体型の違いから、それは遺伝子に原因があるのだと考え、DNAの違いに嘆いてしまうことがあるかもしれません。
特に海外モデルのスタイルは、年齢を重ねても美しいですよね。
アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・ロペス、ジュリアン・ムーア・・・
(古いと思われるかもしれませんが、加齢ということを考えると、若い方は例にできまん。)
これら美しい女性たちは、遺伝子的な宝くじに当選したのだろうと考えてしまいます。
何の努力もしないで、美しい女性たちはそのスタイルを維持しているのだからと考えると、その気持ちもわかります。(ただ、彼女たちは見えないところで、相当の努力をしていますが。)
しかし、最近の研究では、遺伝コード(すべての生物に組み込まれている遺伝の生化学的基盤であるDNA配列)によって決まるのは、ごく一部でしかないことがわかってきています。
優秀な遺伝子を親から受け継がなかったからと言って、全くあきらめる必要はなく、若さを保って、老化スピードを緩める方法はあるということです。
遺伝子をコントロールして老化を阻止
そして遺伝子をめぐる様々な研究の中で、遺伝子をコントロールする方法は見つかっています。
例を挙げると、老化の代表のような脂肪と皺を増やす遺伝子のほとんどは、食事や運動などの生活習慣を見直すことで、その発現をある程度コントロールできるそうです。
平たく言えば、良い遺伝子のスイッチを入れて、悪い遺伝子のスイッチを切ることが、食事や運動でできるということです。
研究によっては、老化と病気の約90%は遺伝子のせいではなく、生活習慣とそれによって作られた環境によるものが原因と断言しているものもあります。
アンチエイジングのために、食生活や運動を見直すことで、脂肪を減らし、しわを減らすことができるのですから、誰でもモデルのような体に、何歳からでもなれるということです。
それが最新の遺伝子研究で分かってきているのです。
遺伝子が原因で老化が止まらない、と考えている場合、どんな生活を送っていますか?
ファーストフードばかり食べ、添加物をたらふく体内に取り入れ、運動をしないというような生活ではないでしょうか?
そういう生活では、良い遺伝子のスイッチが入らないばかりでなく、悪い遺伝子のスイッチを入れてしまうことにもつながってしまうのですよ。
良い遺伝子のスイッチを入れて、悪い遺伝子のスイッチを切る
体型を若いころのようにスリムにしたい、老化を止めていつまでも若々しくいたい、という希望を叶えるためには、日ごろの生活を見直して、良い遺伝子のスイッチをONにして、そうでない遺伝子をOFFにする必要があります。
そのためには、運動習慣をつける、食事を見直すという、基本的なことが重要になります。
私は遺伝子が良くないから、いくら運動しても痩せないという場合は、健康的な体型を維持している人と比べて、かなり不健康な生活を送っているものです。
食事を減らして、スナック菓子やジャンクフードを食べていたり、日々の生活でこまめに身体を動かすということも行っていないなど、とても健康的とは言えない生活を送っていませんか?
その結果、あまりよくない遺伝子が発現してしまい、痩せにくい体質になっているのですね。
ですから、まずはできる範囲で健康に良い生活に変えていく必要があることになります。
果物
そこで、まず始めるとよいのが果物をたくさん食べるようにすることです。
日々の生活を野菜中心の生活に変えることが 重要ですが、いきなり野菜中心の生活というのも難しいものです。
特に、お菓子やジャンクフードを食べることが多い場合、野菜中心の生活ってちょっと抵抗がある、というかハードルがかなり高いように感じるものです。
そこで、果物を摂るようにすることで、身体によい成分をたくさん摂ることができるようになります。
お菓子やジャンクフードを果物に変えることで、身体を酸化させたり、糖化させたりしていた食べ物を摂ることがなくなります。
そして、果物には抗酸化作用のあるポリフェノールがたくさん含まれていますし、糖化を防ぐ成分が含まれているものもあります。
また、果物には食物繊維が豊富に含まれていることから、腸内環境を整える効果もあります。
腸内環境が整っていると、痩せやすい体質になるという研究報告もありますので、一石二鳥ではないでしょうか?
健康的な遺伝子のスイッチをONにするためには、果物を摂ることから始めると、スムーズに取り組んでいくことができるのではないでしょうか?
それにより、健康に良い遺伝子が発現することになり、体型をスリムにしたり、健康寿命を延ばすという結果につながるなど、望んでいる結果が得られる可能性が本当に高くなります。
健康寿命
健康寿命とは、はつらつとして元気で、病気とは無縁、ホルモンのバランスが取れている状態で、いくつになっても自分の趣味を楽しめたり、仕事にまい進できたりする期間のこと。
健康寿命が長くなければ、アンチエイジングを行っても意味がないわけですが、アンチエイジングを行うことが、健康寿命を延ばすことにもつながるため、まさに一石二鳥ですよね。
先ほどのようなアンチエイジングに効果がある生活を送ることで、自分の遺伝子をコントロールして、モデルのように若々しい身体を維持しつつ、健康寿命を延ばしていこうではありませんか。
もうお分かりだと思いますが、モデルのようなアンチエイジングは、誰にでもできるということが、最近の遺伝子研究で分かってきているのですから。
結論
アンチエイジングを行うことで、遺伝子のスイッチのオン、オフができ、誰にでもモデルのような体型になることは可能です。
そのためには、やはり毎日の生活習慣を見直す必要があります。
しかし、一気に生活を切り替えるのは難しいですし、ストレスもかかってしまう可能性がありますので、まずは小さな変化から起こしてみませんか?