ブルーベリーの優れたアンチエイジング効果とは?
ブルーベリーの効果について
ブルーベリーは身体によいということは、かなり広く知られています。
ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーなど、ベリーが付く果物は健康に良いと言われているので、私はたくさん食べるようにしています。
特にブルーベリーは、健康に良い成分がたくさん含まれているのと、おいしいのでよく食べています。
スーパーなどでは生のブルーベリーが、プラスティックの容器に一杯入って売っていますし、コンビニなどでは冷凍のブルーベリーを買うことができます。
ブルーベリーは、紫の色が濃いため、味も濃いのかと思っていたら、意外とあっさりだったというのが最初の感想です。
ブルーベリーはジャムにもなっているので、最近は身近な果物になっているのではないでしょうか?
そのブルーベリーの何が良いのかを、今回は見てみたいと思います。
ブルーベリーの成分
アントシアニン
ブルーベリーにはアントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンの色というのは、特に決まっていないようで、例えば梅干しを赤くする赤色は、赤しそに含まれるアントシアニンの色です。
ブルーベリーは濃い紫色になっていますね。
このアントシアニンは、抗酸化作用が強いため、アンチエイジングや美容の強い味方になります。
抗酸化作用によって、身体の酸化を防いでくれるからです。
抗酸化作用は、身体全体に良い影響を与えます。
血液内では、コレステロールが酸化することにより過酸化脂質になり、それが血管壁にくっついてしまうと、動脈硬化が進行してしまいます。
それがさらに悪くなってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまう可能性があります。
アントシアニンは、抗酸化作用によって、コレステロールの酸化を防いでくれるため、このような病気を予防する効果があります。
皮膚も酸化すれば、しわやくすみなどが起きしていますが、アントシアニンなどの抗酸化物質があれば、酸化を防いでくれるため、肌を若々しく保つことができるようになります。
実は皮膚は紫外線を浴びることで、活性酸素が発生するため老化が進んでしまう可能性があるのですが、ブルーベリーのポリフェノールで、その活性酸素を打ち消すことができるため、その意味でも皮膚の酸化を防ぐことができます。
アントシアニンが目に良い?
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目の健康にもよいと言われています。
それは目の中のロドプシンという成分の再合成を助ける役割が、アントシアニンにはあると言われているからなんです。
ロドプシンは片方の目に1億個以上あるといわれています。
そのロドプシンが、光によって分解されることで脳に視覚信号を伝えるために、人間は「見える」という感覚を得ることができます。
分解されたロドプシンはどうなるのでしょうか?
ロドプシンは分解された後に、短時間で再び合成され、目を使う限り、分解と再合成を繰り返します。
しかし、目を酷使したり、加齢によって再合成する力が衰えたりすると、ロドプシンの分解に再合成が追いつかなくなり、目の疲れや視力の低下を招きます。
そのロドプシンの再合成を助けるのが、このアントシアニンと言われているのです。
ただし、この結果を裏付ける十分な研究データがないので、研究段階であるということはお伝えしておきます。
アントシアニンの抗酸化作用に関しては、疑いのないものですので、抗酸化作用だけでも目の健康には十分期待できるものであり、マイナスの要素はないというのは言えるのではないでしょうか?
アントシアニンは脳にも効果がある?
アントシアニンはポリフェノールの中でも、フラボノイド系に属しています。
フラボノイドは、フラボノイドは、脳をフリーラジカルによる被害から守る効果があると言われています。
動物実験では、ブルーベリーの抽出物を与えられた動物は運動能力の低下が少なく、記憶力テストでの結果も優れているという結果が出ています。
動物実験だけでなく、ブルーベリーを食べている高齢の方は、記憶力が良く認知機能もよいという研究結果もあります。
エラグ酸
ブルーベリーには、エラグ酸が含まているのですが、このエラグ酸にはたくさんのアンチエイジング効果があります。
まずは美肌効果です。
お肌にシミができてしまうと、美肌どころではありませんが、その原因は紫外線を過剰に受けたり、ホルモンのバランスが崩れてメラニンが肌の下に生成されます。
このメラニンは肌の新陳代謝、ターンオーバーによって肌の外に排出されますが、そのターンオーバーもホルモンバランスの崩れ、紫外線、加齢などで衰えていると、メラニンを押し出すことができません。
そして、お肌でメラニンが生成されるカギを握っているのが、酸化酵素チロシナーゼという物質です。
このチロシナーゼが活性化し、メラニンが作られるのですが、「エラグ酸」には、チロシナーゼの活性を阻害する働きがあるため、メラニンの生成を抑えることができるのです。
またエラグ酸には、抗酸化作用があるため、アントシアニンと同じように、血管内のコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化などを予防することができます。
また、糖尿病を予防する効果も、エラグ酸にはあります。
糖尿病とは何らかの影響で血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなり、吸収された糖が減少せずに血糖値が上昇してしまうことです。
糖尿病になる原因はいくつかあるのですが、原因の一つとして、インスリンの分泌を阻害するレジスチンというホルモンがあります。
エラグ酸はこのレジスチンの分泌を抑えるため、糖尿病にも効果が期待できると言われています。
食物繊維
ブルーベリーには、食物繊維が含まれているため、腸内環境を整える作用も期待できます。
腸内環境が乱れてしまうと、免疫系にも影響が出てしまうことがあります。
そのため、アンチエイジングや美容には腸内環境を整えることが重要になります。
食物繊維が大腸にまで届くと便の量を増やすため、便通を整えてくれます。
その結果、身体の老廃物を素早く排出することができるため、アンチエイジングや美容にはとても良い効果です。
また、食物繊維は糖質の吸収を抑えてくれます。
食べた糖質は、最終的にはすべて体内に吸収されるわけですが、重要なのは吸収されるスピードです。
糖質が一気に吸収されると、血糖スパイクという現象が起こり、血糖値が一気に跳ね上がります。
そうなると、身体は驚き血糖値を下げるインシュリンを大量に分泌して、血糖値を下げるのですが、下げた血糖値は無くなるわけがありません。
それらはすべて脂肪として蓄えられてしまいます。
脂肪がつきすぎると、アンチエイジングには悪影響ですので、この血糖スパイクはできる限り避けなければならないのですが、食物繊維が胃や腸内にあることで糖質の吸収をゆっくりにしてくれるのです。
この効果は、ブルーベリーの食物繊維だけでは、足りないかもしれませんが、他の野菜や果物を合わせれば、十分な食物繊維を体内に取り入れることができるので、効果があると言われています。
そして、食物繊維は腸内で善玉菌の餌になることから、腸内の善玉菌を増やしてくれる効果があります。
その結果、腸内環境が整うことから、様々な健康への良い効果をもたらしてくれるものです。
まとめ
ブルーベリーには、素晴らしい効果を持った成分がたくさん含まれていますね。
見た目は本当に小さい、紫色の丸い果物ですが、その実力はヘビー級ですね。
ブルーベリーは、生のものフリーズドライのように加工されているものがありますが、やはり自然のままの、生のブルーベリーを食べるのが一番効果が高いようです。
しかし、生のブルーベリーを食べることができない場合もありますので、サプリメントなどを上手に使って、ブルーベリーの効果を体内に取り入れるのも重要です。