読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

コーヒーは健康に良い? アンチエイジング、美容にどんな効果がある?

健康に良い飲み物について

 

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アンチエイジングや美容を心がけている場合、飲み物についても当然注意が必要ですよね。

 

それでは、健康によい飲み物、健康に悪い飲み物とは何なのでしょうか?

 

まず甘いジュースなどは、健康にはよくありません。

 

こちらで紹介しています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

冷たい物は味覚がどうも鈍感になるようなので、冷たいジュースには想像以上に大量の砂糖が入っているようです。

 

冷たいだけの水のように感じる飲み物が売れるとは考えられないので、やはりお客様に受けるような味にしようとすると、砂糖も大量に必要になるのでしょう。

 

コーヒーは紅茶、緑茶など


ところで、コーヒーや紅茶、緑茶などを1日に何杯も飲む人は多いでしょう。

 

これらの飲み物は、健康にどのような影響を与えるのでしょうか?

 

健康に良いのでしょうか、悪いのでしょうか?気になるところですよね。

 

しかしながら、これらの飲み物が健康にどの程度の影響を及ぼすのか、それを調べるのは簡単ではありません。

 

研究を進めている研究者も多いようですが、やはりその検証方法が難しいので、信用できるデータがあるのかどうか、疑問もあります。

 

なぜなら、ほかの生活習慣との兼ね合いも考えなくてはならず、それだけの効果、つまり飲み物だけの効果を取り出して調べることは難しいからです。

 

毎日、コーヒーだけを飲んで生活している人や水だけを飲んで生活している人などいないので、単純な比較はできないですよね。


たとえ緑茶をよく飲むようになってから体調がよくなったとしても、その人が持つ生活習慣の別の要素が影響している可能性もあります。

 

例えば今まで、暴飲暴食をしていて、健康診断で注意されたため、生活を改めるために緑茶を飲んで、運動をして、規則正しい睡眠をとった場合などがそうですね。

 

健康になったからと言って、何が健康に影響しているのかがわからないです。

 

この例を考えても、どこまでが緑茶の力なのか、科学的には見極めにくいのはお分かりいただけるかと思います。

 

そういう背景をふまえたうえで、ふわっとした感じで考えていただく必要があるものだいかもしれません。

 

そのような状況を踏まえたうえで、コーヒー、紅茶、緑茶の3種類のうち、最も健康によいと思われるものはどれなのかという問題です。

 

コーヒーは死亡率を下げる! やせる!

white ceramic mug and saucer with coffee beans on brown textile


コーヒーはカフェインを含むため、飲み過ぎると胃を痛めるなど、健康に悪影響を与えるイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

 

特にブラックを飲むと、胃に悪いと考えている方も多いでしょうね。

 

しかし近年、研究の進展により、コーヒーの健康効果についてさまざまなことがわかってきました。


アメリカ国立がん研究所(NCI)の疫学チームは、1995~96年にコーヒーの常飲習慣を含めてアンケートを取った1万人を対象に、2008年まで長期の追跡調査をしました。

 

これだけの人数を、これだけの長期間研究したデータですから、かなり信用できそうですよね。


研究チームは、年齢、BMI、人種、教育レベル、飲酒、喫煙量、禁煙時期、健康状態、糖尿病の有無、婚姻状態、運動量、エネルギー摂取量、果物や野菜・赤身肉・白身肉・飽和脂肪の摂取量、ビタミン・サプリメント使用などの要素を考えに入れたうえで補正し、より真実に近いコーヒーの健康への効果を明らかにしたのです。


それが2012年、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』誌に発表されました。

 

それによると、コーヒ 日2杯以上飲む習慣のある男性は、ほとんど飲まない男性に比べ、死亡のリスクが10%も少なくなっていました

 

女性の場合には、15%も 少なくなっていました


男女ともに驚くべき数字が出ています。

 

コーヒーを飲むだけで、これだけ死亡率が低下するのであれば、どんどん飲むべきでしょう。


さらにこの調査では、通常のカフェイン入りコーヒーとカフェインの入っていないコーヒ ーを飲む割合についても調べており、両者で死亡率は変わりませんでした。

 

つまり、 コーヒーに含まれるカフェインは死亡率とは関係しないということです。

 

コーヒーに含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質が、死亡率を下げているもの
と推定されます。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

コーヒーのカフェインが気になるという方は、デカフェを飲めばよいということになります。


ポリフェノールは、コーヒー1杯あたり300mg近く入っており、この変化に赤ワインと同等です。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

コーヒーは非常にポリフェノールが豊富で、抗酸化力の強い飲み物といっていいでしょう。

 

そして、コーヒーの常飲はガンの死亡率に対しては効果を示しませんが、心疾患や呼吸器疾患、脳卒中による死亡率を明らかに低下させていました。

 

コーヒーを1日2杯以上飲む習慣のある男性は、ほとんど飲まない男性よりも心疾患の死亡リスクが13%、女性では15~28%も少なくなっていました

 

この数字もおどろくべき結果です。

 

さらに、外傷や事故による死亡については、効果がより顕著でした。

 

コーヒーを1日6杯以上飲む習慣のある男性は、ほとんど飲まない男性よりも死亡リスクが28%女性では43%も少なくなっていました

 

これは、眠気が覚めて交通事故が減ることなどが要因として考えられます。

 

コーヒーが眠気を覚ます効果については、カフェインが関係しています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

眠気を覚ます詳細が知りたい場合は、こちらを参考にしてみてください。

 

そして、糖尿病による死亡についても、コーヒーの抑制効果は顕著です。

 

コーヒーを1日6 杯以上飲む習慣のある男性は、ほとんど飲まない男性よりも死亡リスクが40%、女性では43%少なくなっていました

 

また、コーヒーの成分の1つにマンノオリゴ糖(MOS)があります。

 

ニューヨークの肥満栄養研究センターのチームは、 過体重(BM25以上30未満) の60人を2グループに分け、それぞれのグ プにMOSプラセボ(偽薬)を12週間内服してもらいました。


その結果、男性では、プラセボを飲んだグループが2,3kg迎減量したのに対し、MOSを飲んだグループでは6.0kgも減量しました。

 

また、後者は皮下脂肪も内臓脂肪も減っていることが確認されました。

 

つまり、コーヒーには減量効果もあるのです。

 

どうやらコーヒーには、さまざまな健康効果があるようです。

 

ただし、コーヒーを飲む際には、砂糖やクリームを加えないブラックにすべきです。

 

胃が弱くてブラックが苦手な人は、トランス 脂肪酸を含む可能性があるクリームより、普通の牛乳を入れるといいでしょう。

 

トランス脂肪酸の危険性は、研究で明らかになっています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

コーヒーの健康への好影響が、トランス脂肪酸の悪影響を受けてしまうのはもったいないですから、コーヒーフレッシュのようなものは使わないようにするのが無難です。

 

まとめ

 

コーヒーの効果は、近年の研究で明らかになってきています。

 

私は、一日に何杯もコーヒーを飲むほどのコーヒー党ですが、ほぼすべてブラックで飲んでいます。

 

それは、単にブラックが好きというだけで、健康のためというわけではありません。

 

ただ、アンチエイジングや美容、健康のために飲むということを考えると、ブラックが一番良いようです。

 

ブラックが飲めないという場合は牛乳や豆乳だけを入れるというのが良いのではないでしょうか?

 

どうしても甘くしたいという場合は、はちみつやメープルシロップが良いかもしれません。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

白い砂糖はできるだけ避けたほうが良いでしょう。